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~僕のSCHOOL LIFE~ その2
ってな訳で、(どういう訳だか)僕の薔薇学園での初日はちょっとした波乱に満ちて終わたの
だった。へっ?あの後どうなったかって?ん、まぁ普通にあの後は先輩達が部活動に関しての
概要を説明してくれたらしい。らしいと言うのは僕は真紅さんが「あの時」のあの娘であると
いうことの驚愕で馬鹿みたいにボーっとしてたからである。
「にしてもビックリしたよなぁ、そっくりなんだもん」
僕は今、家に帰って自室でパソコンと睨めっこしている。とりあえず、真紅さんが「あの時」の
娘かどうかわからないので、「他人の空似」ということに処理しよう。
勿論、部活が終わったあとも真紅さんとは何事も無かったので、よくラノベにある幼馴染との再会
みたいな展開など無かった。まぁそりゃそうだろう別の幼馴染って訳でもないし、僕だって忘れか
てたんだから。
「・・・・寝るかな・・」
まぁ、そこら辺はどうでもいいだろう。ともかく明日、本入部手続きをしよう。べジータ達もする
だろうし、まぁ、先輩も美人だし・・。
「・・・おやすみ」
そう呟いて僕は眠りについた。


次の日。授業の内容もそこそこに聞き流して、梅岡のHRなんざ、宿題の内職に費やして、僕とべジ
ータ、笹塚の三人は職員室で梅岡から部活の入部申請票をもらい、(このときも、梅岡の青春がど
うのこうのという話を聞かされた)その場で必要事項を記入して昨日の部室へと向かった。
「「「こんちはーっす」」」
ドアを開けて、挨拶をすると、そこには真紅さんと蒼星石さん、翠星石さん、そして雛苺さんの4人
がいた。
「こんにちは/なのぉ/ですぅ」
と、紅茶を飲みながら読書をしている真紅さん以外は挨拶を返してくれた。
「もしかして君達も正式に入部を?」
蒼星石さんが僕達に近づいてきて、期待に満ちた表情で聞いてきた。うぁ、めちゃくちゃ可愛い。
べジータなんかはこれだけで昇天しそうだな。
「うはっ!萌える!・・・じゃなくて、そうです蒼嬢!これからお世話になります!」
とまぁ、やっぱりべジータはべジータだった。ん、なんか蒼星石の後ろで翠星石さんがめっちゃ睨ん
でないか?
「ほ、本当!?よかった!今年は5人も入ってくれて!よろしくね!」
と、満面の笑みで僕の手を握ってくる蒼星石さん。うん、べジータじゃないけどテラモエs・・。ん?
べジータから嫉妬の念が・・っていうか5人って?あぁ薔薇水晶さんのことか、っていつの間にか後ろにいるし!
「こぉらぁ!チビ人間!デレデレするなですぅ!この変態がぁですぅ」
ズンズンと修羅の形相で僕の前に立つ翠星石さん。いや、デレデレしてはいないんすけど・・
「えっ?いや、これは・・・「やっほぉ、こんにちはぁ!乳酸菌とってるぅ?」」
と、ドアをあけて入ってきたのは水銀燈さん。なんですか、その巨大なヤクルトは!
「あらぁ?あなた達ぃ、今日もって事はぁ、正式に入部ぅ?」
相変わらず艶っぽい口調の水銀燈さん。


