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11:甘い保守を致すなの

イベント名―雨+傘+貴方=  場所―通学路
「あっめあっめふれふれ とぅもえがー じゃのめでおむかえー―♪」
「…雛苺?―この大雨で傘もささずに何やってんだ…おーいっ」
「うぅれしいなぁぁぁっ♪―ぅゆ?わ、貴方も今帰りなの?」
「ん、そうだけど。…パワフルに歌ってくるくる踊ってるのは良いけど、傘は…?」
「楽しいのよ?―折り畳みは持ってたんだけど…貸しちゃった」
「貸した…って、なんでまた…お前がずぶ濡れじゃないか」
「だって、その子、美術の作品持って帰ってるみたいだったから…濡れちゃうと悲しいのよ?」
「いやまぁ、そうかもしれないけど。―……っ!た、タオル、タオルあるから拭け!」
「うぅ?拭いてもすぐにまた濡れちゃうのよ?」
「ぅわ、真正面からこっち見るな、透け―あぁもぉ、とりあえず傘に入れっ」
「うゅ~―えへへ、暖っかいの~すりすりぃ」
「濡れるのは構わないけ―ひっつくな押し付けるなぁ!…たく」
「ん~……タオルもふわふわで気持ちいいのよ。…あ、傘に二人…」
「どうかしたか?―家が反対方向だから…コンビニでビニール傘でも買おうか」
「うゅ、何でもないのよ。―むぅぅ、ヤなのっ、一緒に帰りたいのっ」
「一緒に…てもなぁ。此処からだと距離も同じくらいだから…」
「うぅ~…!あ、じゃあじゃあ、雛が貴方を雇うのよっ」
「はぁ、雇う?お前、あんまりお金も、いや、そもそもお金で雇われるつもりもー」
「えへへ~―お代は私なのよ。

―お願いしますなの(ちゅ…ぱ」

「………うん、なんだ、その、他の方にもこういう―」
「うゅ?貴方と巴だけなのよ?」
「それはそれでどうかとも思うんだけど。
えーと、直帰でキスなら…不死屋と服屋とレンタルショップに寄れば更にグレードアップなお代が―」
「きょぉうはおーうちにうにゅ~があるのぉ~―♪早く帰るのよ♪」

 


 

12:熱い保守を致す

「何所の馬とも知れん奴に娘は渡せん、帰れっっ」
「(からから、とん)槐先生、機材持ってきました―って…」
「ん―あぁ、君か。ありがとう、早かったな」
「いえ、それはいいんですが…。さっきのはなんですか?」
「―……あの子も、年頃だからな。必要だろうと思って…」
「あの子…薔薇水晶ですよね。……そう言えば、そろそろ16の誕生日ですか」
「うむ。子の成長は嬉しくもあるが、反面、寂しくもある」
「…えーと。16歳になったからって、速攻で結婚申し込まれるのは少ないと思うんですが」
「いや、あの子は可愛いからな。いつ何時そう言う時が訪れても可笑しくはない」
「そりゃまぁ、僕も可愛いってのは否定しませんけど。だからって、16でいきなりは…」
「少なくとも、私なら申し込む」
「はぁ!?」
「正確に言うと、私はアレの母親が16になったその日その瞬間に申し込んだ」
「……まじですか」
「うむ。因みに、私も16だった。…若かった」
「いや、若いとかじゃなくて。先生は時々アホな人になりますね…」
「甚だ心外だが、偶にそう言われる。何故だ」
「大真面目に聞かないでください。…やっぱり言われるんだ」
「うむ…そう言えば、アレ―妻にも言われたな」
「まぁ奥さんなら僕より言う頻度は高い……亡くなられているんですよね」
「あぁ…娘に似て、美しく可憐、清純な女性だった…。
―アレが私の求婚を受け入れた時にも『貴方は阿呆な人ですね』と」
「その時は何やったんです?」
「欲しがっていた仏の御石の鉢と蓬莱の玉の枝、火鼠の裘、龍の首の珠、燕の子安貝を持って行っただけだ」
「欲しがっていたなら…―って、それってかぐや姫の結婚条件じゃないですか!?」
「賢者の石を持っていなければ難しかったかもしれん」
「賢者の石!?先生はそんなモノまで―!」
「………冗談だ。―授業が始まる。そろそろ教室に行こう」
「……………何所から何処までが……?」

