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ふ~、応援ライブの後に倒れちゃったのがマズかったわね。医院長直々にお叱りくらっちゃったし、病室謹慎一ヶ月か~。まぁ、疲れてきてたからいーけどー。う~ん、ヒマだ。

ガラガラ…
巴「あの、お久しぶりです」
あ、巴ちゃん久しぶりー
巴「この前は同胞を応援してくれてありがとうございました」
同胞…なんだ…
それで、どうしたの急に?
巴「はい、最近…桜田君が冷たい気がするんです…」
お~、さすが思春期。恋の悩みですか。
巴「それと、同時期に真紅さんが桜田君の家に居候するようになったんです」
ふ~む、それはなかなか大胆な…
巴「呪いです」
・・・は?
巴「きっと桜田君は真紅さんに呪われたんです。だから私に冷たくなったんです」
ここで『はいはい電波電波』とか言っちゃだめなんだろうな…
で、私にどうしろと?いくらなんでも呪いなんて解けないわよ?呪詛返しなら出来るかもしれないけど。
巴「はい、今メグさんが謹慎状態なのは聞きました。だから、唄を作って欲しいんです」
唄を…作る?
巴「そう、私の歌声で桜田君の呪いを解くために…!」
この子、言ってる事は訳ワカメだけど思いは本物みたいね…。確かに、歌姫を目指す以上、謹慎だからといって活動を止めてはいけないわ。私には時間が限られているものね。わかったわ!やってみる!
巴「ありがとうございます!」
任せて!じゃあ曲が出来たらあなたのパソコンに送るから、あなたの声を重ねて桜田君に聞かせなさい。
巴「はい!頑張ります!」


ジ「さて、柏葉に渡されたCDを聞いてみるか…しかしなんなんだろ?いきなりコレ聞いて、なんて」
カチャ。ウイイイン…
 



以下、トゥモエVoice

幼馴染みと呼んで~ね~。桜田君~。
桜田君と~、私の、仲でしょ?
前世から~ずっと~近くにいるって決まってたんだ~もん。
前世から、再び合う約束して~たの~!

桜田君、どこ行くの?その赤いのは、魔女なのよ!
桜田君、そんなヤツと一緒に、住まないで!
桜田君。どいてソイツ(ピー)せない~♪

コミケに行こうよ、桜田君~。
裂かないでよね~、私達の仲を~!
屋根裏から~ずっと、桜田君を見守っていたんだ~もん~。
ソイツなの~思い出してよ魔女の名前を~!

桜田君大丈夫!今ソイツ、(ピー)すから!
桜田君そんなヤツを鞄で、庇わないで
魔女さん、薔薇のムチは止めてよね~。

桜田君、どこ行くの?その赤いのは、魔女なのよ!
桜田君、そんなヤツと一緒に、住まないで!
桜田君。どいてソイツ殺せない~♪




ジ「・・・・・」

~翌日~
ガラガラ…
巴「どうも…」
いらっしゃ~い。で、どうだった?
巴「桜田君に正座させられて一時間説教されました。」
きゃー!もうそんなアブノーマルなプレイに発展したの!?へー、桜田君って攻めなんだ~。ちょっと以外。
巴「フラグ…立ちました?」
うん、バッチリ♪もうビンビンよ☆これからも頑張ってね!
巴「はい!ありがとうございました!ではまた」
ガラガラ、ピシャリ。

あー、いい仕事したな~。水銀燈が天使なら、私は恋のキューピッド、なんてね?ふふふ~。


元曲「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」





…うん、そこはこうして…
?「…じゃあ、こんな感じ?」
そうね。じゃあ次は…

ガラガラガラ
水「おはめっぎゅ~☆お見舞い来たわよぉ~って、あらぁ?」
あ、おはめっぎゅ~☆水銀燈。
蒼「お邪魔してます。え~と、おはめ…?」
おはめっぎゅ~☆よ、蒼星石。最近の私達のブームなの。イケてるでしょ?
蒼「そ、そうだね!い、いいと思うよ?」
水「…私の名誉のために言っておくけど、考えたのはメグの方よぉ」
蒼「ああ、なるほどね~」
ちょっと、なんで二人で笑いあってるのよ。なんだかそれとなくバカにされた気分なんだけど。
…後で水銀燈の分のヤクルトにかたくり粉混ぜてやろうかな。でろんでろんのヤクルトに慌てふためくがいいわ。ふふふ…


