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十二章「山道」

ジ「土の街っていっても普通だな。」
ジュン達は朝早く起きて金糸雀の風により土の街まで来た。

翠「まったく土でてきた家とか洞窟とか想像してたですか?」
ジ「いやそこまではさすがに…」

入ってみるとはじめの街とそうかわらずジュンは拍子抜けしていた。
蒼「まあそれはいいとして情報集めないとね。金糸雀はここで休んでてよ。さすがに六人は多かったからね。」
水「だからぁ私は飛んでいくって言ったのにぃ。」

金糸雀は自分を合わせて計六人を運んだ疲れで街の道に座り込んでいた。

金「わ、わかったかしら。」

真「じゃあ手分けしていきましょう。集合はここ。情報を見つけても見つけなくても一時間後にここに集合よ。」

各自一人ずつ別れて街を探索していく。
ジ「一人だとなんか不安だな。とりあえずRPGの基本で人に聞いて回るかな。」
ジュンは周りの人に話し掛けていく。
「ここのこと?土の街だろ?」
「さぁしらないね。」

「ここは武器屋です。」

RPGの基本、街の人間は決まったことしか話さない。それにジュンはイライラしていた。
ジ「体験してみてわかったけどこれはかなりうざいな。」
そんなジュンに自分から喋りかけてくる人間が一人 

?「そこの人なにかお探しか?」
ジュンはすぐに振り向く。
ジ「(…自分から話し掛けてくるってことはプレイヤーもしくはイベントか。でもこいつはプレイヤーに見えないな。)」
ジュンに話し掛けてきたのはかなり年老いた老人だ。
ジ「(長老かよ。)いやその…」
老「モンスター退治にきたなら山に行くんじゃな。」
そして老人は勝手に話しだした。
ジ「(まだ何も聞いてないよ!?モンスター退治?プレイヤーのことかな?)ってあれ?」
ジュンが考えをまとめ老人に話し掛けようとするが老人はもうジュンの前から消えていた。
ジ「なんだったんだあれ?んっ?もう集合の時間か。」
ジュンは消えた老人のことを気にしつつ集合場所へと戻る。
真「山に行くのが有力ね。蒼星石と水銀燈とジュンが同じ情報なんだから。」
真紅は全員の話をまとめる。
ジ「なぁ?真紅と翠星石は何してたんだ?情報0って…」
金「翠星石は集合三十分前にめんどくさいって戻ってきたかしら。真紅は四五分前に…」

理由を話す金糸雀に真紅と翠星石の殺気を帯びた眼差しが突き刺さる。

蒼「まあそんなことじゃないかと思ってたけど…」 

蒼星石は呆れてため息を吐く。

ジ「(そういえば僕達と会う前はほとんど蒼星石が情報集めてたんだな…)」

ジュンはこれまでの蒼星石の苦労を想像して心の中で感心していた。
水「それよりぃさっさと山にいくわよぉ。めんどくさいんだからぁ。」

水銀燈の言葉で金糸雀を睨んでいた翠星石達もおさまり街を出る。

ジ「しかし険しいな。金糸雀の風でいけないのか?」
山を少し登ったところでジュンはそんなことを言いだす。

翠「まだまだ先は長いですぅ。今から根を上げてどうするですか!?それに金糸雀の方が疲れてるんですからそんなこというもんじゃないですぅ。」
しかし翠星石の意見にジュンは制される。
ジ「(はぁしかたないか…。)」
ジュンはとぼとぼと山道を登っていく。

