「ジュン君、何で君は僕みたいな女に親切にしてくれるの?」
「君が僕に優しくしてくれるから、僕も君に優しくするのさ。
君が笑えば僕も笑えるんだよ。君が泣いたら僕も泣くんだ。
君が離れていけば、きっと僕も唇をかみながら去っていくよ。」
「でも、いつか、僕を追ってきてくれたのはどうして?」
「君が別れる事を望んでいなかったから。そのぐらいは僕にもわかるよ」
「…僕もいつかそんな風に君を理解できるのかな?」
「君はきっと理解してる。僕が君をわかっているくらいに。」


蒼「君ってほんとに馬鹿だよね。僕のことが好きだなんて」

ベジータの場合
「馬鹿なのは君さ。自分の価値も理解していないなんて。君は何よりも美しい」
蒼「ちょっと、かっこいいかも…」

ジュンの場合
「それでも君が好きなんだ!」
蒼「ジュン君…シンプルイズベストってのだね」

梅岡の場合
「ははは、確かに馬鹿だね。君なんかを好きだなnぶべでりりゃぐほぅ!!!」
蒼「永遠に死に続けろ…」グシャグシャベチョドゴンボカギチギチムグホゥドボドガドベン!!

やっぱ、梅岡は駄目だね!



「蒼星石!期末テストやばすぎるよ!特に明日の日本史が!何とかして!」
「うーん、とにかく今夜一晩徹夜で資料集暗記しなよ」ニヤリ
「わかった!そうする!」

翌日
「あんのやろぅぉぉおおおおお!!!!!!今日日本史ねぇじゃねえかぁぁぁ!!!
おかげで今日の科目すべてぼろぼろだっつーの!!騙しやがったなぁぁぁぁ!!!!」

「ふぅ。これで平均どのぐらい下がったかな。今日はさし当たって30人ぐらいにカマかけてみるかな。
 まさか、こんなのに引っかかるとは思えないけどね。引っかかるような人は馬鹿だから平均もあんま下がんないか…」

さっき、日本史が明日ないことに気づいた俺に合掌



蒼星石「ジュン君、お昼ご飯だよ」
ジュン「ああ、もうこんな時間か…」
雛苺「ごはんなの~♪」
翠星石「蒼星石が腕によりをかけて作ったですよ。ありがたく食いやがれですぅ」
ジュン「へぇ…」
蒼星石「有り合わせの物で作ったから味は大したことないよ」
真紅「早速いただきましょう」
一同「いただきまーす「ですぅ」「なの~」」
ジュン「…うん、うまいよ」
蒼星石「ほ、本当?」
雛苺「とっても美味しいのー!」
翠星石「姉として鼻高々ですぅ」
真紅「…」
食事が終わって一息ついた後
ジュン「こんな美味しい物作れる蒼星石は良いお嫁さんになるね」
蒼星石「ッ!!」
雛苺「蒼星石はジュンのお嫁さん?」
翠星石「な、なに言ってやがるですかチビ苺は!」
真紅「…」
蒼星石「そ、そうだよ! 別にジュン君の為に勉強して作ったとか、
ジュン君の為に好きな食べ物を選んだとかそんなことはないんだから!」
……………。
翠星石「…墓穴掘ってるです」
蒼星石「とっ、とにかく! 変に勘違いしないで!!」
顔を真っ赤にしてリビングを出る蒼星石
翠星石「ま、待つですよ蒼星石!」
蒼星石を追う翠星石
雛苺「はにゃ?」
真紅(蒼星石……恐ろしい子!!) 



