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「ジュンの部屋」
ジ(はぁ・・・絶対足りないよな)
会社が休みのジュンは自分の生活費の残高を見て絶望していた。

ジ(真紅は市販の高級チョコ、水銀燈はチロルチョコだけどお返しは50倍って言ってたな・・・)
そう、今日はホワイトデー。
幼い頃から仲良しの八人の女性からチョコレートをもらったけどお返しに困っていた。(羨ましい)

ジ(翠星石は手作りチョコ(かなり凝ってる)、蒼星石も手作り(指が傷だらけだった)だったな
  金糸雀は・・・渡す直前にこけてチョコがボロボロだったけど手作りだったっけ・・・
  雛苺のうにゅー入りチョコはやばかったな)
うにゅー入りは喉に詰まらせ意識を失ったジュン。

ジ(薔薇水晶は・・・食べた後数時間記憶がなかったな。雪華綺晶のは・・・手作り(高級そう)だったよな)
薔薇水晶のはなんか変な味したよな・・・。雪華綺晶のは上手だったし材料も高いの使ったのかな?凄く美味しかったな。
沢山貰うと嬉しいが、その分お返しに困る。
彼は今月の給料をパソコンのパーツにつぎ込んでしまった。
残り少ない資金で何を渡せばいいか思考するジュン。


ケース1
お返しに安いキャンディー
結果→数人に酷い目にあわされる。数人に泣かれる。
ジ(だ、だめだ・・・肉体的にも精神的にも)

ケース2
お返しなし
結果→アボーン
ジ(・・・殺される)

ケース3
誰かにお金を借りて返す
結果→ホワイトデーは乗り切るけどその後給料日まで金欠
ジ(毎日昼飯抜きか・・・)

ジ「ローン用とかの貯金使うわけにもいかないもんな・・・よし、二~三日行方を眩まそう」
この時つい思ったことを口走ってしまった。言わなければ良かったのに。


ガシャーン!ヒュ!

何かが窓を突き破った、盛大にガラスを割って。それはジュンの目の前を通過し壁に突き刺さる。
ジ「うわああ!な、なんだよ!?こ、これは・・・矢文?」
恐る恐るそれを手紙をとる。封を開き読む。
ジ「えーっと、なにない・・・・・・『逃げるな』」

ジュンと真紅は幼馴染。ゆえに家は近い。ジュンの部屋と真紅の部屋は真正面。
恐る恐る窓を、窓の外の真紅の部屋を見る。

ガシッ、シャー!
強くカーテンを握り、思い切り閉める。
いた。いました。真紅の部屋に全員。物凄い形相でジュンの部屋を睨んでました。数人は寂しそうな顔で見つめてました。

J(やばい、殺られる!ていうかどうやって聞いてたんだよ・・・ま、まさか!?)
ある事を思い立ったジュンは、以前真紅に貰ったくんくん人形や薔薇水晶が弄ってたプラモデルを確認。

ジュン は こがたカメラ と とうちょうき を てにいれた !




J(ちょwwwwwwwwwwwwwおまえらwwwwwwwwwwwテラヤバスwwwwwwwwwww)




ジュン君は盗撮、盗聴されてました。
J(まだ何個かあるかも・・・ってこんなことしてる場合じゃない!急いで逃げないと!)

しかし時すでに遅し。なにかを叩く音が家に響く。
ジュンは驚いて窓から身を乗り出し玄関を見た。
銀「そ~れ!」
翠「もう少しですぅ!」
雛「頑張ってなのー!」

そこにはどこから持ってきたのか等身大はあるハンマーを振りかざす水銀燈が。
J(あ、あれで人の家のドア叩き破る気か!?)

薔「がんばれ・・・・・・ふふ、楽しみだな・・・」
J(ば、薔薇水晶さん、その縄は一体なんでしょうか?まずい・・・捕まったら何をされるか・・・)

身の危険を感じ逃げ道を探すジュン。もう一つの窓を開け外を覗き込む。
金「ふふふー!逃がさないかしらー!」
案の定そこのは刺客がいた。完全に逃げ道が・・・
J(い、いや!まだ道はある!)
昔にやってたバスケットで使っていたシューズを履き、窓から屋根に飛び出す。
J(よし、このまま隣の家に・・・しまったぁぁぁあ!?)
残念ながら隣の家は雪華綺晶と薔薇水晶の家でした。
隣の家からこちらを涙目でみる雪華綺晶、包丁もって。
雪「うう・・・本命だったのに・・・ジュン君ヒドイです・・・こうなったら・・・ジュン君を殺して私も死にます!」
金「ちょ、きらきー落ち着くかしらー!?」
J(は、はは・・・絶体絶命?)



