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61:甘ぁい保守を致す…

「と、――薔薇水晶、この前借りたゲーム二つ、返すな」
「ん。………どだった?」
「ぁー…………一つ目は…AVGはそもそも苦手なんだけど…それでも…ちょっと」
「まぁ……別の選択肢選んでも結果が変わらなかったり……」
「二つ目の格闘ものも……キャラ数は少ないし、技も似たり寄ったりだし……」
「その通りなんだけど、……そっちは、中古屋さん探してもなくて、新品で買った………」
「そんな縦線入った表情で言われてもなぁ…」
「高かったもん……時計付き限定版が欲しかったけど…流石になかったし……」
「――あぁ、でも、ラスボス格の子は可愛かった、かな。強くはなかったけど」
「………そう。だったら許す。色々」
「………??―で、他になんか面白いゲームあるか?」
「う?……んー…………むぅ………ぬぅ?」
「真剣に考えてるんだか、いないんだか。―じゃあ、お前が今、ハマってるの教えてくれよ」
「…………私が?……………あぁ、うん。あるけど、貸せない」
「話聞いてみて面白そうだったら買ってみるよ。どんなの?」
「それも無理だと思う。―基本、育成AVGで……」
「う……AVGは苦手なんだけど…基本って事は、他にも色々ついているのか?」
「うん。―所々アクションにスポーツ、SLG、リズム系、クイズ系……」
「って、凄いな、ほとんど網羅してるんじゃないか?」
「ん、人によってはRPGにもなるし、パズル系にもなる……」
「後、入っていないのって……STGとか?」
「………それは難しい。でも、人によっては………なんとか。弾幕はないと思うけど……」
「――なぁ、さっきから言ってる『人によっては』って……?」
「……私の場合、今は恋愛AVGが主。選択肢は総当たり的に無限にあるけど――」
「………『あるけど』――なんだ?」
「―――折角だから、私は赤く…はないけど、唇を奪うを選ぶゼー――(ちゅっ」
「ん…………なるほど、『人生』ゲームね。―じゃあ、僕も同じ選択肢を選ぼうかな」
「もっと先を選んでもいいよ?あ……『このゲームに登場する人物は全員18歳以上』以下略、と」


 
62:滑稽な保守を致しましょう

「―と言う訳で、今日の保健体育は風邪の予防について、でお送りします」
「急に冷え込んだものね。気をつけないといけないかしら」
「そうね、金糸雀ちゃん。―温度の急激な変化・季節の変わり目は特に注意よ」
「やっぱり寒いと風邪を引き易くなるんですねぇ…」
「翠星石ちゃん、それは一概にYESとは言えないけど…まぁ、実際には引き易いわね」
「じゃあ、どんな予防方法があるんでしょうか?」
「基本的には手洗いうがい。―ありがと、蒼星石ちゃん、主題に戻ってこれたわ」
「よく聞く話なのだわ。でも、本当に効果があるのかしら?」
「真紅ちゃんが疑うのもわからないでもないけど、手や喉についた雑菌を落とす為には必要よ」
「ヒナはちゃんとしてるのよ♪―でも、どうしてお手々と喉なの?」
「いい子ね、雛苺ちゃん。手は食べ物に触れるから、喉は最初に風邪のウイルスに感染しやすいからよ」
「……納得。それ以外に、何か……?」
「薔薇水晶ちゃん、ちゃんと実行してね。そうね……喫煙者・大酒飲みは注意かな」
「先生、ワタクシ達、未成年ですわ。―でも、どうしてですの?」
「ま、一応って所よ、雪華綺晶ちゃん。
両方とも、ウイルスから体を守る成分―ビタミンC―を破壊するからよ」
「あ……そう言えば、マスクとかもよく予防で聞きますけど…有効なんですか?」
「巴ちゃん、いい発言。―どちらかと言えば、マスクは『被害を拡大させない為』に必要って所ね」

「――でぇ。マスク付けながら鼻も顔も赤い人が言っても、説得力無いんだけどぉ、めぐぅ?」
「うっさい、マーキュリー。どれだけ予防しても、基礎体力がなけりゃ引く時ゃ引くのよ」
「あ、相変わらず、私には冷たいわねぇ。一昨日もタイマンで居残り勉強させられたし………くすん」

「……『親の心、子知らず』と言うか…。めぐ先生も素直じゃないのだわ…」
「……んぁ、どういう意味だ、真紅?」
「……お早う。―めぐ先生の風邪、元は水銀燈のモノなのよ」
「へ?――水銀燈、風邪引いてたっけ?」
「引きかけていたのよ。―それを、長時間一緒にいる事で、請け負ったみたいね」