「?蒼星石?どうしたんですか?元気ないですね」
「ああ…翠星石」
「何かいやなことでもあったですか?」
「僕のことを嫌っている子と、ボールペンが一緒だったんだ…。」
「それは胸糞悪いですね」
「違うんだよ…もし、向こうがそのことに気づいたらどう思うだろう?僕が一緒のボールペンを持っているなんて、きっと、あてこすりだと思い込むよ。
 しかも僕のはあの子のより古めだから、みすぼらしい蒼星石にはお似合いねとかみんなに笑われてたんじゃないかな
 話す口実を作るために僕が一緒のを持ってきたなんて思われたりしたら、彼女の顔に泥を塗るようなものだよ。
 持ち方が変だったらどうしよう。書き方がおかしかったらどうしよう。
 誰も同じのを持ってる人がいなかったらどうしよう。そんな誰も使わないようなものを使っているって哂われる。
 男子と同じボールペンだったらどうしよう。きっと、気があるからわざとおそろいにしたと思われる。
 女子と同じボールペンだったらどうしよう。きっと、僕がそのこと友達になりたがっていると思われる。
 いつ、ボールペンをしまえばいいんだろう?チャイムが鳴ったら?礼をした後?する前?タイミングをはずしたら浮いちゃうよ。
 ただでさえ浮きまくってるのにこれ以上浮きたくなんかない。
 ボールペンの芯を出すとき、どうやって出せばいいのさ。手で握り締めて親指で押す?おでこで?あごで?それとも机で?もう片方の手で押すって方法もあるな…
 妙な押し方をして嘲笑われたらどうしよう。ボールペンの色。あれは黒がいいの?それともブルーブラック?いや、丸つけようの赤ペンはボールペンでいいの?
 アンダーラインを引けといわれたらマーカーで引くべき?それとも水性ペン?赤ボールペン?
 なかなか書けない時、インクが出てくるまでグルグルやるのはしょうがないよね。それを笑うのってひどいと思わない?
 仕方ないじゃないか。書けないんだから。いや、僕だから笑うのか?きっとそうなんだろう。何をやっても蔑まれるなんていやだよ。
 ああ、なんでボールペンなんてものがこの世に存在するんだろう。消えてなくなればいいのに。
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ…………………………」
「…晩御飯できたら呼びますね」

懐かしき俺の思い出。 保守



ジ「ああ、もう夏休みも半分過ぎちゃったな…」
蒼「そうだね…」
ジ「小学校のころはもっと長かったのになぁ…」
蒼「なんでなんだろうねぇ…」
ジ「今年は補習にもかかっちまってあんまり夏休みって気がしないんだよね…」
蒼「僕もいろいろといそがしかったから…」
べ「グォルァァァァァ!!てめえらなにふざけた話してんだ!」
ジ「なにって…夏休みももう半分…」
べ「ふざけんじゃねぇ!もう半分もすぎただと!?
  俺は今まで、毎日毎日朝八時から夜七時までみっちり補習漬け、それもすべて梅岡とだ!
  通常時より濃い毎日を送り!いまだに海どころかナンパの一つもしていない!
  それなのに、もう半分も過ぎただとぉぉぉ!!?」
ジ「……かわいそうになぁ…」
蒼「…今日、夏祭りだったね。行こうか、ジュン君?」
ジ「…そうだな。ベジータもくるか?」
べ「ジュン!!!愛してるぞぉぉぉぉ!!!!!」
ジ「…お前、梅岡に近づいてきたな。」(まんざらでもないな…)
蒼「…ジュン君?何二人で阿部さんワールドに突入してるのさ?」
ジ・べ「はっ!?う、うめおかのせいだ…」
蒼「ホモるな!…まちがえた。ハモるな!」 



蒼「ジュン君、あーんして。」
ジ「あ…あーん。」
蒼「どう?」
ジ「あぁ、美味いよ。でも…何か恥ずかしいぞ。///」
蒼「ふふ、実は僕もちょっと。///」

ベ「……」



ベ「そ…蒼嬢、俺にもあーんを…」
蒼「…あ゛ぁ~ん?」
ベ「…ナンデモナイッス(´;ω;`)」



「へぇ、車買ったんだ。」
「うん、だから明日ドライブに行かない?」
「んー、うん、いいよ。免許もってるよね?」
「もちろん」
よしっ。これで念願のドライブが出来る。
免許を取るのにも苦労したが、車を買うのはもっと苦労した。
受験とどっちが苦労したかと聞かれたら、同じぐらいと答えるだろう。
車は…まぁ、たいしたものではないけれど、学生にスポーツカーを期待しろというのがおかしい。
さあて、明日はどこに行こうか…。

