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闇パンマンが命を落として数ヶ月…ふもとの動物村は人間たちの宅地開発が押し寄せ、村民と建設会社は一触即発の気配が立ちこめていた

「くそぉ…人間共め…僕らの村は絶対に渡さないぞ!」
「でも…認めたくないけど奴らの力は凄いよ…ここのバリケードもいつまで保つか…」
「馬鹿を言うなカバ汚!!この村は……決してヤツらには屈しない。」

「クックック…随分お困りのようだな…」

「!?その声は……」
「ま…まさか…」
「そのまさかだよ…俺だよ、闇パンマンだよ!!」

『闇パンマン!!』
「クックック…久しぶりだな、まいふれぇ~んず…」
「で…でも、どうして……」
「俺が簡単にくたばるわきゃねぇだろ?俺はお前らの助けを呼ぶ声を聞いて地獄の底から帰ってきたのさ。」
「僕らの……助けを?」
「そうだ。俺はお前らを救うためにここに来た…さぁ、願いを言えよ、俺がそれを叶えてやるよ。」
「じ…じゃあ…あいつらを…殺して……」
「カ…カバ汚!?」
「あいつら…人間たちは……この村の開発に反対したみんなを……先生やお母さんを殺したんだ…」
「ほう、そいつぁ酷ぇなぁ…」

 

「だから……僕はあいつらを許せないんだ…できるなら生きたまま内臓を引きずり出してやりたいくらいに…じゃないとみんなが浮かばれないよ!!」
「クックック…いいだろう、その願い確かに聞き入れた!楽しみにしてな…ヒャーハッハッハッハッハ!!」
闇パンマンはカバ汚たちに高らかに笑いを放つとどこかへと飛び立っていった

その頃…
「ふっふっふ…村を制圧するまでは時間の問題か…」
「はい、社長。明日にでも重機部隊を率いて全てのバリケードを破壊します……そうすれば奴らも諦めましょう。」
「そうか…だが死傷者はできるだけ抑えろよ?マスコミが五月蝿いからな…」
「はい、それに……村民は最低限の賃金で死ぬまでこき使わなければなりませんからね。」
「クックック…君もわかっているじゃないか…ハーッハッハッハッハッ…」

「随分と楽しそうだなぁ?豚野郎…」

「!?だ…誰だ!?」
「クックック…悪ぃが…貴様らにゃあ死んで貰うぞ…?」
「な…何だ貴様は!?セキュリティは一体何を……」
「あぁ…あの役立たずの雑魚共のことか?弱ぇくせに俺に楯突くもんでな…ついつい皆殺しにしちまったぜ。クックック……」
「なっ…何ィ!?」

 

「さぁて…ボクちゃんいい子だからお仕事はキチンとやんなきゃなぁ。」
「な……何をするきさ…」
「闇パンチ!!」
『グシャア…』
「ひ……ひいいいいぃ!!」
「さぁて、社長さんよォ……お祈りは済んだかい?」
「ひいいいいぃ!!カ…金はいくらでも出すから……命だけはどうか…へぶぢゃっ!!」
「馬鹿か?てめぇ…てめぇを殺せば金は奪い放題だろうがよ……さぁて、お仕事完了。帰るとしますか…」


カバ汚の村…
「ご注文どおりウジ虫は片付けてきたぜ?」
「ほ…本当に!?」
「やったー!!村は救われたんだー!!」
「ありがとう、闇パンマン、君は村の英雄だよ!!」
「クク…クックック…ヒャーハッハッハッハッハッハッハッハッハァ!!てめぇら、なんか勘違いしてねェか!?あぁん!!」
「え?か…勘違い?」
「だぁ~れがてめぇら糞共をタダで助けてやるっつったよ!?世の中はギブアンドティク、つまりゃあ何かをするにはそれなりの報酬がいるっつぅこったよ!!」
「な…なんだってー!?」
「そうだなぁ…都合一人当たり五千万円っつうっこか……勿論女、子供や老いぼれも例外じゃねぇ!!」

 

「そ…そんな!!そんな大金払えるわけが……俺らに死ねとでも言うのか!?」
「そうだよ…死ぬ気になれば五千万くらい稼げンだろ?」
「ひ…人でなし!!」
「あぁ!?てめぇら…前に俺がくたばるとき何をしたか忘れたとは言わせねえぞ!!
蝕まれていくこの俺をまるで汚物を見るかのような目で見やがって……俺はあの絶望と屈辱を忘れたことはねぇ…
てめぇら糞虫共の償いは死ぬまで俺にこき使われることだけなんだよおぉっ!!」
「そ…そんな…これならまだ人間共に村をくれてやったほうがマシだ……くそっ、くそおおおぉっ!!」
「ヒャーハッハッハッハッハ!!そうだ、その顔だ…絶望しろ、悔しがれ!てめぇらは死ぬまで俺の道具となるしか生きる道はねぇんだよ!!ヒャーハッハッハッハッハッハッハッハッハァ!!イッちまいそうだぜぇえええ!!」



薔「…闇パンマン…復讐が果たせて……よかったね……ぐすん…」
ジ「どこに泣ける要素があるんだ…?」

 


 

闇パンマンがカバ汚たちの町を力で押さえつけていたころ…ある暗く湿った建物の奥深くで、何かが生まれようとしていた…。


暗がりの中、ブジュブジュと奇怪な音を立てる『ソレ』は異臭を放ちながら膨らんでゆく…
ひとつの細胞はふたつに、ふたつの細胞はよっつにと分裂し、やがて辺りが漆黒の闇に包まれるころには『ソレ』は人1人を飲み込めるほどの大きさにまで肥大していた…。

ドクン…ドクン…ドクン!

