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薔薇乙女INイタリア軍 仮装戦記編


 モンゴルの大草原を埋め尽くす戦車と歩兵の大軍団。
数えるのも嫌になるような大軍を前に、蒼星石は引き締まった声を出していた。


蒼「金糸雀、雪華綺晶、この戦いは絶対に逃げる事は出来ないんだ。全力を尽くそうね」
雪「そうですわ。幾らなんでもこれで逃げたら末代までの笑いものです」
金「敵は強いわ。でも、カナだってやってやるかしら!」


 金糸雀の言うとおり、敵の力はこちらに比べれば強大だ。
だが彼女達にしては珍しく、誰も逃げ出そうとはせずにじっと戦闘開始を待っている。
三人にはわかっていたのだこの戦いに負けるということが何を意味するのかを。


 そして、遂に敵の戦車が火を吹いた。
それを見た蒼星石は二人に命令する。


蒼「行くよ。総員戦闘開始!」
金「このイタリア軍一の策士に掛かれば楽勝ポイポイなのかしら!」
雪「生き残れたらワインで祝杯ですわ!」


 M13/40戦車が向かってきた九十七式中戦車に砲を向ける。
そして両者が同時に相手を罵った。


蒼「かかってこいチハタン!」
笹「失せろパスタ野郎!」


――チハタンVSイタリア軍


 枢軸国最弱の座を賭けた戦いが、今幕を開けた。



薔薇乙女INイタリア軍 現代編


時は湾岸戦争。
イタリア空軍トーネード戦闘爆撃隊が爆撃任務のために空中給油に臨もうとした。しかし……


雪「金糸雀さん、確か明日はお給料日でしたよね?」
金「えっ?!忘れてたかしら!」
雪「もうすぐ空中給油ポイントですが……どうします?」
金「雪華綺晶はどうするの?」
雪「実は基地でジュン様が待っているんです。戻ったらプロポーズしようと……花束も買ってあったりして」
金「それって死亡フラグかしら……」
雪「……了承しました。では、給油のときにわざと失敗して帰還しましょう」
金「そんなことしてバレないの?」
雪「今いったら確実に死んでしまいますわ!」
金「そうよねそうよよね。カナも給油失敗ってことにして帰るかしら」

 

そのころ他の機体でも……


雛「明日はうにゅーの特売だから引き返すのよ」
真「あら?急いで帰らないとくんくん探偵が始まってしまうわ」
銀「何で私がこんな事しなきゃいけないのぉ?ばっかみたぁい」
翠「やっぱり戦争はTVゲームのほうが楽しいですよ」
薔「ジュン……今頃浮気してないかな?」


結局八機中七機が給油不能で引き返しました。
しかし、空中給油に成功した蒼い機体はイラク上空で撃ち落されてパイロットは捕虜になってしまったとさ。


蒼「なぜだーーーー!!」


注)実話です
 


薔薇乙女INイタリア軍 補給編


金「大変かしら大変かしら!」
雪「蒼星石隊長!一大事ですわ!」
蒼「どうしたんだい。二人ともそんなに慌てて」
雪「聞いてください。とうとうパスタの予備が底をついてしまいました!」
金「トマトソースもワインもお肉も無いかしら!」
蒼「なんだそんなことか。大丈夫だよ。乾パンも水もまだ沢山あるから」
雪「マズい乾パンなんて食べたくありませんわ!
  楽してパスタをお腹一杯食べられると聞いたから軍に入ったのに……これでは本末転倒ですわぁ!」
金「びぇえええぇぇぇぇん!」
蒼「はぁ……ほんとに君達は……」
金「あ、ついでだけど戦車の砲弾と燃料も無くなってるかしら」
蒼「なんでそっちを言わないんだ!ほら、ボケっとしてないで早く補給要請をしてくるんだ!」
雪「がってん承知ですわ!」


所変わってイタリア本国――


モ「JUMソリーニ様、北アフリカの481戦車隊から補給要請の打電なんだからな!」
J「雪華綺晶達の部隊か……よし、モララー君、読んでくれ」
モ「前線で物資が不足。大至急、パスタ、トマトソース、ワイン、チーズ、肉、オリーブオイル等を送られたし」
モ「追伸、ついでに武器弾薬も要求しますが、こっちは別に送ってこなくていいですわ。あなたのきらきーより」
J「なんと……それは大変だ!大至急補給部隊を編成して彼女達に物資を輸送せよ!」
モ「了解なんだからな!」

 


それから三日後の北アフリカ。そこにはおいしそうにパスタを頬張る二人の姿があった!