 


 

13:お熱い保守を致すぞ

「あ…しまった。国語の宿題忘れてきた…」
「――!?国語―おじいちゃん先生の忘れてきちゃうなんてぇ…なんて恐ろしい…!」
「柴崎先生、ね。…宿題を忘れるのはいけない事だけど、そんなに怖かったかしら」
「そう、だよな。脅かすなよ、水銀燈」
「あ、貴方達は知らないからそんな事が言えるのよぉ!…あぁぁ、恐ろしい…」
「……軽くトラウマになってないか、こいつ」
「……そう言えば、水銀燈、国語と社会―まつ先生の宿題は真面目にやってるわね」
「―柴崎老の宿題を忘れたのかね」
「―って、ぅわ、槐先生!? えぇ、そうですけど…」
「次の君の授業は私の受け持ちだが…………………遅れてもいいから、先に謝ってくるんだ」
「先生まで!?―き、気をつけて行ってくるのだわ…」
「あ、あぁ…なんで宿題忘れただけでこんな悲惨な空気が…?」

「ふむ…まぁ、お前さんも若いからそういう時もあるだろうて」
「すいませんでした―(……?別に怖くも何とも…?)」
「次からは気をつけるようにな。―そうそう、若い時と言えば…」
「はい、注意します。………え?」

「―ねぇ、水銀燈。さっきの話なんだけど、何がそんなに恐ろしいの?」
「……おじいちゃん先生本人は怖くないんだけどねぇ。長いのよぉ、世間話が」
「まぁ、そんな気はするけど…別に話くらい…?」
「話の内容が…激甘なのよぉ…。『ワシの愛はエベレストより高い』って豪語するだけあるわぁ」
「…た、確かに仲はいいみたいだけど…、だからってそんな震えるほど…」
「―そこ、私語は慎む様に。…しかも、私が学生の時分に聴いた話とは違っていたりする」
「あ、すいません。―えと、それって…」
「話す内容が膨大にあると言う事だ。…私の薔薇すぃーへの愛でも、勝てるかどうか…」

「おぉ、そうだ。40年前の8月―ワシらが夏休みだった時―」
「つ、月刻みで…ごめんなさいごめんなさいもうしませんごめんなさい………」

 


 

14:蕩ける保守を致すわよぅ

「あら、お帰りなさ~い。遅かったから、お姉ちゃん心配しちゃったわよぅ」
「あぁ、…ただいま。…遅いって、まだ(午後)七時なんだけど…」
「何言ってるの、もう空もこんなに真っ暗なんだから、一人歩きは危険でしょ?」
「……僕、もう高校生……」
「まぁ、真紅ちゃんや巴ちゃん達と帰ってきたんなら危なくもないでしょうけど…」
「…………………僕、男…」
「―あらやだ、ヤカンさんが怒ってるわ。あ、ちゃんと手洗いうがいをしないと駄目よ?」
「……はぁ。―洗ってくるから、コンロを先に止めてくれ……」

「今日は!お姉ちゃん特製、スペシャル花丸ハンバーグよぉ!」
「確かにちっちゃい時は好きだったけど…ぅわ、目玉焼きが二つに…」
「はい、あ~んっ」
「ん。………って、何をさせるかぁっ!?」
「え、え、美味しくなかったかしら?」
「美味いよ。………そうじゃなくて。………いや、もぅ、いい」

「……怖いの苦手ってわかってるんだから、借りてくるなよ」
「あぅあぅ、だって、昔、一緒にやったゲームが原作だから、お姉ちゃん、つい懐かしくて」
「だからって、今さら『バイオ』…。―わ、こら、水銀燈以上なんだからくっつくなっ!」

