原作風きらきー短編
#1.コタツ
「雪華綺晶ーっ」
「なぁにぃ…?」
「コタツを発明した人は天才だよな。
あったかいことあったかいこと」
「そう…でも、ジュンの方が温いわ…」ムギュッ
「そ、そうか?」
「えぇ…」ムギュギュッ
「あのさ… 雪華綺晶?」
「なぁにぃ…?」
「胸、当たってるぞ?」
「…えっち」
二人の冬は暖かいようです。
#3.みえるひと
「見えます…」
「何がだ?雪華綺晶」
「愛といういばらが、
ジュンを幾重にも縛っているのが見えます……」
「まぁ、確かに──今雪華綺晶が抱きついて固めてるよな」
「むぎゅぅ…むぎゅぎゅぅ…」
「あとさ、雪華綺晶?」
「…なぁにぃ…?」
「僕にも見えるんだよね」
「…貴方が私を愛してるのは…知ってるわ」
「白い手がお前の右肩に…」
「むぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぅ…!」
「嘘だ」
むぎゅーっ ぎりぎりぃっ ぎゃー。
#4.小躍り
「嬉しそう… 嬉しそうな桜田ジュン♪
だァれが愛した桜田ジュン…
そォれは私…私なの…♪」
「…そんなこと…」
「──えっ…」
むぎゅ。
「わかりきってるじゃないか。雪華綺晶」
「…ばかぁ…/// …ビックリ……した…」
「たまには…僕からも抱かせろ」
むぎゅぎゅぎゅぎゅ。
文字通り『寝』正月だったそうです。