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十章「和解」 

気絶した水銀燈は闇の淵を漂っていた。
水「なによここは……」

闇の中漂う水銀燈そこに一筋の光。水銀燈はそこへ向かう。
水「あの光…真紅…?」

呟きながら水銀燈は光の中にはいっていく。そして水銀燈は目覚める。
水「どこ?宿…私は確か…」
ぼやけた頭で眠る前のことを思い出していく水銀燈
水「……真紅!?」

大体のことを思い出し回りを見渡していた水銀燈に思いもよらない人物が目に飛び込んでくる。
水「眠っているの?」

真紅は椅子に座りうとうとと眠っている。
翠「起きたですか?変な気をおこすなですよ水銀燈」
ドアから翠星石が入ってくる。
水「貴女はたしか…」

翠「翠星石ですよ。忘れるなですぅ。」

忘れていることに少し腹を立てながら名前を強めに言う翠星石
水「何で私がここにいるのよぉ。それに真紅がなんでここにぃ?」

合ったときと同じような口調に戻った水銀燈に翠星石は返答する。

翠「あそこに置いとくのも忍びなかったので連れてきてやったです有り難く思うですよ。真紅は起きてからずっとお前の看病をしていたですぅ。」
水「真紅がぁ?なぜよぉ?」
そこで真紅が目覚める。 

真「水銀燈…目が覚めたの!?」

真紅は起きてすぐ水銀燈に気付く。

水「えぇ。でなによ真紅ぅ?看病って情けのつもりぃ?」
真「いえそんなんじゃあ…その…えっと…」

翠「あ~もう焦れったいですさっさとするですぅ!!」
戸惑う真紅を見て翠星石がわなわなしながら叫ぶ。
なにを言うのかまったくわからないといった顔で水銀燈は何を言うか待つ。

真「あの…いままでずっと言おうと思っていたんだけど…水銀燈あの時はごめんなさい…。」

水「えっ?」
真紅の口から出てきた言葉それは謝罪だった。水銀燈は突然のことに戸惑う。しかし水銀燈の心はそれを望んでいたかのように晴れていく。

真「許してくれとは言わないわ。ただ私の気持ちを聞いてほしかったの…」
その言葉を聞いて水銀燈の気持ちは固まる。
水「わ、私の方こそごめんなさい…どうかしていたのよ…」

真「じゃあ…」
真紅は期待に満ちあふれた顔で水銀燈を見る。

水「ゆ、許してあげるっていってるのよ。それくらい察しなさいおばかさぁん。」

水銀燈は顔を赤らめてそういう。
翠「こちらは一見落着ですね。まったくプライド高いのも考えものですぅ。」
翠星石は二人を見ながら外に出る。 

蒼「うまくいったみたいだね?」
仲直りした二人を外で見ていた蒼星石は翠星石に笑顔で話し掛ける。

翠「まったく面倒な話でしたよ。しかし謝ることさえできればそれで解決ですぅ。それより金糸雀はどうしたですか?」
このことを聞いて一番喜びそうな金糸雀の姿が無いことに気付く。

蒼「それはしかたないよ。二人共謝るなんてなかなかできない部類のようだし。(翠星石と同じでね。)金糸雀ならまだ寝てるジュン君をみてるよ。それよりジュン君のあれはなんだったんだろうね?」

蒼星石は真剣な顔になる。
翠「さぁわからねぇです。ただあれでみんな助かったんですから感謝するですよ。」
蒼「そうだね。さぁこのことを金糸雀に教えにいこうか」

とりあえず二人は金糸雀のいる部屋へと向かう

金「本当かしら!!やったかしら~~」

翠星石が真紅達のことを説明すると金糸雀は歓喜の声を上げる。

翠「腕をあんなにされてよくそんな明るくなれるですね。」
金「そんなこと忘れたかしら~。」

二人は苦笑しながら金糸雀を見る。

金「それより私は真紅達のところにいくからジュンのこと頼むかしら~。」

翠星石達にジュンのことを頼んで金糸雀は部屋を出ていった。 

翠「さてこっちはなかなか起きないですねぇ。」

蒼「力の使いすぎかな?」
翠星石達はジュンを見ながらそんな話をする。

一方金糸雀は足取りも軽くとても楽しそうに真紅達のところに向かう。

金「二人と~も仲直りはできたかしら~」

金糸雀は真紅達の部屋には入りながら高らかにそういう。

真「だからそうしなさい水銀燈!!」

水「何で私がそんなことしなきゃならないのよぉ。」
真「だから…金糸雀」
金糸雀は入っていきなり喧嘩をしている真紅達にすこし驚くが見たところ過去何度も見た痴話喧嘩のようでホッとする。
水「あ、あらぁ金糸雀。げ、元気ぃ?」