「えーと。お姉様、一つお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「んぅ、なぁに?」
「なにゆえ、貴女様は僕のベッドにお潜りあそばれているのでしょうか?」
「だって、一人で寝るの怖いんだもん」
「………………あのな。大学生の姉が高校生の弟のベッドに入ってくるなぁーっ」
「ふわぁ…じゃあ、お姉ちゃん、妹になるっ」
「訳わかんない事言うな!なんだその『名案』って顔は!あぁもぉ―」
「……ダメ?」
「………降参。好きにしてくれ……」

 


 

15:熱い保守を致すわぁ

「…用意はいい、水銀燈?」
「―誰に言ってるのぉ、お馬鹿さんの真紅ぅ」
「―貴女しかいないでしょう、この乳酸菌中毒」
「―言ってくれるじゃなぁい、紅茶ジャンキー」
「「始める―のだわっ -わよぉっ」
――――♪――――♪
「最初なんかにミスらないでよぉ」
「―この程度で失敗する訳ないでしょうっ」
「―はっ、それでこそ私のライバルねぇ!」
「―ふん、勝手に変な認定しないで欲しいわっ」
――――♪――――♪
「いい!?此処からペース上がるわよっ」
「―誰が貴女に是を教えたと思ってるのぉ?」
「―あっそ、足元すくわれないで頂戴ねっ」
「―人に注意する暇があるなら自分の心配をしなさいなぁっ」
――――♪――――♪
「真紅っ、気をつけて、次でまた速さが跳ね上がるわぁっ」
「―くぅ、わかってるわよっ!」
「―しっかり…ついてきなさぁいっ!」
「―言われるまでもないのだわっ!」
――――♪―Jam Jam Jam DDR!
「後少し!駆け上がるのだわ!」
「ふふっ、合わせなさいなぁっ!」
――――♪――「「Everybody Dance let`s get down !!」」

「ふぅぅ…やりぃ、パーフェクトよぉ…♪」
「はぁはぁ…危なかったのだわ。―ちょっと、ちゃんと私達のダンス、見ていたの?」
「……ちゃんと見たいんで、次は制服じゃない時にやってくれ。頼むから…」
―某DDRのスピード感が異常なとある一曲を聴いて。

 


 

16:お熱い保守を致しますね

「……どうしよう、社会の宿題持ってくるの忘れたよ」
「な……!おばあちゃん先生の宿題を忘れ…ぅあ…ぅぅ…」
「薔薇水晶、大袈裟すぎるですぅ。おばばは宿題の一つや二つでそんな怒んないですよ」
「……だよなぁ。いつもにこにこしてるし…」
「貴方は知らないだけ…。翠星石は慣れてしまっただけ…うぅぅ…」
「えーと…演技…じゃないよな。それにしては迫真過ぎるし…」
「…演技で冷汗は出ないと思うのですが。そ言えば、薔薇水晶はおじじとおばばの授業は真面目ですね」
「へぇぇ……君、まつ先生の宿題忘れてきちゃったんだ…」
「―草笛先生?…一応やったんですけど、持ってくるのを…」
「そかそか。―あはは…出席しといた事にしてあげるから、先に謝ってきちゃいなさい」
「…みっちゃん先生まで、なんでそんなに震えてるですか…」
「…そもそも、こっち見て言ってくださいよ。―いいや、行ってくる」

「あらまぁ、それは仕方ありませんねぇ。次の授業の時には持ってきてくださいな」
「すいません、不注意で…―(今のところ、怖くない。と言うか、ほんとに申し訳ない)」
「不注意は誰にでもありますから―そう、不注意で思い出しましたが…」
「へ…?なんだ、このデジャヴ……!?」

「んー、薔薇水晶、薔薇水晶。おばば、そんなに宿題忘れてると怖いですか?」
「……怖くない。私も好き。でも、甘い。溶ける」
「はぁ?甘い……って、何がです?」
「世間話が。おじいちゃん先生との話とか。極甘」
「翠星石も『チャーミーグリン』のCMを地でいっているとは思いますが」
「こぉら、―私も混ぜなさい。…私が学生だった時から、校内一のバカップルと呼ばれていたからねぇ」
「…ひでぇですね。まぁ、おばばも『私の愛はマリアナ海溝より深い』って言っていますが…」
「うーん、あの二人と暮らしている翠ちゃんが、恋愛に夢持ってるのもわかるわ…」