水「で、どうして蒼星石がここにいるの?」
あ、うん。あのね、『自分に歌を歌って欲しい』って言ってきた人がいてね。基本は応援歌だけど、今回はしっとりと歌い上げようと思って。これなら病室でも平気でしょ? 
水「それで、蒼星石と一緒に歌うって事?」
蒼「ううん。今回は僕は伴奏担当なんだ。といっても、ギターで簡単に鳴らすだけだけどね」
今回はそれでいいの。哀愁ただよう感じにしたいから。
水「応援歌なのに哀愁…?一体誰からの依頼なの?」
え?ラプラス。ちょっと前にメールが来てね。『自分の人生と私生活を慰めて欲しい』だって。どうせ誰からも相手にされないだろうし、バラードの練習もしたかったから引き受けたの。
蒼「(メグちゃんって…結構毒舌だよね…)」ヒソヒソ
水「(そうよぉ…だけど自分で全然気にしてないからタチわるいのよぉ…)」ヒソヒソ
…なにか相談事?お二方。
水「あらぁ、何か聞こえたぁ?うふふふふ…」
…まぁいいわ。そうだ水銀燈。ちょうどさっき作曲が一段落着いたの。聞いていかない?
水「え?ん~、そうねぇ。ちょっとだけ気になるし」
じゃあ蒼星石よろしくね。
蒼「うん、オッケーだよ。いつでもどうぞ」
じゃあいくわね。題名は『ラプラスのうた』よ。 



親の代から、仕えている~この家で~
今日も、炊事、洗濯、お掃除、そして食べ~られる~

小腹が空けば、また狩られて、食べ~られて~
でも、このラプラスあなたに従い尽く~します…

そろそろ死んじゃいそうだなぁ…
いっそ夜逃げしようか、なーんて~
嗚呼、嗚呼、あの人形(くんくん)に~恋とか~しながら…

2人の乙女が、住んでいる~この家で~
今日も、炊事、洗濯、お掃除、そして食べ~られる~

漫画を描くたび、脱がされて、また掘られ~
でも、このラプラス愛してくれとは言い~ません…

そろそろ泣いちゃおうかなぁ…
いっそ気持ち良くなってみようか、なーんて~
嗚呼、嗚呼、あの人形に~恋とか~しながら…

どんなに食べられ、また掘られる、ことがあれど~
もちろん、このラプラスあなたに従い尽く~します…
』 


水「・・・あら?おかしいわねぇ…目から塩水が・・・」
蒼「メグの声がまた哀愁を誘うよね・・・」
うん、思いのほか好感触。あのウサギも役に立つ時もあるのね。
じゃあ、さっそく録音したモノを送ってあげましょう。

水「今度…人参でも送ってあげようかしらねぇ…」
蒼「あの二人にも僕から少し話してみるよ。なんか…せつないしね…」


わ!素晴らしい出来で感動したから御礼くれるって!ラッキー!ひゃっほ~い!!



元曲、ピクミンより「愛のうた」 


つ【おまけ】

赤メイデンは~紅茶狂~♪

青メイデンは~僕っ子で~♪

黄メイデンは~ドジばかり~♪

紫メイデン、発情期~♪

白メイデンには…

アッー!

食べられる~♪

個性が色々活きているよ~♪

水「ふ~ん。うまく出来るもんねぇ」
なんで…
水「え?」
なんで黒ピクミンがいないんじゃー!!!うぎゃーー!!!
ブンッ!バリン!ドッシャーン!
水「ちょ、落ち着きなさい!危ないでしょ!?……きゃー!!」



~メグの日記~

〇月×日。

今日、ようやく謹慎期間が終了した。
佐原さんは渋い顔で『ほどほどにね』なんて言ってくれた。『もうやめろ』じゃないあたり、私の事を少しは理解してくれたみたい。悪い気はしない。

早速、リハビリもかねてカラオケに。
ああ、周りを気にしないで歌えるのってステキ。でも私の大好きなアニソンが無くてショック。(ちなみに、『骨有る限り榮えあれ』)

久々だから大声で叫んじゃおうかなって思った。お腹の底からシャウトすると、気持ちいい爽快感が味わえるから。だから歌った。

…さすがの私もびっくり。声の代わりに吐き気と胸の痛みが出てくるんだもの。

はぁ、予想以上に時間が無いみたい。大声で歌いきれるのは次が最後かな。

まだ。まだ終われない。もっと皆と歌いたい。だから頑張ろう?私のカラダ。

よし、気合い入った。やる気まんまん。
ただ一つだけ、気になることは… 



翠「たのもー!ですー!」
あら、珍しいわね。道場破りかしら。初めて見るわ。
水「なワケないでしょう。…ねぇ翠星石?病院では静かにするものよぉ?」
翠「むむ、翠星石としたことが…ちぃと熱くなっちまったです。いやいや、それよりメグとやらはお前ですか!?」
違うアル。ワタシ、めぎゅう三世…って、何するのよ水銀燈。痛いじゃない。
水「まったく…。で?メグに何のご用?」
翠「えっとですね、おめー、巴とラプラスに応援歌作ったですよね?」
うん、作ったわね。
翠「ありゃなかなかでしたよ。でも!真に応援されるべきはこの翠星石なんです!あんな幼なじみ設定にしがみつくネクラ女や家畜なんかどうだっていいんです!」
水「…なんかすごく酷い事言ってるけど、用はメグに歌って欲しいの?」
翠「ですぅ!はなから見込みの無い恋愛や家畜の人生なんかより翠星石のほうが辛いんです!いいですか!?欲しいものが目の前にあるのに届かない!砂漠で水が有るのに手が届かない苦しみが解りますか!?昔のエライ人は…」