辺りに響く不気味な鼓動、その主である巨大な異形の塊は先程からまるで羽化を控えた繭のように小刻みな振動を繰り返す。
そして逢魔が刻に差し掛かろうとする闇の中、『ソレ』は産声を上げた…。

「グギュ…グゥゥ……グ゙ギョォォオオォォオオオオオオオオオォオ!!」
『ソレ』は轟音と共に繭を内側から突き破り、赤紫色の羊水にまみれた姿でおぞましい叫びをこの世界に晒した。
「ハァ…ハァ…ここは…一体…」
「ようやく目覚めたようね……雑菌マン。」
ふいに声をかけられたソレ…雑菌マンが慌てて振り向くとそこには血のように赤い躰をした人外の女が立っていた。
「お前は…DQNちゃん…何故ここに…?いや、俺は一体…」

 

「フフッ…あなたは殺されたのよ、人間に滅菌されてね…。」
「なっ!?お…俺様が…人間如きに…だと…?」
「えぇ、酷いものだったわ…全身を薬液で爛れさせられ…地獄の業火で生きたまま焼き殺されたんですものね…
でも安心しなさい。あなたの残していた僅かな細胞を私が培養し、以前よりも強化させて蘇らせてあげたわ。
もうあなたは熱にも抗体にも負けはしない無敵の雑菌王となったのよ!!」
「無敵の…雑菌王……クックック…ギャーッギャッギャッギャッギャァ!!」
雑菌マンが狂ったような嗤いを上げる。

「はひふ…こいつぁ傑作だぜ……そンじゃあ、手始めにこの俺様に舐めた真似をしくさったクソ共に地獄以上の苦しみをお返ししてあげねェとなァァ…!!
グギャーッギャッギャッギャッギャ!!」
そう言うと雑菌マンは背中の漆黒の羽根を広げ夜の闇を飛翔してゆくのだった…

「フフッ、せいぜい働いてもらうわ…この私の野望のためにね…。
ウフフ…オーッホッホッホッホッホ!!」
雑菌マンが飛び立った後には不気味な笑みを浮かべたDQNちゃんの高嗤いだけが響き渡るのであった……


薔「…DQNちゃん…かわいい…次回もwktk…♪」
金「(´・ω・`)」

 

 





今日も闇パンマンは町をパトロール中。
自分が絶対的な支配権を握ったこの町…少しでも反乱因子があろうものなら即座に殺す予定だ。
しかし今日も闇パンマンの影に怯えた民衆はただ労働に精を出している。

「…ったくよぉ、腑抜けどもばっかでこうも平和だと俺の商売も上がったりだぜ。
どっかこう…派手な事件でも起こらねぇかねぇ……ん?」

「きゃああー!」
「げっへっへ…」
「大人しくしやがれ…ぐへへへへ…」

そのとき闇パンマンの目には数人の男に取り囲まれた若い女の姿が映った。

「おぉ!女が襲われてんじゃねぇか!
丁度いい、ひとつカッコ良く助けて金を巻き上げた後で犯っちまうとするか!!ヒャッハァー!」

闇犯マンと化した闇パンマンは奇声を上げながらその場に急降下する。
だが闇パンマンが地面に降り立つその直前、男たちの首は血飛沫を上げて地面に落ちた。

「むぅっ!何が起きやがった!?」

「大丈夫ですか?お嬢さん。」
「あ…貴方は…?」
「名乗るほどの者ではござらんよ…拙者はただ悪を討っただけでござる。」
「で…ですが、せめてお名前を!」 

「ふ…ただのしがないおむすびですよ。では、御免。」
純白に輝く無数の白米の顔に赤い返り血を浴びたその男は小さく笑うとそのまま町の方角へと消えていった。
その様子を上空から見た闇パンマンは唾を吐き捨てながら小さく呟く。

「気に食わねえ……俺のカモを奪いやがって…!」


闇パンマンは早速町に飛ぶと、跪く民衆のひとりの胸倉を掴み上げる。
「おいコラ…ここらでふざけた米頭の男を知ってるか?」
「ひ…ひぃいっ!」
「知ってるのか知らねぇのかはっきりしやがれ!俺は気が短ぇんだよ!!」
「ひ…ひぃいい!知ってる、知っていますぅううう!!だからお許しををを!!」

