ローゼン学園 第一講座「抜けたパズルピース」

今日も青い空だ
そしてここは学校、俺たちは学生だ今日も勉学に励む
ここはローゼン学園
この学校は毎年8人の優秀な生徒を選び「アリス」と認めるほかには無い独自のシステムがある
一見只の推薦には見えるが
アリスというのは実は女子だけに許された特権であるのだ
更にアリスは「8人が絶対条件」であり
たとえ一人だけ選ばれてもアリスになることはできない

アリスになった暁には次のような特権が与えられる
色々あるため特に驚くというか便利なものを紹介する

・好きな大学へ無条件で入学可能
・老後の年金が増える
・複数の人との結婚ができる(男女問わず)
・医療機関等での賃金を支払わないで良い
.....etc

という風にとにかく素晴らしいというか目を疑う特権ばっかだ
ローゼン学園というのはどうやらローゼンという本当に実在した謎の人物が創立したとか
ローゼン学園はかなり謎が多い
そして最大の謎である「アリス」を何故決めるのか不明である
さてそんな学校で俺たちの日常は始まる


―教室

J「暇だよなあー」
ベ「笹塚よ俺らには「花」が足りないな」
笹「そうだなー」
J「やめとけやめとけ、皆アリス目指してるんだからさ」
ベ「ジュン、お前はモテモテな奴だからいいよな羨ましすぎる!」
笹「そうだそうだ!よこせー!」
J「モテてるわけじゃあ・・・・・・」
J「て、ベジータお前いつの間に学校来てたのか」
笹「あ、そういえばそうだな、お前薔薇水晶の執事なんだろ?てかありえねえよな」
J「そういえばそうだったな、薔薇水晶はどうなってんだ?」
ベ「ああ・・・今日はお嬢から「たまには学校行って」と言われたんだよ」
J「そうか・・・」
笹「そういえば何で薔薇水晶て休んでるんだ?去年までは来てたのに」

ベジータの表情がいきなり暗くなった
ベ「そういえば話してなかったな実はお嬢の両親は実は他界してな・・・ショックで寝込んでるんだよ」
J「なるほど・・・」
笹「ぬー・・・」
J「このまま不登校になるのも可哀想すぎる、ベジータ、ちょっと邪魔していいか?」
ベ「ああ、俺も頼もうと思ってたところだ、お前等とも仲は良かったしな」
笹「んじゃあ、行こうじゃないか」


―薔薇水晶の家

家に入った
ベ「お嬢様ただいま戻りました」
J、笹「(いきなり口調変わってビックリしたぜ・・・・てかギャップ凄www)」

階段を上り寝室へと足を運ぶと
すると薔薇水晶がベッドに横たわっていた

薔「ベジータ・・・普通に接っしてていってるでしょ・・・それとジュン君と笹塚君いらっしゃい・・・・・」
ベ「すまん・・・・白崎にみっちり仕込まれたからな」
J「何ヶ月かぶりだな薔薇水晶」
笹「結構心配してたんだぜ」
薔「ごめんね・・・というとベジータ貴方が?」
ベ「ああ・・・薔薇水晶、すまんが俺は早くお前が元気になってくれないと色々と困る」
薔「?」
ベ「お前が元気になって「アリス」を目指してお前の両親を喜ばさないといけない」

するといきなり薔薇水晶が叫んだ

薔「だけど父上と母上がいきなり死んだショックから立ち直れないの!ベジータ貴方には分かる!?
この気持ち!?」
J「笹塚」
笹「んー・・・・」
ベ「いや、いい、俺から話す」
薔「何よ・・・・・」


ベ「正直言わせてもらうと 俺はそれ以上のショックを受けたことがある、
この地上のだれよりも深い痛みでもあるだろうな」

薔「!」
ベ「お前には話してなかったかもしれんが俺は実はこの星の人間じゃない」
薔「ちょ・・・ちょっと何が言いたいの」
ベ「俺はな、惑星ベジータてとこから来たサイヤ人という人種、つまり宇宙人なんだよ」
薔「それとこれと何が関係あるのよ?」
ベ「まあ聞け
俺は実は故郷である惑星ベジータをとある宇宙を荒らしまわる奴等に消滅させられたんだよ
両親は俺を遠い星へと飛ばし惨殺され、星ごとチリも残らず消滅させられた」
薔「いきなり話されても困る!嘘でしょ?」

ベ「なら仕方ない証拠を見せてやる ジュンと笹塚はなれてろ」
J「ああ」
笹「何年ぶりだろうな俺らも最初は疑ったぜ、だがあんな姿は誰にもなれないだろう
ベジータ以外はな」

笹塚の言葉に薔薇水晶は戸惑う

薔「な・・・なに?何が始まるの!?」
ベ「はああぁぁぁ!!!!!!!!!」

ベジータから金色の光が湧き出てきた
そして次の瞬間部屋は金色の光に包まれた
そしてその光は徐々におさまり

薔薇水晶は目に見える光景に目を張った


薔「・・・・・・・・」

金色の光を纏った男が見えた
ただの光ではないこの光はベジータの辛い過去と彼の心でできていた

ベ「わかったか、これが俺の本当の姿だ」

そして薔薇水晶の口からはこんな言葉が漏れた

薔「温かい光・・・・ごめんねベジータ、
そういえば貴方の家隣だったのに貴方以外の人見た事なかったもんね・・・ごめんね」
薔薇水晶からは眼帯の目と片方の目から涙が流れていた

J「さてと、そろそろ行くか笹塚」
笹「だな、さてジュン、7人の花にこのこと報告しなよ」
J「そうだな、あいつらも喜ぶだろう」

彼女はベジータの光の中にある記憶を覗き確信した
そして彼女は思う
執事より騎士のほうが似合いそうだと


その次の日

ベ「どわあああああああああああああああああああああああああ!しまったあああああ!」
J「どうした!?ベジータ!?」
ベ「パンツを履き忘れた!」
笹「そういえば今日体育あったな忘れても強制貸し出しだ」
J「金色だけに金の玉お披露目だなベジータ」
笹「誰がうまいk(ry」

ベ「ここからが本当の地獄だ」

眼帯の少女は眼帯を外して少し頬を赤く染め微笑みながらベジータ達を見ていた

その頃校長室では・・・・・

梅「ムスカ校長、「候補生8人」が揃いました」
ムスカ校長は窓を見ながら言った
ム「アリスになるべきものはなる、いやならないものはならないというべきか、さてローゼンは何を望んでるのかな?」

続く

次回
「8人だよ!全員集合!」 かもしれない

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年01月03日 22:18