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質屋のお客達その7

エアコンは魔物だね。使いだしたら切ることができなくなる。外にも出れなくなるよ。
まあ外にはあまりでないけどさ。

「こんにちはジュン。この中は涼しいですね。でもあまり使いすぎるのもダメですわ。」

蒼星石、真紅とあまりにも質屋に似合わない二人が来たわけだが…今日はそれ以上に似合わない雪華綺晶が来たようだ。

「何しにきたんだよ雪華綺晶。」
「おかしなことを聞きますわね。質屋に来るのはお金を借りるためでしょう?」

まあ合ってはいるんだけど…。雪華綺晶は僕より年が二つ下で高3だ。
なのに…持っている資金が僕が株で稼いでいる資金より多い。

「雪華綺晶は金かなり持ってるだろ。各地の賞金付き大食い料理がある店を潰してるんだからさ。」
「潰してるだなんて人聞きが悪いですわ。賞金付き料理を二回以上食べてはいけないなんてルールにはありませんよ。」

確かにそうだが…。潰れるほど食べなくてもな~。

「ジュンはこの地区の大食い料理がある店はすべて潰れるているのをご存じですわね。」
「ああお前が全部食い潰したからな。」

食い潰した……雪華綺晶に会うまではこんな言葉を使うなんて思っても見なかったよな…。

「だから私が資金を稼ぐには遠出しないといけないのですわ。でもその遠出する資金がないんです。」
「何でだよ?いったい何に使ったんだ?」
「夏休みに世界各地に飛んでいたらいつの間にかお金が無くなっていたんです。」

世界各地って…高3なのに行動力有りすぎるよ。まあ無くなるよなそれは…。 

「だから遠出するためにお金を貸せと?」
「そうですわ。察しがいいところ好きですわよ。」

いや満面の笑顔でその言葉は反則……。普通に大ダメージだ。

「ま、まあそれはいいとしてだな。何かあるのか?」
「そうですわね。この眼帯位がちょうどよさそうですわ。」
「んっ?ああ装飾を見る限る遠出するくらいのお金にはなるぞ。でもいいのか眼帯をのけ……」

あれ?眼帯をこちらに渡したはずの雪華綺晶の右目にはまた眼帯が……。

「その眼帯どうしたんだ?」
「えっ?これですか?これは予備の眼帯ですわ。そちらと違いお金にはなりませんけど。」
「そんなに右目見せたくないのか?」
「見たいのですか?どうしてもというのならお見せしますよ。ただ死を覚悟しないと…」
「いやいいよ。」

なんで右目を見るだけで死を覚悟しなくちゃならないんだ。魔眼か?魔眼の類か?

「それでは返すのは来週辺りになりますわ。来週までは遠出するので…。」
「わかった。学校はいけよ。」
「何を言っているんですか?私は一年の時からずっと皆勤ですよ。」
「ああそういえばそうだったな。あっ後店潰すのは止めとけよ。」

雪華綺晶は少し考え、黒い笑顔でわかりましたわ。と言いながら店を出ていった。あれは店潰すき満々だな。
それはそれで金が返ってくるからいいけど。しかし他のやつらは真紅の店がオープンするまでに金返せるかな。
……まあみっちゃんさんはあきらめるけど…。

続く

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