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181

巴「いつもそうだわ。言いたいこと誰にも言えないの。
  どうして大きくなると色々気になっちゃうんだろうね。
  今の生活や関係が、なんだか崩れてしまいそうで…。
  子供の頃は、全然気にならなかったのに。…いまも子供?たしかにそうかもしれないわ。
  でも、私も桜田くんも、あの頃のままじゃない。それは確かよ。
  扉を開く…そうね、それが大事なんだと思う。
  けれど、どうしたって開くわけにもいかないものもあるわ。
  なんていうのかな、すべてをさらけ出すには、私たちはあまりに汚れてしまった。
  何も知らなかったあの頃には、もう戻れない。
  結局、なんにも言えないの。あと一歩ってところまできても、その一歩が踏み出せない。
  けれどそのために、自分も、周囲も、なにもかもを傷つけてしまうかもしれない。
  いっそのこと、何も気づかず、何も考えなければ楽なのかもしれない。
  でも……やっぱり無理よ。気になって仕方ないの。だって……
  だから…うん、そのね、つまり、ええ、お願い気づいてその開かれた社会の窓」

 


 

182

巴「……メイド服を着てほしい?」
J「うん、つくったから、柏葉に着てほしいんだ」
巴「……そんなことする必要ないと思うんだけど」
J「いろいろ考えたんだけど、やっぱり一番メイドが似合うのって柏葉だと思うんだよ」
巴「…え?」
J「まず真紅と翠星石は論外だろ。どっちが召使いかわからなくなるからな」
巴「まぁ…」
J「雛苺と金糸雀もアウトだ。やはりメイドを名乗るなら、萌えだけじゃなく実務能力もないと…」
巴「はぁ…」
J「水銀燈と薔薇水晶もだめだ。いや、似合うは似合うし甲斐甲斐しく働いてくれそうではあるんだけど、
  なんでかこの二人だと、どっちかっていうとイメクラっぽいんだよな…」
巴「へぇ…」
J「雪華綺晶は…なんつーか……毒殺されそうな気がする……」
巴「あー…」
J「蒼星石はこれといって不備はないんだけど…なんだろう、なにか足りないんだよなぁ。
  多分原作なんかで既にマスターにつくしてるから、意外性がなくってイマイチなのかな…」
巴「うん…」
J「その点柏葉はそれらをすべてクリアしていて、柏葉がメイドならもう毒殺されてもいい!ってくらいなんかもうくると思うんだよ。
  いや、ほんと薔薇乙女超えてると思うんだ。だから僕もちょっと真剣になって柏葉のためにメイド服をつくってきた!」
巴「……それで、結局なんで私がメイド服着る必要があるの?」

※検証編が番外編16~19にあります。

 


 

183

柏葉巴が普通のメイドだったら

巴「ご主人様、お部屋の整理が終わりました」
J「わかった」

J「……綺麗になったなぁ。さすが柏葉…」
 「ん……ベッドの下にまで手をつけた形跡が…はっ!」
 「うあああああ僕の秘蔵の本やDVDまで整理されてる!」
 「くっ、しまった、ちゃんと隠しておくべきだった…忘れてた…」
 「…それにしても柏葉、その割に全然平気そうな顔してたな…」
 「ゴソゴソ…ん?なんだこれ…『メイド物語』、『恋人は幼馴染み』……こんなDVDもってたっけ……」
 「……」
 「……増やされてる?」

 


 

184

巴「ツンツン」
J「ん~……」
巴「プニプニ」
J「ふにゃ……」
巴「……どんな夢見てるのかな?」
J「ん…ともえ…ちゃん……」
巴「!?い、いま…私の名前を?下の名前で呼んでくれてるなんて…」
J「ね…しようよ…」
巴「桜田くん…そんな夢の中だからって、大胆……でも桜田くんがどうしてもって言うなら、私…」
J「かくれんぼしよ…ともえちゃん…」

雛「トモエ…なんだかすごく悲しい顔してるの…」
巴「ううん……ちょっと昔を思い出しただけ……」

 


 

185

巴「桜田くん…中学生なのにお酒なんか飲むから……」
J「うぷ……な、なんでそんなに強いんだよ柏葉……」
巴「私は時々飲ませてもらってるし…」
J「はぁ…気持ち悪い…」
巴「サスサス…大丈夫?」
J「だ…だめだ…ドサッ」
巴「え……きゃあっ!?さ、桜田くん、そんな、押し倒すなんて……」
J「うう…しんどい……」
巴「ま、いいか…ギュッ。ちょっとお酒くさいけど、もう少しだけこうして…」
J「気持ち悪い…うぷっ…ああ、吐きそう…」
巴「!?」
J「…やっぱり大丈夫かな…ああでもとにかく気持ち悪い…」
巴「こ、これはもしかしてピンチ…?でもあとちょっとこのままでいたいような…でももしも吐かれたら…」
J「うぷ……」
巴「どうしよう、どうしよう私」

続きは本スレで!

