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散々なメリークリスマス

今宵はクリスマスイブ。ジュンの家にはいつものメンバーが集っていた

ジ「買い出し行ってきたぞ。うぅ…寒かった…」
蒼「ありがとうジュン君。」
雛「お疲れ様なの~♪」
ジ「あぁ、しかしこの短時間でよく飾り付けたよな。」
いつものリビングには見事なツリーと様々な装飾が飾られていた
翠「そりゃあ翠星石にかかりゃこんぐらい朝飯前ですぅ。」
銀「ちょっとぉ、飾り付けたのは貴女だけじゃないでしょ?おばかさぁん…」
紅「そうなのだわ、まったく…」
翠・銀「紅茶飲んでただけの真紅にだけは言われたくない(ですぅ)(わぁ)!!」
紅「なっ!?私は今夜の紅茶のテイスティングを…」
蒼「はいはい、わかったから喧嘩はよしてね?」
雪「そうですわよ?今夜はクリスマスですもの♪喧嘩などしてはせっかくのご馳走が台無しですわ。」
ジ(そこかよ…)

薔「ぢゃ~ん…ジュン見て見て…」
ジ「薔薇水晶…ってその格好は…」
薔「ミニスカサンタ…せくしー?」
ジ「わ、わかったからポーズを取るな…(///)」
翠「くぉらジュン!何鼻の下伸ばしてやがるですか!?」


雪「ばらしーちゃんも、クリスマスでハイテンなのはわかりますがまだ下ネタ解禁時間は先ですわよ?」
蒼(…下ネタに解禁時間ってあるんだろうか?)
薔「…だって今夜は『性夜』だって…」
一同『ねーよ!!』
薔「(´・ω@`)」

真「ところで…さっきから金糸雀の姿が見えないようだけどまだ来てないのか?」
蒼「あぁ…言われてみれば…」
雛「すっかり忘れてたのー。」
雪「鳥らしく自らグリルの中にでも入っってるのではないでしょうか?」
ジ「それは七面鳥だろ?何気にグロいこと言うなよ…」

するとドアが勢い良く開き元気な声が部屋に響いた
金「お待たせかしらー♪」
そこにはトナカイの着ぐるみに全身を包んだ金糸雀がいた
一同『……』
金「…あれ?みんなリアクション薄いかしらー。」
ジ「いや…その…」
蒼「何て言うか…」
薔「…トナカナ?トナリア?」
銀「まさか貴女家からその格好で来たのぉ?」
金「ふぇ?そうだけど…あったかかったかしら。」
一同『そういう問題じゃねーよ!!』
金「かしら?」


数時間後…
翠「ケーキできたですよ~♪」
ジ「お、美味そうだな。」
雛「うわ~い♪ケーキケーキ~♪」
蒼「料理も盛り付け終わったよ。」
雪「はぁ…はぁ…もうたまりませんわ…早くいただきましょう!!」
銀「料理は逃げないから落ち着きなさぁい…」
紅「ではみんな…席につきましょう。ジュン、グラスを配って頂戴。」
ジ「へぃへぃ…」
薔「電気…消すね。」
そして部屋の電気が消されいつものリビングはキャンドルの灯りだけが残る幻想的な雰囲気となった
ジ「では…みんなグラスを取って。」
席に座る全員がグラスを取り…
一同『メリークリスマス!!』
全員の掛け声と同時にグラスが合わさりカチンという音が響いた
その時だった…
金「あわわわわ…」
身長の低い金糸雀が乾杯しようと精一杯身を乗り出したためバランスを崩し…
金「きぃやあぁああぁ!!」
『ガタァ!!…グシャ!』
一同『あっ…』
前のめりに転んだ金糸雀の顔面が見事にケーキに埋もれた…
金「ぷはぁっ…うぅ、思わぬ誤算かしらー……ってあれ?」
顔を上げた金糸雀が見たものは無表情でこちらを見つめる友人たちの姿であった


雪「あ…あぁ…ケーキが…私のケーキが…」
雪華綺晶に至っては無残にへこんだケーキを見つめ涙を流している…
金「いや…えと…あの…これは…」
その時、金糸雀の広いお凸についたクリームが机に落ちた
金(そ…そうかしら!ここは頭脳派のカナのナイスな一言で収束させれば…)
金「いや~、これが本当の凸レーションケーキかしら~。あははははは♪」
一同『……』
この一言がマズかった…
銀「いや~、貴女なかなか面白い事言うわねぇ…ちょっと来なさぁい!!」ガシィ…
紅「少しばかりおイタが過ぎるようね…」ガシィ…
ジ「すまん、これは僕でもフォローできない。」
蒼「お別れだね…逝ってらっしゃい、金糸雀。」
金「えぇ!?ちょっ!痛いかしら、引きずらないでかしら~…って外!?何処に連れて行くつもりかしら~!?」
『ズルズルズルズル…』
金「かしら~!!」


数時間後…
金「びええぇええぇええぇええぇん!!下ろしてかしら~!!」
紅「うっさいのだわ!!」
銀「しばらくそこで反省しなさぁい!!」
金糸雀は駅前に置かれた高さ10mはあるモミの木の頂上付近に吊されていた…
金「びええええぇぇん!!みっちゃあぁぁああん、助けてかしらぁあぁあ~!!」
紅「生憎みっちゃんさんは会社の忘年会で今日は戻らないそうよ。」
銀「よかったわねぇ、一晩中クリスマス気分を独り占めじゃなぁい♪」
金「ちっとも嬉しくないかしらぁあぁあ~!!」
紅「じゃあ私達はジュンの家に帰るのだわ。」
銀「じゃあばいばぁ~い♪」
金「えぇ!!ちょっ…待っ…本当に行っちゃったのかしら…」
子供「ママ~、トナカイさんがいるよ~。」
母親「しっ!見ちゃいけません…」
女性「きゃはは、やだぁ~。」
男性「写メ撮っとくか♪」
金「ちょっ…見せ物じゃないかしら~!!あっち行くかしらぁあぁあ~!!」
クリスマスの駅前はカップルや親子連れで幸せな気配が満ちていた…だがその中で吊された不幸な少女が独り…彼女が救助隊に助けられたのはツリーが片付けられる二日後のことであった…

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