聞けばあの男の名は雄武素美マン。
最近ふらりと町に現れた流浪者で、誰にでも優しい手を差し伸べる男だというではないか。
それを聞いた闇パンマンに中に徐々にどす黒い感情が溢れてきた…

「ふざけやがって…俺ぁそんな偽善者を見ると吐き気がすンぜぇぇ…見てやがれ、俺がてめぇに拭い去れねぇ暗闇を味わわせてからぶっ殺してやっからよぉ……クックック…ヒャーッハッハッハッハッハァ!!」 

翌日…
「よぉシャブおぢさん…例のものは出来でっかぁ?」
「クックック…無論だ。ほれ。」
「ほぅ…流石だな、いい出来だぜ。」
「しかしパン職人のワシにこんなものを作らせようとはな…」
「クックック…こいつぁあんたのためでもあんだよ。ま、いっちょ親孝行してくっから待ってな……ヒャッハッハッハッハ!」
シャブおぢさんからあるものを受け取った闇パンマンはそれを手に町へと飛んでいった。

数時間後…
「こ…これは一体…」
稽古を終え町を訪れた雄武素美マンは変わり果てた町の光景に言葉をなくした。
そして何より町で暴れているのは自分とそっくりな男であったからだ。

「くっ…何奴だ!?」
「グギャギャー!!」
ソレは奇声を放ちながら白く輝く刀を掲げ自分へと疾走する。
「この偽物めが…てぇえええええっ!!」

ーー斬ッ!

雄武素美マンの居合い斬りが偽物の首を飛ばした。
「ふぅ…こやつは一体……む?」
ふと見るとそこには幼い子供が怯えた瞳を自分へと向けていた。 

「大丈夫か…?」
雄武素美マンがその子供に歩み寄る。
だが……
「来るなぁああああッ!!」
「…くっ。」
子供の投げた小石が雄武素美マンの顔の米の一部を散らす。
「お前が僕らの町を滅茶苦茶にしたんだ!!」
「違う!これは誤解だ…!!」

『なぁにが誤解だってぇ…?』

「ーーッ!?」
突然声を掛けられ振り向いた先には小麦色の顔をした男がマントを靡かせ仁王立ちしていた。
「お…お前は!?」
「俺かぁ?俺は闇パンマン!この町の英雄にして支配者よ!
この町の指導者として極悪人であるてめぇをブッ殺しに来てやったぜぇぇえええ!!」
「拙者が……違う!これは!」
「問答無用!ここにいるみぃ~んな、てめぇが町で暴れんのを見てんだからなぁ!!」

『人殺し!』『悪魔め…』『信じていたのに…裏切り者!』『死んでしまえ!』

闇パンマンの背後の民衆から雄武素美マンへと無数の罵声が飛ぶ
「…だってよォ。んじゃ…正義の名の元に死にやがれぇえええええええええッ!!」
「くっ…」
闇パンマンの拳を刀で受け止める雄武素美マン。

「うぜぇよ、米粒…俺ぁてめぇみたいな偽善者を見ると吐き気がすンだよ……」ボソッ
「くっ…まさか、貴様が!?」 

「クックック…よくできてンだろ?シャブおぢさん特性のバイオロイドは……」
「何故…このような……」
「言っただろ?俺はてめぇみたいな野郎は大嫌いだって…
それに!!」
「ぐっ…」
「てめぇみてえな米粒は、同じ炭水化物の俺らパンには邪魔以外なんでもねェんだよぉおおおッ!!」
「ぐっ…ぐぁああああああああ!!」
闇パンマンの拳が雄武素美マンの刀を砕き、その顔面にめり込む…

「消え失せな…薄汚ぇ米粒野郎がッ!!」グジャア!
「ぐぁああああああああああああああ!!あ…ぁ…ぁ………」

顔面を失い崩れ落ちる雄武素美マン。

「ヒャーッハッハッハッハッハァ!見ろ、てめぇら!!
逆族はこの俺様がブッ殺してやったぜぇえええええええい!!」

『うおおおおおおッ!!』

「クックック…運が悪かったなぁ、米粒野郎。
俺の邪魔をしやがったからこんなことになるんだよ……ペッ!」
雄武素美マンの亡骸に唾を吐きかける闇パンマン。

「さぁてと…町の復旧にはまた膨大な金がかかるな。
奴ら愚民にはそんな金はねぇ……んじゃあまた膨大な利息を付けて貸してやっか…
クックック…笑いが止まらねぇぜ、てめぇらは死ぬまで俺様の奴隷として働くしかねぇんだ…クックック…ヒャーッハッハッハッハッハッハッハッハァァアアアッ!!!」 

闇パンマンは何も知らず歓声を上げる民衆を尻目に邪悪な笑みを浮かべ続けるのであった…。



め「面白いわね、このアニメ…。」
薔「…でしょ♪」

銀「めぐが…めぐが段々と黒く……うわぁあああああああん!!」
ジ「水銀燈…気持ちはよくわかるぞ。」 

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