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261

め「桜田くん、はいコレ」
J「コレって……リコーダーじゃないか。これをどうしろと?」
め「あげる♪」
J「いらない」
め「ええ~、せっかく柏葉さんのリコーダーあげるっていってるのにぃ」
J「これ柏葉のなのか!?なんでお前がもって……」
め「遠慮しないで、存分に舐め舐めしたりいけないことに使っちゃっていいんだよ?」
J「ふざけるな!そういえば柏葉、最近リコーダーが見つからないって言ってたような……
  お前だったのか、はやく柏葉に返してやれ!」
め「だいじょうぶ、柏葉さんにはもうリコーダーを渡してあるから。桜田くんの」
J「僕の!?」
め「喜んで練習するって言ってたわ」
J「マジで!?」
め「果たして何の練習に使うのかなぁ……いやぁ、つまり公認ってことでしょこれ、ほらほら、使っちゃって?ん?」
J「そっか……なら仕方ないよな……柏葉がそれでいいっていうんならな……うん、仕方ない……」
め「そうそう、人間素直が一番。……で、どうしたの?もう躊躇う理由はないと思うんだけど」
J「いや……もしも笛の臭いをかいで、くさかったとするだろ?そしたらさ、僕はやっぱり萌えるべきなのか?それともひくべきなのか?」
め「知らないわよ、とりあえず、間接的過ぎるとかえって気持ち悪いということは肝に命じておいたほうがいいかもね」

 



262

J「っていうかさ、はやく返してもらってくれよ、僕のリコーダー」
め「前回柏葉さんのリコーダーあげたじゃない。不満なの?」
J「…いや……やっぱ、まずいだろ、それ、いろいろと……」
め「変態のくせに奥手なのねぇ。ま、いいけど。実はね……」
巴「さ、桜田くん……」
J「柏葉!?」
め「柏葉さんもリコーダー返しに来たのよね」
巴「うちに返って色々しながら考えてたんだけど……やっぱり、踏み込んじゃいけない領域の気がしてきて……」
め「まー、たしかに健全じゃないかもねぇ」
J「うん……って色々!?色々ってなに!?練習じゃないの!?」
め「桜田くんもいらないみたいだから、柏葉さんのリコーダー返すわ、はい」
巴「ありがとう」
J「うー…それじゃあ僕のリコーダーも返し…」
め「だが断る」
J「はぁ!?」
め「まーいいじゃない。桜田くんのリコーダーなら需要もあるし」
J「需要って!?っつーか返せよ、僕だってリコーダーないと困るだろうが!」
め「不登校児の癖になにが困るの?」
J「それを言われるとなんともいえなくなってしまうのですが、はい」
巴「何故急に敬語」

 



263

め「ところで、桜田くんはどういう音楽きくの?」
J「僕?そんなこと聞いてどうするんだよ」
め「ん、別に。なんとなく気になっただけ。あんまり音楽とかきかない?」
J「そんなことはないけど、どういう、って言われても、一言じゃ答えづらいんだよなぁ」
め「あ、それはわかるかも」
巴「……というか、またその話題ですか」
め「柏葉さんまだいたの。そうだけど、悪い?」
巴「……いえ、悪くはないですけど。なんかその話ばっかりですね」
め「……悪かったわね」
巴「や、だから、責めてるわけじゃ……」
め「……そういうけどね、だってね……」
巴「はぁ」
め「……これって、私の数少ない話せる話題だから……」
巴「なんていうかごめんなさい」

 



264

巴「モクモク……」
J「あれだな、柏葉ってさ」
巴「…?」
J「そうやってみかん食べてる姿が似合うよなー」
巴「……ギロ」
J「え?な、なんだよ、僕、何かおかしなこといったか?」
巴「……ひどい。人の気持ちも知らないで……桜田くんのバカ……」
J「え?え?そ、そんなに言うほどのことか?」
巴「分からず屋!……桜田くんにだけは……わかって……ほしかったのに……!」ダッ
J「柏葉!?どこへ行く!?ぼ、僕がなにをしたっていうんだー!」

巴「これはみかんじゃない……ぽんかんよ……!」

 



265

トゥルル……
J「電話が鳴ってる」
巴「ほんと」
J「ちょっととってくるよ」
巴「いいよ、私とってくるから。座ってて」
J「え?いや、ここ僕んちだし……」
巴「ガチャッ、はい、もしもし」
J「とっちゃったよ……」
巴「はい、桜田です。……はい、わかりました」
J「桜田ですってお前……」
の「あら、巴ちゃん」
巴「……あ、ちょうどいいところに、お電話です」
の「ありがとう、はいお電話代わりました~」
J「普通だ……」
の「はいはい、了解です、いーえー、それじゃ失礼しますー。ガチャッ」
巴「たいへんですね」
の「色々ねぇ」
J「っていうか柏葉が電話にでたことに疑問を抱かないのか?それとも僕か、おかしいのは僕なのか?」

 



266

J「ト・モ・エーッ!」
巴「私は今、とても混乱している」
J「あ、ごめんなさいなの。実はね、さっき廊下でジュンとぶつかったらね、
  そのままジュンと入れ替わっちゃったのよ」
巴「そうなの……じゃあ、桜田くんの姿をしているけど……」
J「ヒナなのよー!」
巴「……そう、雛苺なの。それなら問題ないわね、さ、雛苺、抱っこしてあげる」
J「うゅ?トモエの方がちっさいのよ?」
巴「問題ないわ」
J「ヒナが抱っこしてあげるの!この姿なら出来るのよー!」
巴「え……そうね、それもいいかも……」
J「……でもね、トモエ、今抱っこしてるのは、ジュンじゃなくてヒナなの。
  だから、あんまり喜んでちゃだめなのよ?」
巴「わかってるわ」
J「それならいいの」
巴「雛苺に抱っこされるなんて、それはそれで……うふふ、素敵……」
J「……降りてなの」

