※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

スマイル一番イイ♀~眼帯をした少女とその笑顔の虜になった僕~



季節は2月
月日が経つのは早いと思う、あれから一ヵ月…

お正月は薔薇水晶の家に行ったりしたな…コタツでうとうとして気付いたら薔薇水晶は隣で寝てるし、起きたと思ったら抱き締められたし……僕は新手の抱き枕ですか?

そのせいで息苦しいし…雪華綺晶に助けを求めてもお餅ばっかり食べてるし……

そんなお正月も終わり、寒さが身に染みる二月


そんな寒い日のこと


ここは薔薇水晶の部屋
甘い香りが鼻をかすめる

その甘い香りは僕達の飲んでるココアではなく薔薇水晶がこのんで使っている、バニラのポプリ

「もう二月かー、一ヵ月経つのって早いなー」

「…また寒くなったよね」

「外に出たくないもんなー」

「……休みの日なんか全然出てないじゃん」

「外に出たら負けかなって思ってる」

「…JUM、廃人になる」


「そんなことより体がぽかぽかして眠い」

「…私も」

「………」

「………」

「…JUM、なんか喋って」

「………」

「……無視、イクナイ」

「………」

「…JUM、返事してくれないと怒ります、いじけます…君は完全に包囲されているぅー」

「………」

「…泣くよ?」

「………」


薔薇水晶がJUMを叩こうと思いJUMに近づいた時



「……クー」

「……JUM、寝てるの?」

「……スー」

「…女の娘をほったらかして寝ちゃうなんて…」

「クー」

「……JUMの寝顔可愛い」



薔薇水晶がJUMの顔を見に、もっと近づこうとしてJUMの顔を覗き込んだとき、JUMが寝返りをうつ

その拍子、薔薇水晶の膝にJUMの頭が乗る

膝枕の状態になる


その急な展開に薔薇水晶は「きゃあ」とか細い声を出す

「……膝枕(///)」

薔薇水晶がにんまりしている中、JUMはクーと寝息をかいている

「……(///)」

「…JUM起きないなぁ」ふにふに

ほっぺを押してみるが起きる気配なし

「……もう」

「……JUM………きゃ」

薔薇水晶がそう呟くと同時にJUMが薔薇水晶の膝に顔を埋め、薔薇水晶の腰に両手を回して抱き締められる

正月の借りを返された感じだと薔薇水晶は思った


「……くすぐったい」



JUMの寝息が膝にかかってくるからだろうか



膝枕になってからもう30分は経っている



「……JUM起きないとキスするよ?」

「……JUM…ん!?」 チュ



薔薇水晶が屈んだ時、JUMが膝に埋めてた顔を顔をあげた
そのせいで、確かに薔薇水晶が言ったとおり二人はキスをした


「…ん?薔薇水晶」

「…(///)」

「…どーしたんだ、薔薇水晶?……あ」



これはまずい
僕は思った

何故なら…気付いたら膝枕になってるし、薔薇水晶のスカートの奥から綺麗な紫色の桃源郷が…

いや、そんなことで喜んだり決してウハウハなわけじゃ・・・

それに加え、寝起きで僕のビームサーベルはハイパービームサーベルに進化



これがばれたらまずい


とりあえず一言言おう



「おはよう、薔薇水晶」

「…うん、おはようJUM」



お?怒ってない……?



「…JUM起きるの遅い」

「ごめんごめん」


「…JUM、寝言で『薔薇水晶、一万年と二千年前から愛してる、結婚しよう』って言ってたよ」

「えぇっ!?」

「……うそ」

「…とりあえずいつまでこの状態なんだ?」

「…私は別に嫌じゃないよ?」

「いや、痺れただろ?今起きるよ」

「…じゃあ今度はJUMがして」

「はいはい…けどココアぐらい飲まして」

「…私も飲む」

「冷めてるし、下に沈澱してるな」

「……美味しくない」

「苦いな」


「…甘い物欲しい?」

「うん、欲しいな…」

「…わかった」

「んぅ!?」



そう言って薔薇水晶は僕に口づけた
これは予想外だ



「……甘かった?」



薔薇水晶が僕に聞く、そして僕は答える



「とっても」


ココアを作り直し、薔薇水晶を膝にのせココアを飲む

僕は薔薇水晶の頭を撫でたり、髪をいじったり頬をつついたり引っ張ったりしてる

そのたびに「うー」と言う薔薇水晶が愛らしい

まぁ、こんな寒い季節も暖かくて、しかも極上の甘いスィーツがあれば口元も寂しくないな・・・

何よりこの甘い甘いスィーツは僕だけの物

これがあれば寒い冬も乗り越えられるな

なんてことを思う寒い日のこと

|