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「そういえばジュン君の家事当番のシフトとか決めないといけないね」
それは蒼星石さんの何気ない一言だった
「それに食事の時にどこに座るか決めないといけないかしら」
「風呂の順番決めも大事ですぅ」
口々に言い合う姉妹。僕は水銀燈さんの髪に入れていた手櫛をピタリと止める
「ジュン、どうしたのぉ?」
「いや、当事者抜きで話が進んでるような……」
「そうよねぇ。私も加わろうかぁ」
水銀燈さんがさらにややこしくする
そしてまず家事当番のシフト決めから始まった
「ジュンは何の家事ができるの?」
「基本的に何でも出来るけど洗濯だけはパス」
「と…当然ですチビ!誰がお前に洗濯なんかさせるですか!」
「まぁジュンもお年頃よねぇ。私のは好きなだけ盗らせてあげるけどぉ」
「やめなさい、水銀燈」
「まぁ誰かさんの色気のないやつじゃあ盗る意味なんてないわよねぇ」
また言い争いが起こりそうなので慌てて話を進める
「ともかく洗濯以外なら何でもOKだから」
「了解ですわ。次は食卓では誰の隣に座るかですけど…」
「ジュンはヒナの隣に座るのー!むしろヒナを膝に乗せて座るのー」
「ふざけるなですぅ!ジュンは特別に翠星石の隣に座ることになってるですぅ!」
「ジュン様、よかったらその…わたくしの隣をどうぞ」
「ジュン、私の隣はいつでも空席だよ?」
「ジュンはカナにご飯を食べさせる仕事があるから無論カナの隣かしら」
「ジュン、私が食べさせてあげるわぁ。口移しで」
「ジュン、そんなしょうもない事は気にしなくて良いわ。それよりあなたは私の下僕よ?どうすればいいかわかってるわよね?」
「ジュン君、僕の隣はどうかな?」
口々に騒ぎ立てる姉妹。そして………

「何で蒼星石の隣を選んだの?」
「まぁ……」
実際いうと蒼星石さん位しかまともな人はいないからだ……しかし
「ジュン君、何か欲しい物があったら取ってあげるよ?」とか「ジュン君、口の端にご飯粒ついてるよ?」とか必要以上の世話を焼いちゃう人だった。この時、その場にいた全員が「お母さんみたい」と思った。次の日から場所をローテーションしだしたのは言うまでもない

the end.
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