「暗躍組織:3日目「少年よ大志を抱け」」


君、私は何のためにこの組織を作ったと思う? 水銀燈のためもそうだが
もっと言うとこの街に秩序をもたらすために作り上げた!!!
痴漢者を監視、駆除する者を公共施設に忍ばせる
これはいつもの我々活動だ、問題はあるまい
だがそれだけじゃ駄目だ

「親玉」を見つけ出し、叩き出す

今までの駆除した痴漢者などのデータを見る限り明らかに数が安定している
これは何者かが指揮しているに間違いない、商店街をあらゆるとこまで探し出し


                 潰 せ 

だが、俺の予想は外れた
この作戦を実行してから痴漢は急激に減った、それはいい、だがしかし!
あまりにも不自然だ
引き際が鮮やか過ぎる


?「党員015、状況を報告せよ」
党員015「は!ただいま商店街の隙間等に潜入中です!」
?「ふむ・・流石にまだかよろしい、引き続き潜入せよ」
党員015「サー!」

?「もしかしたら親玉は見つからないかもしれん・・・・ここ数日痴漢が出ない・・・
もしかしたらそのうちひょっこりと出てくるかもしれんな・・・なら」

?「党員001全員に通達せよ、今作戦を中止する」
党員001「どうなされましたか?」
?「親玉の動きは大体掴めた、ただやつらは今はしばらく身を潜めるだろう」
党員001「了解しました、それならば中止させましょう」

?「6ヶ月の間組織を凍結する、しばらくの間休みということも伝えてくれ」
党員002「了解です」

そして
?「諸君、よくがんばってくれた、しばらくの間だが休んでくれたまえ」
党員「サー!」


?「そろそろ転校した学校の方にも顔出さんといかんしな」


久しぶりに俺は帰宅した
ポストに手紙がかなり入ってたが気にせず
入った直後に家の玄関を通り抜け居間にある階段で自分の部屋へ行き
テーブルの写真に話しかけた

?「ただいま戻りました父上、母上 私は故郷、惑星ベジータの過ちを二度と繰り返さぬよう
この第2の故郷の街を守っています
ただそのためにはしばらく休む必要があるそうです、ですのでただいま戻りました」

?「せっかく帰ってきたしポストも整理しとくか」

中に入ってたのは広告もそうだが手紙がかなり入ってた
多分前の学校の友達などからだろう

俺はその中でも8人女の子の言葉が統合された手紙ととある一人の友人の手紙に目を止めた


ベジータ君へ

学校には慣れましたか?
ベジータ君はいつも面白い人でこのクラスの教室でいう電光灯みたいな存在でした
皆あきれてたように見えるけど
皆心の中では笑ってたりします
貴方がいなくなってから教室が少し暗くなって残念です
また学校に来るときは「明かり」になってください

水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、真紅、雛苺、雪華綺晶、薔薇水晶より

?「転校の理由隠しててごめんな・・・皆」

そしてもうひとつの手紙に目を向けた

ベジータへ

なんで転校しちまったんだよ
俺はいつも廊下で一人だぜ・・・
頼むから帰ってきてくれよ
俺はお前が居ないとなんもできない人間なんだよ

ジュンもあれからつまんなさそうだし・・・・

笹塚より

?「笹塚・・・・すまん・・・ほんとに・・・・・」

そして俺は償いの意を込めて皆に手紙を出した


-数日後彼女たちは

水「ねえ、皆」
真紅「言わなくていいわ」
翠「一体、いまさら手紙返してどういう風の吹き回しなんですか?」
蒼「だけど正月明けの頃には戻るて書いてあるからいい知らせだとは思うよ」
雛「うにゅうーまた面白くなるからいいのー」
金「とりあえず生きてるていうことでいいかしら?」
蒼「金糸雀・・・それはいくらなんでも言いすぎだよ・・・」

雪&薔「モルスァ( ゜Д ゜)」
水「どうしたの?雪華綺晶と薔薇水晶」
真紅「そういえば廊下から泣き声が聞こえるわね」

-廊下

笹「あの馬鹿野朗・・・今更返しても遅いんだよ・・・くそったれが・・うぅ・・・・・」

水「まあ放って置きましょう」
真紅「そうね」

水「あれ、そういえばジュンは?」


そんな中、学校前で男は学校を見上げ言った
?「俺はこの街に秩序をもたらしてみせる、そして俺はあいつらのとこに戻るさ・・・・」

すると向こう側から誰かが走ってきた
J「あーやべやべー寝坊しちまったよ・・・ん?あいつ誰だろ?」

?「さて、そろそろいくか」
そして男は金色に輝いて空へ旅立った

彼の野望、いや大志は曲がった物では無かった
ただ彼は不器用すぎてやり方は少し乱暴だ
彼にはこれだけ言っておきたい

 少年よ、大志を抱け。

 しかし、金を求める大志であってはならない。

 利己心を求める大志であってはならない。

 名声という、つかの間のものを求める大志であってはならない。

 人間としてあるべき すべてのものを 求める大志を抱きたまえ。


END



オマケ「手紙」

俺は家へ帰り「変わった手紙」を発見し、読んだ

ベジタブル

ですうーですぅーですーですー
ですですですーですーですー
ですー 「です」 ですー

実装石

ベ「だ・・・だれだ!?翠星石の親戚か!?つうか自分の名前書けるなら普通に書け!!!」

俺は次の手紙に目を通した

アベジータへ

やらないか?

尿結石

ベ「うほっいい・・・・て誰だよとどけた奴!黒い羽とかまぎわらしい!!!!
名前俺じゃねえよ!てか誰だこいつら!!ビッグバンアタアアアアアアック!!!!!」

手紙はチリとなった

脳裏に浮かんだから書いた反省してない

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最終更新:2006年12月28日 21:38