「なかなかいい車じゃない。」
「でしょ?気に入ってるんだ。」
「よく思い切って買ったね。」
「まあ、思い切って行動するときもたまにはなきゃ。」
気分よくドライブをしていると、真昼間から排気音のうるさい数台のバイク、スポーツカーが走ってきた。
真昼間からうっとうしい。抜きやすいようにしてやるから早く抜け。
そう思いながら車線を切り替えると、あいつらも同じ事を考えたのか、同じ車線に入ってきた。
自転車でもよくある、よけようとしてかえってよけきれないって奴だ。
それが何回も繰り返されると、後ろの連中もキレたらしく無理矢理車を停止させてきた。
車から降りるとドアをけり始めた。
ああ、新車なのにドアが…。じゃなくて、マズイ。
このまま引き摺り下ろされたら、袋叩きにあうのは目に見えている。
なにより、女連れなのだ。連中の二、三人も跳ねて強行突破してやろうか。
そう考えていると、なにやら蒼星石が電話し始めた。
「どこに電話してるの?警察?」
「ううん。ファンクラブに。」
「ファンクラブ?」
こんなときにファンクラブか。のんきなものだ。芸能人のコンサートのチケットでも取るのだろうか。 

ふう。警察に電話すべきか。
そう思い、携帯に手を伸ばしたとき、新たなバイクの排気音と、怒声が聞こえてきた。
「グォルァァァァァ!!!!!てめぇら蒼星石様になにさらしよんのじゃぁぁぁぁ!!!!!!」
ベジータを筆頭に、屈強な男供が次々と暴走族を半殺しにしていく。
あらかた片付いたころ、ベジータがガラス越しに話しかけてきた。
「蒼嬢、少し時間は食ったが全員ぶちのめしたぜ。」
「うん。ありがとう。やっぱりベジータは頼りになるね。」
「あ、ありがとうございます!また何かあったらお呼びください!野郎ども、蒼星石さまを見送るんだ!」ウオオオオオオオ!!!
い、いったいなんだったんだ!?
何がどうなっているのかさっぱりわからない。
「さっきのはなんだったんだ?」
「だから、ファンクラブの人たちだよ。」
「…何のファンクラブだ?」
嫌な予感がする。
たぶん当たっている。
当たっていないでくれと祈りながら蒼星石に尋ねた。
「僕のだよ。親衛隊っていうの?ああいう連中も結構役に立つものだよ。」
「へ、へえー。ファンクラブなんてあったんだぁ。」
こ、怖すぎる。もし、彼女の機嫌を損ねたりしたら…。
いやいや、想像するのも恐ろしい。
ベジータのビッグバン・アタックだけは食らいたくない。 

「最初は結構怖かったんだけど、役に立つことがわかってからは時々こんな風に使わせてもらってるんだ。
 あっ、でも、僕が好きなのは、ジュン君一人だけだからね?本当だよ?」
―――っ!!!かわいい!かわいすぎる!
ファンクラブがいくらすさまじい連中の集団だったとしても、この笑顔のためなら死ねる!!!
「うん。わかってるよ。僕も蒼星石が大好きだよ!」
よし、今度俺もファンクラブに入れてもらおう。

「会員ナンバー000200342!?」
「ああ、そうだ。何か不満でも?」
「多すぎない?」
「いや、そんなことはないだろう。たった二万だ。
 蒼星石さまのファンとしては少なすぎるぐらいだ。
 そうそう、お前は忌々しいが、蒼星石さまの彼氏らしいな。
 特別に、本部所属にしてやるよ。」
「…ひょっとして支部も?」
「当たり前だろう。北は北極から南は南極、下はルルイエから上はM38星雲まであるぞ。」
「………。まぁ、蒼星石のかわいさなら不思議はないな!」
「そうだろそうだろ!」
「「ハッハッハッハッハッハッハッハ……!!!!!」



翠「いつもどんなことを検索してるのか調べてやるですぅ」
蒼「姉さんやめようよ…」
翠「意外とす、すけべな画像はないですね」
蒼「ほっとした?」
翠「うるせーですぅ!」
蒼(でもなんだか、ちょっぴり残念かも。どんな娘が好みなのかな…?)
翠「あっ」
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蒼「//////////」

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最終更新:2007年08月30日 01:05