「はわわわわわわ蒼星石!これは!これは!」
「どうしたんだい?そんなにあわてて」
「プレゼントですぅ!翠星石にサンタさんからプレゼントが届いたです!」
「すごいじゃないか翠星石!君が良い子にしてたのをサンタさんはちゃんと見ていたんだよ」
「あ・・・開けるですぅ!早速開けるですぅ!」ガサガサ
(フフフ・・・翠星石ったらあんなに喜んで・・・)
「!・・・・・・・・・・・」
「!?ど・・どうしたんだい翠星石!?」
「・・・・・・・・ですぅ」
「え?」
「・・・・・羊羹ですぅ・・・・30センチ四方の馬鹿でかい羊羹ですぅ・・・」
「?良かったじゃないか・・翠星石君は羊羹大好きじゃないか」
「好きですけど・・・・こんなにはいらねーですぅ・・・wiiとかかと思ったですぅ・・・拍子抜けですぅ・・・」
「そう・・・・そりゃあ残念だったね・・・・・」
「何処に逝くんです?蒼星石なんか元気ないですよ?」
「いや・・・ちょっと顔洗ってくるよ・・・」バタン
「変な蒼星石ですぅ・・・」
「・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・翠星石・・・君の困った顔・・・たまらないよ・・・」ゾクゾク
空。
地球にいる限り、どこにでもあり、ずっと昔から私達を見守っていてくれたモノ。
大きくて、優しくて、色んな顔を見せてくれて。
私を包み込んでくれるモノ。
でも、私は、私だけの空を知っている。
暖かい、空を。
「…蒼星石…」
「…、何?」
「蒼星石は、お空みたいですね…」
「……そら…?どうして?」
「大きくて、優しくて、色んな顔を見せてくれるし、包み込んでくれるです…」
「…そうかな?」
「そうです」
「……じゃあ、翠星石は僕にとって…花、かな?」
「花…ですか?」
「うん。決して大きなモノじゃないけど、優しくて、様々な顔を見せてくれる。そして、守りたい思う…」
花。
地球にいる限り、どこにでもあり、ずっと昔から僕達を見守っていてくれたモノ。
小さくて、優しくて、様々な顔を見せてくれて。
僕が守りたいと思うモノ。
でも、僕は、僕だけの花を知っている。
凛と咲く、花を。
貴方が望むなら、
私は……
僕は……
貴方だけの花になる。
貴方だけの空になる。
蒼「雪だね姉さん」
翠「雪ですぅ」
蒼「雪だるま作ろうよ」
翠「寒いから嫌ですぅ、翠星石はこたつでみかんが良いですぅ」
蒼「僕はせっかくの雪なんだから姉さんと遊びたいのに。」
翠「蒼星石は独りで遊んで来れば?ですぅ」
蒼「姉さん寒いからってこたつで丸くなっていたら肥るよ」
翠「こんな日に外で走り回るのは犬か蒼星石くらいなもんですぅ」
蒼「僕は犬じゃないよ姉さんの猫女」
翠「姉を捕まえて猫女とはなんですかですぅ」
翠蒼「ふん!」
でも10分後には仲直り