 


 

186

巴「どうして、大きくなるといろいろ気になっちゃうんだろうね」
J「…きっと、それも成長なんだ。人間としてのさ。それがいいのか悪いのか、僕にはわからない。
  ……でも、成長して見えてくることがあるのも、たしかだと思う」
巴「うん……」
J「たとえば、エッチスケッチワンタッチなんかさ」
巴「…なんの話?その遊び、私の名前だとエッチになるから、時々からかわれた記憶があるけれど」
J「僕の名前だとさ、ジュンを三文字にすると柏葉と同じだからエッチなんだけど、
  二文字にするとワンタッチなんだよ。だから、必死に小さな文字は文字数に入らないって主張してた」
巴「そういえばそんなこと言ってたね、懐かしいな。ふふ、子供の頃って、くだらないことで必死になるのよね」
J「そんな微笑ましい話じゃない!子供っていうのは、浅はかが故にまったく愚かな過ちをおかしてしまう、そういう話なんだよ!」
巴「……言うほどのこと?」
J「ああ、そうなんだよ。どうして子供がワンタッチにしたがるかといえば、消去法だろ?
  エッチは子供にとって最大の侮辱の一つだし、スケッチはスケベを連想するからなんとなく嫌だ。
  その点ワンタッチなら害がない、そういうことさ」
巴「そうね」
J「ところが大きくなってから気づく、その3つの中で一番エッチなのは、実はワンタッチじゃないのかってことに!
  むしろストレートに表現しているエッチこそが一番安全なんだ!」
巴「…なるほど」
J「それなのに僕ときたら、自ら一番危険な選択肢を選ぼうとしていた!
  何も知らなかったがために!無知だった!浅はかだった!物事の上っ面しか見えてなかったんだよ!!」
巴「そうかもしれないわ」
J「でも今なら、僕は胸をはっていえる…僕はエッチだってさ!柏葉もエッチだ、よかったな」
巴「ええ、そうね、私たち二人はエッチよ」
J・巴「エッチ!」

蒼「君たちはそれでいいのか」
翠「もうほっとけです、蒼星石…」

 


 

187

巴「運動会の季節だね」
J「……微妙に遅い気がする。っていうか、憂鬱だったな、運動会……」
巴「…桜田くん、別に運動神経は悪くなかったと思うけど…」
J「いや、なんていうかさ、ノリが嫌なんだよ。こう、クラス一丸となって優勝目指すぞ、っていう、アレ…」
巴「……だってうちのクラスは、担任が……」
J「……言うな。それにさ、なんだか無駄にはりきってるやつとかいるじゃん、あれがまた…」
巴「けれど、やっぱりせっかくの行事だから……」
J「僕も運動会自体は嫌いじゃあないんだよ。ただ、なんていうかな、合わない人間とやっても楽しくないんだ」
巴「気持ちはわかるけど…本当に内向きだね、桜田くん…」
J「柏葉となら、全然嫌じゃないんだけどな……」
巴「え……」
J「柏葉なら合うからな」
巴「そんな…二人だけの運動会だなんて……私まだ心の準備が…でも、いいよ、夜の部までばっちり…」
J「シンパシー、感じる自分に自己嫌悪」

 


 