「あ、はいっ。これ申請票です」
一番近くにいた笹塚が紙を渡す。それに続いて僕とべジータも渡した。
「はぁい、確かに。あ、それと笹塚君だっけぇ?梅岡先生から伝言で廊下にたってなさぁいだってぇ。
あなた何かしたのぉ?」
おぉっ、入学2日目にして発動したか、笹塚スキル!ってそんなに格好のいいもんじゃないか。こいつは中学
の頃から特に理由もなく廊下に立たされるのだ。あ、でも本人は小学校の頃からって言ってたな。
「えっ?こ、高校もかぁ・・・ハァ・・・」
グジグジ言いつつもドアを開けて廊下へと歩いていく笹塚。その姿も堂に入っている。
「なにかしたなのぉー?笹塚君?」
雛苺さんが頭に「?」を浮かべて笹塚、もとい「廊下の番人(命名僕、たった今)」を見送る。
「雛嬢、あいつは昔からああなんだよ」
べジータの解説にさらに「?」を浮かべる先輩達。
「まぁ、なんでもいいわぁ。さっ、みんなぁ出かけるから仕度してぇ」
「えっ?どこにいくですぅ?水銀燈?」
「決まってるじゃなぁい、新入部員の歓迎会よぉ!」
「それはいいね、でも金糸雀がまだ来てないよ?」
「あの子はあとからくるってぇ。だからはやくいきましょぉ?」
とまぁそういう事で身支度をはじめる先輩達。べジータなんかもう準備万端だ。
「あらぁ?真紅ぅ、あなたがこういうのに参加するなんて珍しいわねぇ?いつもは読書してるのに」
すると何故か真紅さんは僕をチラッと見て、
「べ、別にいいじゃない。た、たまには交流を深めても罰はあたらないのだわ」
と、本にしおりを挟んでパンッとたたみ、同じく身支度をはじめる真紅さん。
「???まぁ、いいけどぉ」


んでだ、僕達は学校を出、バスに乗って商店街の小さなファミレスに来た。
「あら?いつもの「ラプラス」じゃないの?」
「だってぇ、あそこは喫茶店じゃなぁい。歓迎会っていったらファミレスよぉ」
んーいささか安っぽい気がするけど・・黙ってよう。でも高校生でこういうことをするのは大抵ファミ
レスだろう。金ないしね。
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「9人です。禁煙席で」
店員さんに対応する蒼星石さん。水銀燈さんと真紅さん、雛苺さんはレジの前のぬいぐるみに見とれていた。
なんてったっけ?あのぬいぐるみ?たしか人形劇の主人公の探偵で・・・そうだ!「くんくん」だ!あの人形劇
結構本格的で僕もよくみてたっけ。
とまぁ、それから僕達は少し大きめのテーブルに案内され、いささかの料理とドリンクバーを注文した。
「それじゃぁ、新入部員の歓迎ということでぇ、かんぱぁい!」
カツンッとグラスを合わせる音がして、僕達の歓迎会が始まった。
「かしらぁーっ!」
っと料理がくるのとほぼ同時に金糸雀さんも合流し、他愛のない談話も盛り上がってきた。べジータなんかは
先輩皆にいろいろな質問をして(特に蒼星石さんに)翠星石さんに怒鳴られたりしてる。僕も雛苺さんや水銀燈
さんたちと談話を楽しんでいた。真紅さんは・・・読書をしてるけど、金糸雀さんと薔薇水晶さんと一応談話し
ているようだった。時折僕が見ているせいか真紅さんと目が合う。そのたびに真紅さんは顔を赤らめていたが何故
だろう?


「さってと、ヤクルトで酔っ払っちゃう前にこれ渡しておくわぁ」
急にゴソゴソとカバンから原稿用紙を取り出す水銀燈さん。って、ヤクルトにアルコールは入ってませんよ?しか
も未成年ですし。
「えっ?これって?」
渡されたのは20枚ほどの用紙。
「はぁいべジータ君と雛苺もぉ。ちょうど明日から二日間土日で休みだし、それに小説でも詩でも絵でもなんでもい
いから書いてきてねぇ。忘れたりしたらおしおきよぉ?」
・・・・覚悟はしてたが、やっぱりこう来るか、まぁ、文芸部なんだから当然っちゃあ当然か。
「げぇっ!マジっすか!?ど、どうしよう俺こういうのわかんねぇええぇえええぇえ!!!」
明らかに動揺してるべジータ、ってかお前なにしに部活に入ったんだよ・・・。
とまぁこんな感じで僕のSCHOOL LIFE第一の試練?が始まったのだった・・・
「なんで僕はファミレスに来てまで立たされるの?・・・」
あ、そうそう笹塚はずっとファミレスでも立ちっぱなしだったよ。
                            つづく?

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