笹「これはベジータが見たらかなり怒りそうだな。」
ジュン達より上で望遠鏡片手に笹塚は呆れ返る。

べ「笹塚どうかしたのか?」
隣からベジータが話し掛ける。
笹「いやねジュンを発見したんだよ。」

べ「はっ?ジュンがここに来てるのか!?」
笹塚の言葉にベジータは驚きの声を上げる。

べ「ちょっと見せろよ。」
笹「ベジータ忘れたか?これは俺にしか使えないんだよ。」 

ベジータは思い出したようにハンマーを地面に置く。
べ「そうだったな。まあ見に行けばいいか。どこにいるんだ?」

笹「もうすぐあがってくるよ。それよりハンマー置いて倒せたのか?ドラゴン」

笹塚は返事をしながら望遠鏡を手のひらから消す。

べ「あれくらいのやつ俺が倒せないわけないだろ。そうか会うのは久しぶりだな。」
笹「まあ弱点教えたからな。たしかあいつが引き籠もって以来かな。」

ベジータの後ろには岩のようなドラゴンが倒れていた。見るからに堅そうなその体は所々崩れ背中は完全に壊れていた。

べ「こっちから会いに行くか?」
ベジータは少し休んでハンマーを持つ。

笹「そうだな。ここに着く前にはあれと戦わなきゃならないからな。お前が残した。」
笹塚は喋りながら山を下るため歩きだす。

べ「しかたないだろ。あいつがいれば楽そうだったがな。」
ベジータはハンマー背中に背負いながら笹塚に着いていく。
笹「柏葉は知り合いとんでるんだから仕方ないよ。それにお前とは会わないだろ性格とかで…」

べ「どういう意味だそれ。しかし知り合いが結構来てるんだから驚きだよ。」

二人はジュンに会うため来た道をまた戻っていく。 

水「はぁ。一人なら飛んでいくのにぃ」

水銀燈はため息を吐きながら山道を登る。

真「すこしは我慢しなさい水銀燈。それより……どうしたのかしら?」

真紅達があがっている先から人が何人か下りてくる。
水「プレイヤーかしらぁ?でもこちらに攻撃を仕掛けるっていう感じでもないわねぇ。」

真紅達は一応武器を持つが下りてきた人間は皆、真紅達を無視し山を下っていった。
ジ「なんだあれ?この先に何かあるのか?」

翠「まあ用心にこしたことはないです。このまま上がってみるですよ。」

ジュン達は武器を出したままさっきのプレイヤーが見えたところまで上がってみる。
真「なにもいないわね。まったく人騒がせね。」

その場所にはなにもおらずただ広い空間だけがあった。
蒼「真紅そうでもないみたいだよ。」
武器をしまおうとした真紅を蒼星石が止める。

水「よくみなさぁい。少し様子がおかしいわぁ。」

水銀燈がいうのと同時にジュン達の目の前で砂嵐が起きる。
金「砂かしら?」

砂嵐がおさまると砂が集まった人型の物体があらわれる。

水「めんどくさいのに当たったわねぇ。サンドマン…簡単に言えば砂人間ねぇ。」 

六体の人型になった砂を見て全員身構える。

真「水銀燈知っているの?」

水「聞いただけよぉ。まあ戦ってみればわかるわよぉ。」
水銀燈はメイメイを胸に取り込み翼を広げる。そして牽制に羽根を飛ばす。
それをまともに浴び砂は飛び散り形を崩した。

ジ「あれ弱いじゃないか?」
形を失った砂は風に流さる。
水「聞いた話ではこんなに弱いはず無いんだけどぉ。」
翠「終わったならさっさといくですよ。」

武器をしまい翠星石は砂嵐の中にはいって行こうとする。
蒼「翠星石待ってまだ危険だよ。」
蒼星石の制止で翠星石は立ち止まる。

翠「なにが危険だというのですか蒼星石」

真「前をみなさい翠星石」
真紅に言われて翠星石は前を見る。
水「やっぱりぃあれ位じゃ終わらないわよねぇ。」

先ほど同様砂は人型に変化する。
翠「ならスィドリームで蹴散らしてやるですぅ。スィド…」

翠星石がスィドリームで攻撃をしようとしたその時、砂嵐の中から一人の人間があらわれる。

笹「まったく無茶苦茶だよ。相手をよく見て特性を考え弱点を見極めなきゃこの先やっていけないよ?」 

砂嵐から出てきた笹塚にそれぞれ理由は違うが驚く。
ジ「笹塚じゃない!?何をしてるんだこんなところで?」
笹「それはこっちの台詞だよジュン。まったく引き籠もって何してるかと思えば…」