 




63:滑稽な保守を致すですぅ

「――っし、是で完璧ですぅ!」
「完璧って……髪をポニーテールにしてるだけじゃないのかな」
「ふふん、蒼星石はわかってねぇですねぇ。それだけじゃなくて、服もいつもと違う感じなのですよ」
「まぁ、今日のはちょっと子供っぽいかなぁって思ってたけど」
「その上、靴もヒール付きのじゃないですぅ」
「あぁ、なるほど。それでボクとぴったり同じ視線なんだね」
「ですです。これで偽名の一つでも使えば、チビ人間はぜぇったい別人と思いやがるですよ」
「チビって、彼の方がとっくに大きくなってるんだけど。だから、君はヒール付きなんて履いて――」
「い、今重要なのはそこじゃねぇですよ!―ともかく、今日はそーいう方向でからかってやるですぅ」
「……はぁ。――言葉遣い、気を付けなよ」
「万事抜かりないで―わ。行ってくるのだわ、ふふん、吠え面かかせてやるかしら!」
「……成功するといいね。――言葉じゃない所で、ばれちゃうと思うけど…」

「こんにちはなのー、チビ人……じゃなくて、えーと……」
「………いきなりご挨拶だな、翠星石」
「げふっ?―ち、違いますわ、ボクは…えと……リョクショウセキよぉ」
「はぁ?何言って――」
「翠星石は従兄なのだわ―ほら、髪型も違うし、服の感じも違うし――」
「――背も低い……か。まぁ……いいけど。で、翠星石の従妹さんのリョクショウセキさんが何の用?」
「へっ?え、や、用と言われましてもぉ……」
「僕は初対面の人と雑談するほど、陽気な性格じゃないんだけど」
「それは知っていますが……あ、えと、ではなくて、んと……っ」
「あのなぁ……何か罠にかけるつもりでも、もうちょっと考えてから細工しろよな」
「あぅぅ……………ですぅ」
「ったく――丁度、手を乗せるのにいい高さだな。ちょっと預けるぞ」
「え、え?―わ、ぅわわ、撫でるなですぅ、子供扱いす――」
「翠星石になら、こんな事しないけどさ―お前だったらいいだろ、『緑青石』?」
「あぅ、ぁ…そうですぅ。翠星石ならぶっとばしてる―と思いますが…緑青石だから…許してやるですぅ」


【まだ】【離れたくない】>>53氏によるイメージ 

 

 




64:乙女な保守を致すんだよ

「えと……お待たせ……」
「ん、あぁ、そんなに待って…………」
「ふ、振り向いて固まらないでよ!君のリクエストなんだからね!?」
「――……確かに買い物に付き合う条件に、普段と違う格好で、とは言ったけど…」
「けどっ?―ボ、ボクだって似合ってるとは思ってないけどさ!」
「あ、いや、そーいうんじゃなくて…と言うかそうじゃなくて…」
「そりゃ、無茶しちゃったかなぁって思ってるよ!こーいう長めのスカートってあんまり―」
「うん、蒼星石はあんまりそういう格好しないよな。だから、その、新鮮と言うか…」
「………え?えと、……珍しいモノ見れたー、とかそういう感覚?」
「いや、なんでお前は殊、自分の事になるとそう卑屈に…。人の事は言えないけど」
「だって…こういう女の子女の子してるのは、やっぱり翠星石みたいな子に似合うと思うし…」
「それは間違ってないと思うけど、その……お前のも可愛いと思うぞ」
「へ?え?え、え、え?……ほんと?」
「う、嘘吐いてどうするんだよっ」
「そ、そうだけど。……ボク、滅多にそう言う風に言われる事ないから……」
「そうなのか?」
「うん。『格好いい』とか『凛々しい』、『襲われたい』とかは言われた事あるけど。全部、女子に」
「わからないでもないけど…。いや、最後のはわからないけど!」
「あ、あと、『こんな可愛い子が女子な訳がない』とか言われた事はあるよ?」
「『なんで?』って顔するな。僕もわかんないから」
「とりあえず、酷い事言われてるなぁとは思った」
「あぁまぁ。―でもさ、その、似合ってるからさ。今度からは普通に穿いたらどうだ?」
「………ん、ありがと。でも……うん、いいや、普段は何時もの格好をしてるよ」
「そうか?勿体ないと言うか、えと……」
「ジーンズの方が動き易いし、穿きなれてるしね。――それに……」
「ま、本人がそう言うなら構わないけどさ。じゃ、行こうか」
「――君にだけそう思ってもらえるなら、それでいいし――わ、もぅ、置いてかないでよぉ!」
(>>53様、イラスト有難う御座います。翠は髪がいじり易そうだなぁと思い、書きましたw)