 



267

ジュンと雛苺が入れ替わってしまったようです。

J「トモエったら危ないのよ、抱っこされてる時の顔が危険だったの…」
巴「そ、そんな……私は何も……」
雛「ひーなーいーちーごー!」
J「あ、ヒナ…じゃなくてジュンなの」
雛「元に戻るまでうろちょろするなっていっただろ!?
  その姿でなのなの言われると気持ち悪いんだよ!」
J「元に戻るって、またぶつかりっこするんでしょ?痛いからやーなの!」
雛「じゃあずっとこのままでいるのかよ!ほら、痛いのなんて一瞬だからこっちに来い!」
J「うわーん、トモエー!」
巴「桜田くん、やめて」
雛「!?どうして止めるんだよ、柏葉は僕たちが元に戻らなくてもいいのか!?」
巴「そういうわけじゃないけど……」
J「ト・モ・エ、抱っこしてあげるの~」
巴「あ……もう、やだ、雛苺ったら……」
雛「柏葉!?顔が犯罪者だぞ!?っていうか…そいつは僕の姿をしてるけど僕じゃない、雛苺なんだからな!?」
巴「わかってるけど、これはこれでアリかな、とか……」
雛「柏葉……そんな……お前は、僕の体だけが目当てだったんだなー!」ダッ
巴「え、ちょ、ちょっと、どうでもいいけど雛苺の姿でそういうこと言うのは…!
    っていうか桜田くんがそのセリフってどうなの!?」

 



268

ジュンと雛苺が入れ替わってしまったようです。

巴「このネタまだ引っ張るの」
雛「僕としてはそろそろ戻りたいんだが、雛苺が…」
J「ベーだ、ぶつかりっこなんて、痛いのはやーなのよ!」
雛「な」
巴「困ったね……」
一「なるほど、こういうことか」
雛「うぉう!?いつのまに!?」
一「実に久しぶりだね。なにか胸騒ぎがすると思ってきてみれば、ふむ……中身が女の子になった少年か……」
雛「くっ、しまった、雛苺、はやくこの変態の目が届かないところへ!」
J「う、うゅ……」
一「……違う」
雛「へ?」
一「これは違う。これは私の求めてるものではない。
  体も心も男の子だからいいんだ、いくら体がショタでも、心が女の子そのものではだめだ。
  君もそう思わないかね?」
巴「そんな、同意を求められても困ります」

 



269

ジュンと雛苺は入れ替わっていましたが、ようやく元に戻ったようです。

巴「割とすんなり戻ったんだ」
J「人格入れ替えなんて引っ張るようなネタじゃないからな。ついにやっちゃった感がある」
巴「あの、あんまりそういうことは…それに王道といえば王道よ。たまにはいいじゃない」
J「まぁ悪くはないけどさ。でも、どうせやるなら柏葉と雛苺だろうに」
巴「そう?」
J「僕が雛苺みたいなことしても気持ち悪いだけだろ、いったい誰が得したんだか」
雛「みんな嬉しそうだったのよ?」
J「雛苺、お前どっから……っていうか、みんなって誰だよ」
雛「ねートモエ、嬉しそうだったよねー?」
巴「え、ええ……まぁ……」
J「柏葉?顔赤いぞ?っつかお前、僕の体でなにしたんだ」
雛「いーっぱい遊んじゃった♪ね?」
J「うお!?お前らいつからそこに!?ってなんでみんな顔真っ赤なんだ!?」

銀「うふふ、堪能したわぁ……」
紅「もう、雛苺ったら……」
翠「まったくチビ苺ときたら、自分の体じゃないと思ってあんな…まったくすばらし…けしからんやつですぅ」
薔「ああ……ビデオもってきていたらよかった……」

J「お、おい……お前、ほんとになにしたんだよ!?なぁ!?柏葉、こいつは僕の体で何をしたんだ!?」
巴「さぁ……」

 



270

巴「受験生にとっては決戦前夜ね」
J「あ、そうか。明日はセンター試験なんだな」
巴「そうなのよ。だから今回はこの短編もほのぼのなの」
J「どうして?」
巴「いつも通りギャグで”オチ”があったら縁起が悪いでしょう、受験生の人たちのことも考えないと」
J「そんなことなら、だいじょうぶだろ」
巴「受験生は縁起をかつぐものなの。普段買わないキットカットとか食べたり」
J「そういうことじゃなくてさ。幾万人もの受験生を絶望の底に叩き落とし、
  上位受験生すらケアミスの名の下に油断という魔剣の錆にする、
  あの恐怖のセンター試験前夜にこんなところを見てる受験生が、まさかいるはずないじゃないか」
巴「それもそうだね」
J「そうだよ、だからミカンでも食べていよう」
巴「うん」
J「ミカン(゚Д゚ )ウマー」
巴「もぐもぐ…こたつの暖房強すぎない?」
J「強になってるな。っていうかこたつだったんだ」
巴「会話文だけだとわからないよね」
J「まぁいいや。あ、ミカンなくなった。まだあったはずだからとってくるよ」
巴「いいよ、私がいってくるから」
J「ありがと」

オチはない。




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