やれやれといった感じで笹塚はため息を吐く。

真「ジュン知り合いなの?」
ジ「ああ一応友達だよ。」
笹「一応って…ベジータが聞いたら泣くぞ。」

笹塚はサンドマンを背に話を続ける。

ジ「ベジータも来てるのかよ!?どこにいるんだ?」
笹「この砂嵐は通れないからな。少し後ろで待ってるよ。まあベジータなら無理矢理これるんだけどな。」
笹塚の言葉にジュンと翠星石以外は困惑する。

翠「どうでもいいですがお前そんなところにいて大丈夫なのですか?」

いつのまにか蒼星石の後ろに隠れていた翠星石が笹塚を気遣う。

笹「あ~それなら大丈夫こいつらの攻撃は僕には当たらないから。」

蒼「どういうことだい?それに砂嵐通れないならなぜ君は通ってこれたんだの?」
真紅や水銀燈達も蒼星石と同じ考えを持ち答を待つ。
笹「それは後で話すよ。今はこいつら倒すのが先だろ?そろそろくるよ。」

笹塚がそういったと同時にサンドマン達はジュン達に襲い掛かる。 

向かってくる敵にジュン達はそれぞれ攻撃を仕掛ける。

笹「(氷はいないか…まあ水と風と火はいるから大丈夫かな)」

ジュン達の攻撃はすべてサンドマンをバラバラにするだけで倒すことはできない。

しかし蒼星石の鋏での攻撃だけバラバラにはならず斬った場所から水がしみ込んでいく。

蒼「砂だから水を吸い込んでいる?鋏が形を保てない…」

そのせいで鋏は形を失い消えてしまう。

翠「蒼星石あぶないですよ!?スィドリーム」

蒼星石の目の前で攻撃しようとしているサンドマンにスィドリームによる植物攻撃を仕掛ける。しかしサンドマンはすぐに元に戻る。
ジ「笹塚見てないで手伝ってくれよ。」

笹「それは無理なんだ。でも弱点はわかった。今から言うから他の人に伝えてくれ。」
笹塚はジュンにサンドマンの攻略法を教える。

ジ「それでいいのか?」

笹「いけるさ。頑張れよ。」
ジュンは真紅達のいる場所まで戻り作戦を説明する。
真「成る程いいわね。じゃあ翠星石と水銀燈はあいつらを一ヶ所に集めて頂戴」
作戦を理解した真紅達は散らばる。
水「まずは私と翠星石ねぇ。」
水銀燈と翠星石はそれぞれの技でサンドマン六体を一ヶ所に集めようとする。 




舞台裏
ジュン&雛苺&巴
ジ「十二章が終わったな。」

雛「終わったの~。でもヒナ達の出番はまだなの~?」
ジ「まだまだ先のようだぞ。」
巴「じゃあ何で私たちここに出たの桜田君?」
ジ「それはまだまだ出なくて可哀想だから配慮を…いやそんな目で見るなよ柏葉」
巴「いまのは私でも少し殺意を覚えたわ。」

雛「巴が怖いのぉ。目が鋭いの~。」
ジ「いや僕に言われても…それにな。出れるだけましだと思うぞ?みっちゃんさんとかのりとかは出番皆無だぞ。」

巴「それは…」
ジ「でも柏葉の出番も実は少な…」
雛「(巴の顔がどんどん鬼になってるの~。ここは逃げるしかないの~)」
巴「やっぱり…」

ジ「えっ?(あれ雛苺はどこに?)」
巴「やっぱり桜田君は真紅達がいいの?」

ジ「いやそんな顔で迫られても…」
巴「万年脇役の私なんかどうも思ってないんでしょ?」
ジ「いや僕に決定権はないから僕に言われてもさ。」
巴「いいわよ。M字いじめてやるんだから…」

ジ「(やっぱりベジータにいくんだ…)」
巴「それより桜田君次は何があるの?」
ジ「時間無いから話せないよ。(はじめにその質問してくれればよかったのに…)」

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