188

巴「桜田くん……私は、あなたのことが好き…」
J「だめだ、柏葉、だめなんだ……」
巴「どうして!?…やっぱり、真紅が好きなのね…」
紅「ジュン…ねぇ、はっきりして!私だって、あなたのことが好きなのよ…」
J「柏葉、真紅……違うんだ、僕は……ゲボハァッ!」
巴「血!?桜田くん、大丈夫!?」
J「……実は、僕は不治の病にかかっていて、余命半年なんだ。そんな僕に、人を好きになる権利なんて……ゲボッグボ…エホエホゲボォーッ」
巴「そんな…せっかく思いを伝えたのに…そんなのってないわ!こんなの、ひどすぎる……」
み「私は『焔のまさちゅーせっちゅ』の異名をもつさすらいのみつ!助かる方法はあるわ!伝説の秘宝、ローザミスティカを使うのよ!」
巴「ローザミスティカ…それなら隣町の迷宮にあるという噂を聞いたことがあります!行きましょう!」
金「そうはいかないわ…実は私は、この秘宝を守る番人『ヘレネの門番』だったのかしら!いくらみっちゃんの頼みでも、これを譲ることはできないかしら…」
み「カナ…なんていう力…これが、あなたの本気なの。それでも…私は、涙を断ってあなたを…斬る!!」
巴「草笛さん…!まさか…あ、相打ちを狙うつもり!?」
み「でえぇぇえいっ!!!……グハァッ……フッ……見事、私の負けよ……か……な……」
金「ひぐっ…みっちゃん……あなたが、最後の最後に手を緩めなければ……結果は違っていたかもしれないのに……ぐすん」
み「きの…せい…よ……ごめんね…巴ちゃん、ジュンジュンを……救えなかった……もう、カナに勝てる人は…ウボァー」
紅「私がいるわ!すべての力を振り絞って……金糸雀、あなたを撃つ!」
金「な…!そんなことをすれば、真紅だって死んじゃうかしら!!」
紅「……ジュンに伝えて…私は、最後の瞬間まであなたを……いいえ、なんでもないわ。幸せになって、と、そう伝えて」
金「きゃあああああっっっ!!!か…カナの負けよ……でも、本当は、カナも、みんなと一緒に、遊んで、いたかっ……ウボァーカシラー」
巴「桜田くん…みんなはいなくなってしまったけれど、私たちはそのことを決して忘れてはいけないわ」
J「僕が今生きてるのはみんなのおかげだ。調子がいいようだけれど、みんなの分まで、僕たちは生きよう。柏葉、僕は、君のことが……」
の「だめよ二人とも!今まで黙っていたけれど、実は、巴ちゃんのお父さんは私たちのお父さんでもあるの…外国に行ってるなんて嘘だったの!」
巴「そんな……じゃあ私と桜田くんは……兄妹!?やっと結ばれたと思ったのに…禁断の恋だと言うの!?」
の「それだけじゃないわ。ジュンくんには、実は親同士が決めた許嫁がいるのよぅ…その子の名前は…雛苺」
雛「トモエ、ごめんなさいなの…ヒナ、ずっとしらなくって……ひくっ…トモエもジュンも大好きなのに!でも、お父様には逆らえないのよ…グスン」
J「そ、そうか…ローゼンは僕の裁縫の力がほしいんだ…クソ、僕はいったいどうしたら…!」

巴「たまにはこんな感じのシリアスな話に出たいの」
J「今のはシリアスだったのか」

 


 

189

巴?「ジー……」
J「な、なんだよ」
巴?「…………変態チビ」
J「!?えぇっ!?ちょっ、柏葉、おま、急に何を…」
巴?「近寄らないで変態。どうせいかがわしいことする気なんでしょ?そんなんだから誰にも相手されないのよ」
J「そ、そんな……柏葉がそんなこと……うぅ、た、旅に出る!ダッ」
巴?「可哀想だから私が……ってどこいくの!?」
巴「待って桜田くん!その子は私じゃないわ!」
J「か、柏葉が二人!?……あ、じゃあこいつは……」
巴「そう、巴メイデン3号(cf:151)よ」
3号「人の話は最後まで聞いて!せっかくかしわもちあげようと思ってたのに……」
J「なんという微妙なチョイス……そうか、3号ということは翠星石の性格がモデルに…」
巴「そう、いうなればツンデレトモエとでも言うべき存在」
J「んー……」
巴「……せっかくのツンデレなのに、あまり反応がよくない……」
J「いやさ…柏葉だと、ツンの威力が強すぎて、デレまでもたない……」

 


 

190

ヤター!巴のギャルゲーできたよー!

巴「やらない?」
J「……僕、こう見えてあんまりそういうゲームってやらないんだけど……」
巴「そんなことは聞いてないの」
J「……わかった、やるから、竹刀から手を離してくれ」
巴「そう、よかった。主人公はもちろん桜田くんだからね」
J「…それで、ヒロインは?」
巴「は?」
J「あ…いや、ヒロインは柏葉だってわかってるよ、うん、だから笑いながら睨むのやめてくれ。
  ただその、普通サブヒロインっているだろ、こういうの」
巴「このゲームはルート分岐なしで選択肢は総当たり方式よ」
J「犯人はヤスか。今時それはないだろ」
巴「だって時間なかったから。バッドエンドとか作りたくなかったし…」
J「え、もしかして、このゲーム作ったのお前なのか?」
巴「そうだけど」
J「自分で、自分がヒロインのゲーム作ったのか」
巴「うん」

 


 

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