真「はぁ…早くしなさい水銀燈」
金糸雀を見て動揺する水銀燈に真紅が何かをせかす。
金糸雀は完全に頭のうえに?を浮かべている。
水「あの金糸雀…腕のことごめんなさいねぇ。」

真「…まったく。もう少し心をこめて言えないの?」
水「あなたに言われたくないわぁ。」
状況を完全に把握した金糸雀は笑いながら返事を返す。
金「謝らなくても気にしてないかしら~。二人が仲直りすればそれで十分かしら~。」
思わぬ金糸雀の言葉に水銀燈はもとい真紅も顔を赤らめる。 

水「あなたらしいわねぇ。」

金「そうかしら?カナは仲が良い二人が好きなだけかしら~。」

二人を見ながら金糸雀は笑顔で答える。

真「貴女のような友人がいて本当によかったと思うは金糸雀。」

その笑顔に真紅達の心は完全に晴れる。

金「それより真紅。ジュンがまだ起きないかしら。」
真「そう…じゃあ主人として起こさなくてはいけないわね。」
水「ジュン?だぁれ?」

真紅は椅子から立ち上がりジュンの元に向かう準備をする。
金「ジュンは真紅の下僕かしら~。」
水「なによそれぇ。さえないわねぇ。」

真「水銀燈仮にも私の下僕よ。それに私たちの傷を治したのもジュンよ。」

水銀燈もベッドから起きあがる。
水「あの傷を…ならお礼くらいいわないといけないわねぇ。」
金「じゃあいくかしら~。」
三人は部屋をでてジュンの部屋へと向かう。
翠「いつまで寝てるですかこいつは!?蒼星石。レンピカで水をかけるですぅ。」
蒼「そんな無茶苦茶な…待ってれば起きるよ。」

真「甘いは蒼星石。」
そこに真紅達が入ってくる。真紅は棍棒をどこからかだしジュンの前までいく。 

蒼「なんでみんなこんなに無茶苦茶なんだろう…。あっ水銀燈さんだね僕は蒼星石だよ。よろしく」

水「どうもぉ水銀燈よぉ。呼び捨てでいいわぁ。堅苦しいのは嫌いよぉ。」

水銀燈と蒼星石は自己紹介をしながら真紅を見る。真紅は棍棒を振り下ろそうとするのを金糸雀に止められていた。
ジ「……なんだよ。うるさいぞ。…!?」

騒がしくなってきたせいでジュンは目を覚ます。そして棍棒を振り下ろそうとする真紅を見つける。

真「あら起きたのジュン?」

ジ「なっお前また殴ろうとしてたろ!?」

真紅の言葉にジュンは意見する。
真「うるさいわよジュン。下僕のくせにまた私に意見するの?」

しかし真紅に勝てるわけもなくすぐに黙る。

金「ジュン腕のことありがとうかしら~。」
水「私も一応お礼をいっておくわぁ。ありがとうねぇ。」

真「まあ不本意だけど私もお礼をいっておくわ。ありがとうジュン」

なぜお礼を言われているのか理解できないジュンは一応水銀燈に自己紹介しておく。そしてなんのことか聞いてみる。

翠「覚えてねぇですか?おめぇは金糸雀を見たとたんいきなり感じがかわったのですよ。」

翠星石の言葉を聞いてジュンは記憶をたどる。 

ジ「さっぱりわからない。」
しかしまったく覚えていない。
翠「やはり脳みそミニマムサイズのちび人間ですね。」
真「記憶が…力の代償かもしれないわね。」

蒼「でもあれは無意識にやった感じがあったから他の可能性も…」

悪態をつく翠星石とどういうことか推測する真紅達にジュンはもう一度記憶をたどる。
ジ「…やっぱりわからないな。それより今後どうするんだ?」

ジュンはやはり思い出せない。仕方がないので話をかえる。
水「私はあの女を見つけないといけないわねぇ。この手で八つ裂きにしないと気が済まないわぁ。それに…なにか大切なことを忘れた気がするの…」

蒼「この街ではやることをすべてやったみたいだしそろそろ次の街いって見ようか?」
真「そうね。水銀燈もあいつがどこにいるかわからないんだから一緒に来なさい。私だってあいつは許せないわ。」
どうやら次の街に移動することになったようだ。