その時ジュンは閃いた。まるでジェームズ・ボンドのように。
J(あのトラックに飛び移るぜ!)
真紅の家とジュンの家の間にある道路を走る一台のトラック。
普通そんなこと出来る訳無いのに。どうやらジュンは少し錯乱しているようだ!
J「でいやぁぁぁぁぁあああああ!」
薔「あ・・・」
銀「な!」
翠「なっ!」
雛「なんだってー!」
金「かしらー!?」
奇跡がおきた。本当にトラックに飛び移ることに成功いたジュン。
まるでジェームズ・ボンドのようにクールにスマートに大胆不敵。
しかし本当のジェームズ・ボンドはその先もちゃんと計算している。
べ「蒼嬢!取ったぞ!!!」
ジ「ぬ、ぬかったーーーーー!!?」
トラックの運転手は蒼星石に買収されたベジータでした。
蒼「うん、ありがとうベジータ君。佐川急便の仕事戻っていいよ」
べ「え、ちょ、それだけ?」
真「捕まえたわよ、ジュン」
ジ「・・・・・・・ガクガクブルブル」


ジュンの部屋まで連行されるジュン。
真「さて・・・」
ビクゥ!?
ジ「な、なんでしょうか?」
銀「だめよぉ、逃げ出したりしちゃあ・・・」
ジ「い、いや、それは・・・」
翠「言い訳するなですぅ!」
ジ「う・・・ご、ごめん・・・」
蒼「もう・・・みんなジュン君の気持が篭ったものだったらなんでも喜ぶのに・・・」
ジ「いや・・・けど、それじゃあ・・・」
金「それに別に最初から期待してないかしらー!」
ジ「・・・ひでぇ」
雛「うー、だってー。ジュンは貧乏だものー」
ジ「・・・(言い返せない」
雪「さ、先ほどは取り乱してしまいましたが・・・私もジュン君が一緒に居てくれればそれで・・・」
ジ「・・・・・・・」
薔「・・・憶えてる?高校のとき・・・みんなで約束したこと」
ジ「え?あ、ああ・・・」


真『・・・それじゃあ、誰とも付き合わないというの?』
ジ『うん・・・』
銀『私たちの友情は・・・誰かが付き合い始めたくぐらいで壊れないわよぉ・・・?』
ジ『それでも・・・悲しむから・・・』
翠『ジュンは・・・優しすぎです・・・時には傷つけるですよ・・・』
蒼『まあ、みんな・・・そんな優しいところに惹かれたんだけど・・・ね』
ジ『・・・ごめん』
金『そ、それでも、カナは・・・ジュンのこと大好きかしら・・・』
雛『雛も・・・なの・・・う・・・うわーん!嫌なのぉ!ずっとジュンと一緒にいたいのぉ!』
蒼『ひ、雛苺・・・』
雛『ジュンが、みんなと結婚すればいいのー!結婚できなくても、ずっと一緒にいればいいのー!!』
ジ『はは・・・僕は、大学行かないで・・・近くのドールショップで働くから・・・みんなを養っていくほどのお金はないよ・・・?』
雪『大丈夫です・・・私たちだって働きますよ?』
ジ『え・・・そうなの?』
薔『・・・お嬢様だからって、馬鹿にしちゃダメ』
真『ねえ、ジュン』
ジ『ん?』
真『誰も悲しませるのは嫌なんでしょ?』
ジ『・・・うん』
真『でも今のジュンの選択はみんなを悲しませてるのだわ』
  だから・・・約束して。ずっと、ずっとみんなと一緒にいるって』
ジ『え・・・どういう・・・?』
銀『もぉ・・・相変らず鈍いわねぇ・・・要するに、みんな纏めてよろしくお願いします、ってことよぉ』


薔「あの時と気持ちは変わらないよ・・・ジュンが傍にいてくれれば、それでいいんだよ?」
ジ「・・・もしかして、お返しが無いことじゃないくて、僕が逃げるから怒ってたのか?」
雛「そうだよー。離れ離れになっちゃだめなのー」
蒼「お返しなんて最初から期待してないよ?」
銀「それに今日は午後からみんなでお出かけする約束だったじゃなぁい」
ジ(・・・・忘れてた)
翠「・・・忘れてったって顔してるですぅ」
雪「ジュン君らしいです・・・」
ジ「は、ははは・・・」
真「ふふ、これがお仕置きが必要かしら?」
ジ「お、お仕置き?」
蒼「そうだね、じゃあ手始めに、全員とキス・・・かな?」
金「そうかしらー!ちゃんと満足するまでしてくれないと許さないかしらー!」
薔「賛成・・・」
ジ「え、ちょ・・・・止め・・・!」
薔薇乙女「だーめ♪」

世間からは良い目で見られないかもしれない。それでも朴達は一緒にいたい。
ライバル兼親友、真紅と水銀燈。仲良し双子、翠星石と蒼星石。お子様コンビ、金糸雀と雛苺。姉妹、薔薇水晶と雪華綺晶。
そして皆の好きな人、ジュン。
みんなが一緒に笑ってられることが、僕達の幸せだから。

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