~30分後~

翠「…というワケなんです!まさに生殺しですぅ!…て、聞いてるですか!?」
水「…へ?ああ、もちろん聞いてるわよぉ。『落下するバタートーストの力学的分析』の話しよねぇ?」
違うわよ水銀燈。『コーンフレークがふにゃふにゃになるプロセスの物理的考察』の話しでしょ?
翠「誰が食べ物の話しをしたですか!!なにがふにゃふにゃですかぁ!?…まぁいいです。つまり、こんな哀れで健気で可哀相で美しい翠星石を歌って欲しいですよ。あ、出来れば翠星石も歌いたいです。デュエットはオッケーですか?」 
なんだ、そういう話しなのね。うん、出来ると思う。うーん、貴方がベースだとテンション高いのがいいわね…
水「大丈夫なのぉ?ちゃんとセーブしてよぉ?」
わかってるわ。それに…
水「…それに?」
何でもないわ。じゃあ翠星石、出来たら一緒に練習しましょうか。せっかくだから観客がいる前で歌いたいでしょ?
翠「話しが解るじゃねーですか!流石は翠星石が見込んだヤツですぅ!じゃあ頼んだですよー!」ガラガラガラ
水「だから、病院では静かにしろって言ってるのにぃ…」
ふふ、いいんじゃない?さて、私も頑張らないとね。


蒼「…で、僕が呼ばれたの?」
水「そ。いっそジュンを呼べばって言ったんだけど『それが出来たら苦労しねーですよ!』ですって。真紅は論外。あとおしゃべりなヒナカナもダメだとか。薔薇雪華は用事があるみたいねぇ」
蒼「…さっきラプラスが泣いてたんだけど」
水「…冥福くらい祈っておきましょ。ほら、もう始まるわぁ」

ダラダラダラダラ…
翠「レディース・エンド…って男はいないですね。とにかく、翠星石達のライブへようこそですぅ!今から愛の歌を響かせるですから、耳かっぽじって聞くですよー!」
じゃあ早速いきましょ。題名は『ざくろんぼ』。…ちなみに、私が考えたの。我れながらセンスを感じるわ。果実の路線は外さないでそこに…
翠「いいからいくです!ミュージックスタート!」 


ザザ~
二人「いがみ合う~2人。一つ屋根の下。隣どうし、アナタと私ざくろんぼ!」

ズンチャン!チャチャチャ~ン!
翠「日記を開くともう、二年たつですぅって」
め「やっぱ実感するね、なんだか照~れたりするね」

め「そういや、ヒドイコトも言ったし、ヒドイコトもしたし~」
翠「ケンカばかりしてたけれど、甘い甘~い日々ですぅ。です♪」
め「泣き泣きの一日や~、2人きりの夜や、書き表せない」
翠「だって多いんですぅ!!」

二人「照れ隠し~の君を、見~つめていたい」
翠「もしその笑顔を、私にも向けるなら」
め「笑い合う~2人、幸せな夢。だけど」
二人「いがみ合うアナタと私ざくろんぼ!」
チャーン!!
(もういっかいですぅ!!)
二人「照れ隠し~の私を、抱きしめて~いて」
翠「もしこの気持ちを、わかってくれるなら」
め「愛し合う~2人、最高の夢。だけど」
二人「いがみ合うアナタと私ざくろんぼ!!」
ズン、チャチャーン! 


蒼「ふふっ、たしかに甘酸っぱい歌だね。姉さんらしいや」
水「『ざくろんぼ』ってのも、メグにしては上出来かもねぇ」
翠「あー!歌ってたらなんか火がついてきたです!絶対にジュンは真紅なんかに渡さないですよ!!よし、気合い入れるためにこの後騒ぎまくるです!めぐも一緒に…って、どこ行ったです?」
蒼「『徹夜で疲れたからパス』だって。翠星石が騒ぎ出すのわかってたんだね」
翠「ノリ悪いですねぇ。仕方ねーですから、三人で飲むですよぉ~!!」
水「・・・」
蒼「お酒はダメでしょ…。あれ、どうしたの水銀燈?行かないの?」
水「え、ええ。大丈夫。もちろん行くわよぉ」
翠「何してるですか二人ともー!さっさと行くですよー!!」 



ギシッ。
ふぅ、なんだかんだ言っても、このベットはやっぱり落ち着くわね。
ハァ、ハァ、ハァ…
胸の高鳴りが治まらない。これが興奮によるものだけじゃないのはわかってる。
だけど、なんとか歌いきれた。アップテンポな曲の歌い収めにしては上出来かな。翠星石も満足してたし。
蒼星石も水銀燈も楽しそうだった。私も楽しかった。

…水銀燈。
私がこんな状態で歌ってるの知ったら、やっぱり怒るんだろうな。優しいものね、貴方は。
だけど歌わせて欲しいの。それが貴方を騙していること、傷付けるかも知れないことは辛いけれど。
…ちゃんと騙せてたかなぁ。水銀燈は誰よりも私を知ってるものね。私が水銀燈を誰よりも知っているように。

…ようやく眠くなってきたわね。今は休む事に専念しましょう。次もちゃんと歌いきれるように。今日はお疲れ様ね、私のポンコツ・ハートさん…
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