水「まったくあなたはいつまでたっても頼むのが命令みたいで嫌だわぁ。」

金「でも真紅はそれでこと真紅かしら~。」

真「うるさいわよ二人共。さぁジュン朝の紅茶を入れなさい。」

その後ジュンは真紅と食堂に金糸雀と水銀燈は部屋で話を翠星石と蒼星石は買い物に向かった。 

真「まだまだねジュン」

ジ「うるさい。なら自分で入れろよ。」

ジュン達は食堂で紅茶を飲んでいた。やはり真紅の評価は厳しいようだ。
水「ゲームの中まで紅茶なんてぇ真紅らしいわねぇ。」
ヤクルト片手に水銀燈が真紅達のところに歩いてくる。
真「あなたこそヤクルトだなんて人のこと言えないわよ。」

水「あらぁ~乳酸菌は体にいいのよぉ。」

ジュンは苦笑しながら後から来た金糸雀に事情を聞く。
ジ「なあ金糸雀あの二人っていつもああなのか?」

金「そうかしら。なにか問題でもあるかしらジュン?」
ジ「…いやもういいや。」
まだ言い合いをしている二人を見ながらジュンは朝食をとる。
翠「ジュン~ちょっとくるですぅ。」

ジ「なんだ?」

そこへ翠星石が突然入ってくる。
蒼「翠星石いきなりそれはないよ…」
後から入って来た蒼星石に翠星石は止められて事情を話す。
ジ「つまり今のままじゃ建物やなんかでスィドリームが使えず役に立てないから武器を買ってきたと…それがこれ?」

翠「そうです。」

ある程度状況がわかったジュンは話をまとめる。翠星石は風呂敷袋をあけながらジュンの質問に答える。 

風呂敷袋からは同じ形で少し短めの剣二つ出てくる。
ジ「これは…双剣か?」

翠「そうです双剣ですぅ!!」
二つの剣を両手に持ちながら翠星石は叫ぶ。

蒼「大声を出さないでよ翠星石」
それを止める蒼星石

ジ「でそれに僕が何か関係あるのか?」

翠「そこです。あいにく翠星石は剣など使ったことが無いので練習したいのですぅ。」
蒼星石に止められて翠星石は落ち着きを取り戻す。
ジ「それで?」

翠「あ~も~ちび人間は途方も無く鈍感ですぅ。それを手伝えといってるのですよ。」
ジュンは?を浮かべる。

ジ「僕より蒼星石とか真紅とかに頼んだらいいじゃないか」

翠「それは…その…そ、蒼星石達は強すぎるのですよ。弱いちび人間が丁度いいのですぅ。」
それを聞いて怒ろうとするジュンだが金糸雀に小声で止められる。

金「ジュン、翠星石はあんな頼み方しかできない子なのかしら。でも翠星石が蒼星石以外の人に頼むなんてめずらしいの。だから聞いてあげてほしいかしら。」
金糸雀はそういって真紅達の方に戻っていく。

ジ「なにをすればいいんだ?」
翠「簡単ですぅ。翠星石と勝負すればいいのですぅ。」
突然翠星石はとんでもないことを言いだした。 





舞台裏
ジュン&笹塚&翠星石
ジ「さて十章も終わって一先ず一見落着だな。」

笹「ジュン。僕たち名前すら出てないんだけど…」

ジ「いやそれが出すには尺が足りないのと翠星石が活躍したいから自分を…」

翠「うるせぇですちび人間。ちびは黙って翠星石に従えばいいのですぅ。」
笹「あ~大体わかった。でベジータは?」

ジ「わかってくれたか僕も大変なんだよ。ベジータは…」
翠「言わないほうがいいですよジュン。あれは残酷でしたからね。」

ジ「まあそうだけど…お前もやってたじゃないか翠星石」
翠「しかたないですぅ。あのM字ハゲが調子に乗ってみんなに自慢なんかするからあんなことに…」

ジ「雛苺と薔薇水晶が特に怖かったな。」

翠「あいつらは手紙までだしてましたからね。恐ろしいほどの負のエネルギーを感じましたよ。」
笹「はは…こっち何となくわかった。とりあえずベジータに黙祷を捧げとくか」
ジ「そうだな。百分の九十九殺しされてたからな。」
翠「ほとんど死んでるですよ。」
笹「怖いな。じゃあ黙祷」
ジ「(とりあえず生きて還ってこいベジータ)」
翠「(化けて出るのは勘弁ですぅ。)」
笹「(死ぬなよベジータ…)」

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