 

 




65:びっくりな保守を致すわよっ

「――わとととと、な、なんとか間に合ったぁ!」
「……間に合ってません。もうチャイム鳴ってますよ」
「……みっちゃん先生の時計はまだ八時二十九分だもん」
「ぶりっ子しても駄目です。あと、先生の腕に時計なんかついてません」
「もー、相変わらず君は冷たいなぁ。ねぇ、カナぁ?」
「みっちゃんはもうちょっと朝を優雅に始めるべきかしら」
「カ、カナまで酷い!?ばらしーちゃん、慰めてっ」
「わ、え、ぅと……ばらしーも夜更かしして、よく遅刻しそうになる。一緒…」
「あん、嬉しいわ、ばらしーちゃん♪」
「薔薇水晶は生徒かしら。みっちゃんは仮にも先生かしら。一緒?」
「………ひぐえぐ、一緒じゃありません」
「え、えと、金糸雀、…あんまり、いじめちゃダメ……」
「………なんだかなぁ。まぁ、僕もあんまり朝は強くないけど…」
「貴方はいいの。男の子だもの。でも、みっちゃんは女性かしら」
「……女性だと、どう駄目なんだ?」
「せめて、お化粧する時間くらい作るべきかしら。
みっちゃん、起きてから家を出るまでに30分位だし」
「あっはっは。起きてラフレシア摘んで、ご飯食べて、歯磨きして、髪をちょっとセットして終わりー」
「………そのサイクル、ほとんど僕と変わらな――!?」
「み、みっちゃん先生、それはほんとなのぉ!?」
「い、幾らなんでも…や、でも、みっちゃん先生ならあり得るですぅ…!」
「た、確かに口紅もやっつけ感満載だったけど…ほぼノーメイクだったなんて…!」
「――えーと。水銀燈さん、翠星石さん、真紅さん。いきなり何を…?」
「貴方は男だからわかんないでしょうけどぉ!」
「普通、ノーメイクで外に出るなんてできねぇですよ。肌荒れ隠すのにどれだけ必死か!」
「なのに、みっちゃん先生は其れほど肌荒れも目立っていない…羨ましいのだわ…っ」
「あはは、みんなありがとー♪」
「だから、ちゃんとお化粧すればソバカスも隠せるのに。勿体ないのかしら、もうっ」

 

 




66:ほのかな保守を致しましょう(お祭りに乗り遅れたーよorz)

「からたちの 花が咲いたよ―――♪」
「…………………………………………」
「白い白い 花が咲いたよ――――♪」
「…………………………………………」
「からたちの――………盗み聞きは、いい趣味とは言えないわよ?」
「………――え、あ………僕、そう言うつもりじゃ…っ」
「――ないでしょうね。君に、そう言う事はできそうにもないもの」
「『しそうに』じゃなくて、『できそうに』ですか………意地悪な責め方ですね」
「………え?………………あぁ…そう――そうね、君の言う通りだわ」
「………?――今の歌、なんて名前なんです?」
「………懐かしい質問ね。でも、調べて…うぅん、知らないの」
「………『懐かしい』?」
「ええ。――昔、同じ質問を黒い天使さんにされたのよ。………今は、――」
「――水銀燈、ですか?その、『黒い天使』って」
「あら………よくわかったわね。そ、今は生意気盛りの天使さん」
「なんとなく…なんですけどね。あいつには、黒い翼が似合いそうだから…」
「ふぅん…ちょっと困った…かな。――昔…まだ、私が病院にいた時の話」
「『困った』?――あ、はい」
「あの子自身は、単に迷いこんできただけ。―私の病室に」
「…………………………………………」
「でも、その時の私には………私を――連れて行ってくれる、『黒い翼の天使』に見えたの」
「――此処に連れてきてくれたんですね、あいつは」
「………私は目的地を言ってないわよ?」
「いいじゃないですか。―結果的に、先生は此処にいるんですから」
「そう言う事にしておくわ。―それと、私の事は皆と同じ様に『めぐ』って呼ぶ様に。
 ―――チャイムが鳴っているわ。教室に戻りなさい」