「で、20年前の9月15日―火曜日だったかしら―の話なんですけどねー」
「月はおろか…日付まで…もう…許してく…ださい………」

 


 

17:痛い保守を致そう

「むぅ……そうか、こういう流れだったか…」
「失礼します―結菱先生、プリント集めてきました」
「ん、あぁ、すまない。ご苦労だったね」
「横に置いておきますね。…何読んでるんです?」
「うむ、小説の月刊誌だ。―私の作品も載せてもらっているんだが…」
「そう言えば、先生は副業で小説書いてるんでしたっけ?」
「あぁ。中編を載せてもらっていてね。それを読みなおしている」
「読み直す?…自分で書いたものだから、覚えてるんじゃないんですか?」
「そうでもない。…暫く続きものの短編を書いていてね。中編の方の流れを忘れてしまったのだ」
「……意外と行き当たりばったりで書いてるんですか?」
「大体の骨子はできているんだがな。どうも、少し続けると他のネタを書きたくなってしまう」
「そういうものなんですか」
「そう、そして、その続きものの短編も最後の所で詰まってしまってね」
「……袋小路って言いませんか?」
「人とは便利なモノで、また全く別の短編を始めてしまっているんだよ―
短編とも呼べない、30行程度の短い文章だがね」
「……さり気にダメ人間?」
「自覚していなくもない。しかし、実際に、先の中編と短編は筆が進まない。困ったものだ」
「ものすっごく他人事のように…」
「大丈夫だ。是でも本人は軽く焦燥感を感じている。…どうしようか?」
「知りませんよっ!?」

痛いのは自分ですっていう(ry
でも、私だけじゃないはz(ry

 


 

18:乙女な保守を致すわよっ

「ふわぁ…過ごしやすいいい季節になってきたねぇ。んー、服の選択をミスったなぁ」
「まぁ…涼しくはなってきましたね」
「九月に入ってからも暑かったもんね~。家ではTシャツとトランクスで過ごしてたもん」
「……………草笛先生、そーいうのを生徒の僕に言うのはどうかと…」
「あっはっは、でも楽なんだよ、アレ。難点は買いにくい事かなぁ」
「………先生くらいの年齢なら、『夫用に…』とか言えるんじゃないですか?」
「シャラッップ!……そういう自分を抉る言い訳はしたくない…」
「そう言うもんですか」
「そう言うもんよ。……所で、なんで君は頑なにこっちを向かないのかな?」
「えーと、気の所為ですよ、気の所為」
「そ?なーんか嫌われる事でもしたんじゃないかと思って、先生ドキドキよ?」
「はぁ、僕もドキドキで…何でもないです(幾らなんでも、ホットパンツはどうかと思います…)」
「んぅー、やっぱり風もつめた…く、へ―へーっくしょいっとくらぁっ」
「センセ、豪快すぎます…」
「ぐすぐす―あっはっは、上着でも着てくるわ。んじゃねー」
「上じゃなくて下を変えて…いゃ、もういいや…」―――
「…って言う事があってだな。金糸雀、どうにかしてやってくれ…」
「どうにかって言われても困るのかしら」
「でも、仮にも20代の先生があぁいう格好とかくしゃみはどうかと思うんだよ」
「ホットパンツって言ってるけど、アレは腿から下の生地がぼろぼろになったから切ってるだけだし」
「そうなのか?確かに、そそっかしそうだから破けるのも早そうだけど…」
「くしゃみも、作ってるのかしら」
「……は?作るって…わざとって事か?」
「ええ。みっちゃんのほんとのくしゃみって結構可愛らしいものだもの」
「…………豪快なのを可愛いのに変えるってのならわかるんだけど…」
「『自分には似合わないから』って。乙女心は殿方には複雑怪奇なのかしら」
「わかるのか、お前らは。―でも、なんか…可愛いな、みっちゃん先生」

「くちゅんっ―と、油断したぁ…」

 


 

19:痛い保守を致す…
(以下の文章には、特定の方にとって残虐・グロテクスな表現があります。ご注意下さい)