雪「モッキュモッキュ……やっぱりパスタはミートソースに限りますわ」
金「この三日間はマズい乾パンばっかりだっだからとっても美味しいかしら~チュルチュル」
兵「お?いいもん食ってんじゃないか。俺らにも食わせてくれないか?」
金「もちろんOKかしら。雪華綺晶もいいよね?」
雪「かまいませんわ。みなさんもどうぞどうぞ」


その後、きらきー達はみんなと一緒にパスタパーティーを楽しみましたとさ


めでたしめでたし


蒼「あれ?なんで弾薬がないの?」


薔薇乙女INイタリア軍 見張り編

 

金「ふあああぁぁぁぁ……眠いかしらぁ。寒いかしらぁ……」
雪「……我慢してください。眠いのは私も同じですわ……」
 補給要請の際に食料を優先したことがばれた二人は夜の見張りに立たされていた。
 時間は十一時。砂漠の昼は凄く暑いが、反対に夜は凄く寒い。
 上着と毛布を支給されてはいるが、それでも夜九時には寝てしまう二人にとっては寒いし眠いの過酷な任務だった。
雪「……クチュン!なぜ私達だけがこんな目に合うのですか。さっぱり訳がわかりませんわ」
金「夜更かしなんて体に悪いかしら。もうみんなはとっくに寝っちゃってるかしら……」
 反省の色がまったくない二人。しばらくはいろいろ愚痴っていた二人であったが、何かをひらめいたのか雪華綺晶がポンっと手を叩いた。


雪「金糸雀さん。もう私達も眠りましょうか」
金「え?でもでも、カナ達が寝ちゃったら、敵が来てもわかんないかしら」
雪「大丈夫ですわ。こっちが眠ければ相手だって眠いはず。だから攻めてくるなんてことはありません」
金「それもうよね。雪華綺晶ってばほんとに頭いいかしら」
雪「ありがとうございます。でも、戻ったら蒼星石隊長に怒られそうですから、
  ここで寝ちゃいましょうか。ちょうど毛布もニ枚ありますし」
 そう言うと、雪華綺晶は毛布に包まりさっさと横になる。
 金糸雀も彼女に続いて眠る準備をする。
金「ふぁ……それじゃ雪華綺晶。おやすみかしらぁ……」
雪「おやすみなさい金糸雀さん。良い夢を……クゥ」
 よほど眠かったのか、横になると二人はすぐに夢の国へと旅立った。
 

 そんな二人を、遠くから観察していた一団があった。銃を構えた無数の人影。連合軍の歩兵部隊だ。
?「おいおい、あいつらまじで寝ちまったぞ」
?「さすがはイタリアだぜ。緊張感がまったくないんだぜ」
?「ちょっとやそっとじゃ起きそうにないであります。突入するなら今であります」
?「よっしゃ、今から奇襲を仕掛ける。お前ら行くぞ」
?「あの二人はどうすんだぜ?殺すんだぜ?」
?「そっとしといてやれ。せっかくの美人だ。殺したらもったいないだろうが」
?「了解だぜ」
 連合軍は寝ている二人の横を音も立てずに通りすぎ、陣地へ向かって忍び寄って行く。

 

 数分後、蒼星石達の陣地は夜襲を受けてめちゃめちゃにされたそうです。

 

蒼「二人とも……ちょっと面かせや」
金「ぶぅええええええええぇぇん!!ごめんなさいかしらぁ~!!」
雪「許してください!ほんの出来心なんです!許してくださいぃ!」

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