「さて…困ったわね。――あの娘の恋敵になるつもりは、さらさらなかったのだけれど…ふむ」

 

 




67:滑稽な保守を致す…

「終わった………終わってしまった………!」
「また古風な縦線を背負って…どうかしたのか?」
「こーしないと、凹んでるって思ってもらえない…。ん、深夜アニメが終わってしまった」
「………さよか。あれ、でも三か月前に『始まった』って喜んでなかったっけ?」
「今の深夜アニメは、大体1クールで終わるの。短い………」
「あぁ、まぁ………よくわかんないの多いもんなぁ………」
「そ、そーいうのでも、面白いの、沢山ある………っ」
「わかった、わかったから、無表情で剣幕を作るな」
「制作会社が大きかったりしたら、深夜でも2クールの場合もあるんだけど………」
「色々あるんだなぁ…。生々しいと言うか………」
「――でも、よかったのかもしれない。変に大きな所に作られないで………」
「そうなのか?大きい方が長くていいものが作れるとか………?」
「んー………一概に言いきれない。――特に、『日の出』とか」
「また具体例を………。あー、でも、僕でも聞いた事がある所だな。ロボット系だっけ?」
「ん、ロボット系。なんでもかんでも。原作なんて関係なーし」
「いや、流石にそれは言い過ぎなんじゃないか………?」
「んー………でも、多分、私が見てたのも、こんな感じになると思う。
『引きこもりの少年―主人公は、ふとしたきっかけで、一人の少女と出会う。
彼女は言う―契約しなさい。でなければ、可愛そうだけど、貴方は死ぬ。
面食らう少年だが、謎のロボットに襲われ、訳がわからぬまま彼女の指輪に口付けをし―
そして、突如として現れた紅いロボットに乗り込む。
少年の前座に座る少女は、言葉少なに語る――
この子はホーリエ。私はこの子の鍵。―そして、私の魂は、この子の魂―ローザミスティカ。
………因みに、あの子―敵の名前はメイメイ。その鍵は――――。
少年は、少女と契約を交わし、戦士となる―ローゼンメイデン・ゼノグ○シア』
………とか、そんな」
「………熱いストーリーになりそうだなぁ」
「………そうでもない。この頃、後半は鬱展開。ガッデム。あ…この作品は実在の(ry」

 

 




68:熱い保守を致す2

「ぅー…ぅー………ぅーん………………」
「………そう言う小さな声で唸っていると、薔薇水晶みたいだぞ」
「え、わ、あはは、聞こえちゃった?――今書いてるのが、ちょっと納得できなくて」
「真面目だなぁ、蒼星石は………。何が納得できないんだ?」
「文章がそもそもなんだけど………それ以前に、前までの展開もどうかなぁって思ったり………」
「………もう何所かに発送してるんだよな?」
「うん、佳作で取り上げてもらったから、変更する訳にもいかないし………」
「――ふむ。変えればいいではないか、本当に自身が納得できないのであれば」
「あ、結菱先生。………でも、そう簡単に前までの話を変えるのは…いいものなんですか?」
「前例はあるな。君達も題名位は知っているだろう―その本では、死んだ筈のヒロインが蘇った」
「………ファンタジーですか?」
「いや、フィクションではあるが現実の話だな。元々、教育書だし」
「そうなんですか?だったら、なぁ、蒼星石も――」
「ぅー………やっぱり納得できないです。是からの展開とも食い違ってくるだろうし………」
「ふむ。それならばそれで、とりあえず書けばいい。結果、展開が思いつかなければ――」
「……『なければ』?」
「二つ選択肢がある。一つ、投げ出して詫びを入れてしまえ。先達にもそういった事をしている者もいる」
「いや、流石にそれは僕でもどうかと思うんですが………」
「がんじがらめに縛られて何も書けなくなるよりはいいと思うがな」
「えと、先生――二つ目は?」
「最近の言い方だと…所謂、超展開と言うモノにあたるか」
「な、投げやりな対処じゃないですか?」
「何を言う、世紀を超えた大ベストセラーでも書かれているぞ。
―超展開でもなければ、海が縦に割れるなどあり得んだろう?」
「へ?………あ、あー………言われてみればそうですけど………」
「まぁなんだ。案があるなら書いてみなさい。良いも悪いも、評価するのは読み手なのだから、な」

(自己防衛のいい訳、もしくはスレ住人の職人様への応援保守)

 

 