「……描けた。上手くいった」
「ん?―何がどうしたって、薔薇水晶?」
「文化祭用のイラスト…。ほら、可愛い」
「あぁ、うん、可愛いな。…あんまり絵はわかんないけど、普段より上手く描けたのか?」
「うん。ペンが走った。インクも滲んでない。ヴイ」
「……?そうなのか。前に見せてもらったのとそんなに違いがない様には…」
「……そんな事ない。髪も自然に描けてるし、目だって綺麗っ」
「わかった、わかったから無表情で怒るな。なぁ、ところで―」
「表情もきちんとしているし、口も……何?」
「なんで、お前の描く絵って片目が隠れてるのが多いんだ?」
「……!そ、そそそそそそんな事、ない」
「…思いっきり動揺している気がするんだけど。―それと、首から上の絵ばっかり見ている様な」
「……!?そ、そんな事、そんな事、ないもん…っ」
「あと…って、ぅわ、涙目!?ご、ごめん、そんなに気にしてるなんて」
「―君、薔薇すぃーをいじめているのかね?」
「ち、違っ!―え、槐先生!?」
「うん、苛められた。とってもぶろーくんはーと…」
「可愛そうに…。どれ、見せてみなさい。―表情も生きているし、いい画だね、薔薇しぃー」
「……えへへ。ほら、見る人が見れば、ちゃんと…―?お父様、何を…!?」
「――裏返しして、見ている」
「………!?お、お父様もいじめっ子…!もぅいい、出てくっ」
「え、薔薇水晶!?…行っちゃった。―裏に何か描いてあったんですか?」
「いいや。表の画が透けているだけだ。―授業中だから、少しは罰を与えないといけないのでな」
「………??よくわかりませんけど、授業中にどっか行っちゃいましたよ、アレ」
「アレ言うな。―ともかく、追ってやってくれ」
「はぁ…んじゃ、行ってきます」
「―我ながら、酷い事をしてしまった。これで少しは機嫌を直してくれればいいが…」


 
20:甘ぁい保守を致すのだわ2

「そろそろ日も暮れてきたし、いい加減決着をつけない?」
「戦績も五分ってとこか。よし、次がラスト。―勝者は」
「―何でも一つ敗者に命じる事が出来る。忘れないで頂戴ね」
「お前こそ。と、ジョーカーはどうする?」
「どちらでも構わないわよ。―なんなら、貴方が最初から持っていても、ね」
「…五分だってのに、大層なご自信で。―OK、ジョーカーはなしな」
「ふふ、変に負けず嫌いね。―さぁ、カードを配って頂戴」
「誰かさんと一緒でね。―ん、配り終わったぞ」
「さて―…あら、これは……」
「役なしにでもなったか?僕は……よし、まずまずかな」
「―残念ね。貴方がどんな手であろうと、私の勝ちよ」
「…へ?まさか、ロイヤルストレートフラッシュ?…いや、それはないよな…」
「それよりも上よ。―どうする?最後の足掻きでカードをチェンジする?」
「……(…ブラフ?ブラフ…だよなぁ。絶対にあり得ないし…)―いいや、是で良い」
―――「「では、オープン。―フォーカードだ。 ―フォー・オブ・ア・カインドなのだわ」」
「……やっぱりブラフじゃないか。確かに強いけど」
「いいえ、ブラフではないわ。クワッドトエルヴズよ」
「………ぐぁ。……………負けた。―でも、ロイヤルよりは弱いだろ?」
「強いわよ。だって、『クイーン』なんだもの」
「…………………物凄く自分ルールだと思うけど、なんかとっても納得した」
「そ。所で、貴方のカードは?」
「惜しかったんだけどな。11のフォーカード―あぁ、13でも負けてるんだっけか」
「…………ふ…む。―前言撤回、私の負けよ。さっさと何をして欲しいか言いなさい」
「へ?いや、普通のルールでも負けてるんだけど―」
「『Q』は何よりも、例えばジョーカーよりも強いわ。唯一つ、『J』を除いて、ね―――(ちゅ…。
―是でご満足?」
「……僕はな。―で、『召使』的には『女王』の命令を聞こうと思うんだけど」
「そ、いい心がけね。―じゃあ、貴方からも……口付けを頂戴」

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