み「祝!借金全額返済!」
金「ああ、これで普通の生活に戻れるかしら…。」
み「お祝いに、カナの服買ってきちゃった♪」
金「ありがとうかしら…って、これのお金は?」
み「もちろん、サラ金に借りてきたわ」
金「ほんと?闇金じゃなくてサラ金?」
み「そうよ。だから安心してね。」
金「………」
み「?どうしたの?」
金「こんど、マグロ漁船乗れとか、ソープに沈めとか言われても、とめてあげないかしら…。もうほんと、いっぺん死ねや」
み「カナ…。大丈夫よ。いざというときはこの人…えーと、満田銀次郎さんにお金借りられるから。
しかも、利息はトイチよ?踏み倒し放題でしょ?」
金「それだけはやめるほうがいかしら…」
み「カナぁ~!たっだいま~♪」ギュゥ~~ッ!
金「ぐっ…ぐぇえ!苦しっ…」
み「う~ん、きゃわいぃきゃわいぃきゃわいぃいいいいい~♪」スリスリスリスリスリ…
金「み…みっちゃ~ん!ほっぺが摩擦でまさちゅーせっ…熱い熱い熱いかしらぁあああああ~!!」
翌朝…
近所のおばさん「あら、カナちゃん。おはよう。」
金「お…おはようございます…かしらぁ……」
おばさんA「…やっぱり、金糸雀ちゃん元気ないわよねぇ?…ヒソヒソ…」
おばさんB「よく見たらほっぺにヤケドみたいな跡があるし…ヒソヒソ…」
おばさんC「それに…こないだ体にアザもあったわよ…?」
おばさんA「加えてよく夜に悲鳴が聞こえてくるし…まさかカナちゃん、虐待されてるんじゃないの?」
おばさんC「あり得るわねぇ…みつさん、お仕事上手くいってないのかも…ヒソヒソ…」
おばさんB「なんでも浪費家らしくて借金まみれらしいわよ?人は見かけけよらないわよねぇ…ヒソヒソ…」
おばさんC「まだ独身みたいだし…イライラしてんじゃない?」
み「あ、おはようございま~す♪」
おばさん達「!!…ヒソヒソヒソヒソヒソヒソ……」
み「……あれ?」
み「ジュンジュン、しりとりしよ。」
ジ「いいですよ。」
み「じゃあ私から…引き篭もりの『り』♪」
ジ「(カチン!)…へぇ…『り』ですね…」
み「うん、さぁ、10・9・8…」
ジ「利息!さぁ、『く』ですよ?」
み「く…『く』…ね。えと…櫛の『し』!」
ジ「借金取りの『り』!」
み「り…り…リーゼント!」
ジ「年増!」
み「(あれ…気のせいかな?なんかさっきから…)…ま…まとめ買い…」
ジ「行き遅れ!」
み「れ…練乳…」
ジ「売れ残り!」
み「リーフ…」
ジ「腐女子!」
み「…シカ。」
ジ「カード破産!…あ、『ん』が付いちゃいましたね。僕の負けです。いや~、やっぱり僕の倍近く生きてるだけありますね。」
み「!!?…び…びぇぇええええええええん!ジュンジュンがいぢめるぅううう!!カナぁあああああああ!!」ダッ
ジ「にやにや……」
試合に負けても勝負には勝つ!それがJUMクオリティ。
み「うふふ…う~ふふふ♪」
金「ど…どうしたかしら?カナをそんなに見つめて…」
み「可愛いなぁ…本当にカナは可愛いなぁ…」キラキラ…
蒼「ジュン君…あれ…」
ジ「あぁ、みっちゃんさんの“うっとり殺し”だ…」
金「そ…そんなに見つめられたら、カナ困っちゃうかしらぁ…///」
み「あぁ…カナ…なんてウブで可愛いの!
余計好きよッ!!」
『キラキラキラキラキラ~ン!!』
金「ひぃぎゃぁぁああああああああああ!!」
蒼「うっ!出たぁーッ!“激・ラブ殺し”やぁー!!(ゲボォッ!)」
ジ「やりおったぁーっ!わしゃもうノックアウトやでぇーっ!!(ブバァッ!)」
み「カナ~、ちょっとお使い頼まれてくれる~?」
金「わかったかしら~。」
み「じゃあこれを指定の場所まで届けてね♪」
金「アタッシュケース?
行き先は…大阪ぁ!?」
み「大丈夫よ、新幹線代は向こう持ちだから♪」
金「みっちゃん…これ、中身は何かしら?」
み「余計なことは考えなくていいのよ?
間違っても人前で開けてみようだなんて思わないでね…?」
金「わ…わかったかしら……」
それから金糸雀は黒い服のおじさんから貰ったお小遣いでたこ焼きを買って帰ったそうです
銀「みっちゃんって本当は何歳なのかしらぁ?」
翠「う~ん、ローゼン七不思議のひとつですねえ…」
雪「それは私も興味がありますわね…では私の屋敷からよりすぐりの数人を調査員として派遣しましょう!
彼らはかつてFBIにも籍を置いていた猛者揃いですわ!」
翠「おお!期待してるですよ!?きらきー!」
数日後…
雪「なっ…調査に向かわせていた数人が全て行方不明に……」
銀「何が起こったというのぉ…?」
み「……クスッ。」
み「やったぁ♪ついに雪華綺晶ちゃんの短編に追いついたわよぉ♪」
金「おめでとうかしら~♪」
み「ふっふっふ…原作から人間でありながらこの人気!
やっぱり私はファンに必要とされているのね♪」
雪「…殆どが自虐ネタじゃありませんか……」
み「…………」
金「あの……みっちゃん?」
み「やっぱ…私も巴ちゃんみたく人形にでもなったほうがいいかなぁ?【みつメイデン】って…」
金「頼むからやめてほしいかしら…」
み「うふふ、今年も夏が来たわね。」
金「海に山に街中に!夏は楽しいことがいっぱいかしら~♪」
み「さて、夏に本番に備えて準備をしなきゃね。」
金「水着やお洋服のお買い物かしら~?」
み「それよりまずは体を鍛えておかなきゃね。」
金「はっ!流石はみっちゃん!
海でナイスなスタイルを見せ付けて真夏のアバンチュールをゲットするつもりね!?」
み「いやいや、夏といえば夏コミでしょ?」
金「……」
み「コミケは体力勝負よ!私も伊達に腐女子してないわ!!
今年も新刊とことん買いまくるわよぉ~♪」
金「みっちゃん……コミケに夏のアバンチュールは期待できないかしら…」