69:滑稽な保守を致す

ブロロロ……キィィィィィィィッッッッ――!
「………なぁ、さっきから下の駐車場が騒がしくないか?」
「ええ、耳が痛いのかしら。………あれは…車の音じゃない?」
「僕もそう思うんだけど………何所の暇人だ、あんな騒々しい音出す人は」
「夜中ならともかく、昼間の学校にはあんまり来ないと思うのかしら」
「そうなんだけどさ。排気音はともかく、ブレーキの音は異常じゃないか?」
「ひっきりなしになっているのは確かね。――先生たちに注意してもらいましょうか?」
「………だいじょーぶ。アレは、パラリラパラリラの人達じゃない…」
「んぁ、薔薇水晶、じゃあ、誰が乗ってるんだ?」
「………多分、お父様とみっちゃん先生。………ごめんなさい」
「薔薇水晶が謝る事じゃないかしら。………でも、なんであんな音が…?」
「………『運転の練習をする』って、みっちゃん先生が教えてくれた」
「………草笛先生………豪快な運転で…。――ちょっと見に行こうか」
「え、でも、みっちゃんは………あ、ちょ、ちょっと待ってほしいのかしら!ほら、薔薇水晶もっ」
「うん、金糸雀は正しい。――はぁ………」

「そっちはブレーキ!って、『B』でアクセルを踏む――!?」
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁ、うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――!?」

「また………派手にやってるなぁ………って、あれ?」
「――みっちゃんはMTでもATでも運転上手なのかしら。自分では『悲しいわぁ』って笑ってたけど」

「だぁぁ!晴天の日にワイパーなんて邪魔なだけなんですから、付けないでください、――槐先生!」
「しかし、草笛先生!?付けたのではなく勝手に付いたんだもんっ!」
「『もんっ』じゃありませ―!?前前前まえーー!?」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」(キキキキキキィィィィィィッッッッ!)

「………うん、だから。ごめんなさい………はぁ………」

 

 




70:滑稽な保守を致すわぁ

「うん、水銀燈さん。僕が悪かった、悪かったから、笑顔で近づいてくるな……っ」
「うふふふふふ………だぁめ。きっちり………お仕置きしてあげるわぁ」
「お、お前のその手の笑い方は本気で怖いんだって!ぅわ、だから、化粧品両手に迫ってくるなぁ!」
「女の子のお化粧の時間が無駄って言った罪………身をもって償ってもらうわぁ」
―――「ステップ1:化粧下地→ファンデーション→おしろい」―――
「く、くすぐったいってば!ねちょねちょして気持ち悪いし………!」
「洗顔は飛ばしてあげたんだから我慢しなさぁい。ファンデーションはぁ………♪」
「ひょ、ひょひょふぉほほひゃひひゅるひゃー!(頬を玩具にするなぁー!」
「む、是だと…ベージュオークルの00!?肌のきめも細かいし…なぁんか癪ねぇ………」
―――「ステップ2:アイブロー→アイシャドー→アイライン→マスカラ」―――
「………貴方って、眉毛いじってたっけ?」
「いや、全然。面倒くさいし………あの、何を震えてらっしゃるのですか………?」
「く………お手入れなしのくせに、ブローの必要がないなんてぇ………!」
「えーと、つまり………ちょっとは束縛時間が短くなる………?」
「シャドーもきつくなっちゃいそうだから………えぇい、ラインは徹底的に入れてやるわぁ!」
「目が!目がぁぁぁぁ!?」
「マスカラもちょんちょん、と………え?ちょっと、是は………!?」
―――「ステップ3:口紅→ほお紅→フェースカラー→つけまつげ」―――
「こ、この前、清水の舞台を飛び降りるつもりで買ったMQのPK256を………あ、あぁ……!?」
「頼むから、自分でやっといて化け物見ている様な声を出さないでくれ………」
「い、いやぁぁぁ!もぅ嫌!後は自分でしなさいよぉ!?」
「…あー…行っちゃった。そんなに酷い顔になってるんですか、さっきから解説してくれている柿崎先生?」
「――『めぐ』」
「………めぐ先生?」
「えぇ、酷いわよ。――髪を………こうやって下ろせば、ショートの美少女出来上がり、と」
「へ?それって酷いんですか?………いや、女の子って言われても欠片も嬉しくないですけど」
「私達が、普段お手入れにどれだけ時間を費やしていると思っているの?――悔しいから、むにーーっ」
「先生もさり気に怒ってたんですね……ひゃ、ひゃからひたいですっひぇ!?」

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