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「ゴホッ、ゴホッ!うー…38度3分か…こりゃ学校行けないなぁ…」

ご覧のとおり、僕は風邪をひいてしまったらしい。
「とりあえず…きらきーにメールだけしとくか…」

To:きらきー
Sub:ごめん、風邪ひいた…
内容:件名のとおり…そんなわけで今日は休むから、迎えに来なくてもいいよ。

「送信…と。後は…学校に電話電話…」

熱でよろける足になんとか気合いをいれながら、よたよたと電話まで歩く。
「くそっ…風邪ってこんなにしんどいのか…」
今まで風邪なんてひいたことなかったからなぁ……体がすごく重く感じる…階段を降りるだけでも一苦労だ…

「ハァ、ハァ……やっと電話まで来れた…さっさと済まして寝よ…」

プルルルル…プルルルル……ガチャッ

「あ、もしもし…2年A組の桜田ジュンですが……」
「あ、桜田かい?担任の梅お…「ガチャッ」」
はっ!しまった…ついつい条件反射で切ってしまった……


プルルルル…プルルルル……

「はぁ、多分…いや、梅岡だろうなぁ…でたくないけど、出なきゃ無断欠席になるだろうし……はぁ…欝だなぁ…」

プルルルル…プルルルル……

そんなことを考えている間も電話は鳴り響く。

「うるさいっての…仕方ない…用件だけ言ってさっさと切るか…」

ガチャッ
「もしもし…」
「もしもし!桜田かい?担任の梅岡だよ!さっきは一体どうし…」
「すいません、どうやら風邪をひいてしまったようなので今日は欠席させてください。それでは。」
ガチャッ…


「はぁ…梅岡の声なんか聞いたら余計気分が悪くなってきた……早く寝よ…」

と、動こうとしたんだけど……

「あ、あれ……体が…」

そのまま僕の意識は飛んだ…
意識が飛ぶ直前に、
「ジュンっ!?大丈夫ですの!?」
と言うきらきーの声が聞こえた気がした。
そんなワケないよな…だってきらきーは今学校なんだから………


「ん……ここは…僕の部屋…?どうして…僕は確か…」
「ジュン…お目覚めになりましたか?」
「あ、うん……って、きらきー!?どうして…」
「どうしてって…そんなこと聞きますの?」
ぶぅ…とふくれるきらきー。拗ねた顔も可愛いなぁ…
「じゃなくて!きらきー、学校は!?」
「ジュン…そのような声を出されると…」
「う!?ゴホッ、ゴホッ……!」
「ほらほら、ジュンは病人なのですからゆっくり休んでくださいな」
そう言って布団をかぶせてくれるきらきー。
「あ、あぁ…ありがとう…」
「いえいえ♪お気になさらず♪」
こう見たらきらきーってお姉さんみたいだな…年は同じなのに…


「そういえば…今何時かわかる?」
「今ですか?えっと…10時25分ですわね…」
「もうこんな時間か…って…そうだきらきー!学校はどうしたんだ?」
「が、学校は…きょ、今日は自主休校ですわ♪」
「自主休校って…サボりじゃないか…なんで…」
「そ、それは…ジュンからあのようなメールが来たから、看病しなきゃと思って…」
「きらきー…気持ちは嬉しいけどさ…そんなことのためにわざわざ学校休んだのか?」
「そ、そんなこと…?」
「そうだよ…僕の看病なんてしてないで学校行かなきゃ…ただでさえ君は学年トップなんだから…」


言い終わらないうちに、きらきーが「ずいっ」と僕の顔を覗き込む。
あれ…もしかして…泣いてる…?

「き、きらきー…?」
「…ですか?」
「え…?」
「ぐすっ…す、好きな人が心配だから…看病に来ちゃ…一緒にいたいと思っちゃ…い、いけませんかっ…?私が来るのが…そんなに…そんなに迷惑ですかっ…?」
「き、きらきー…その…好きな人って…」
「…ぐすっ……そうですわ…私は、私はジュンのことが大好きです…
毎日一緒に学校行って、学校で楽しく話して、お昼ご飯も一緒に食べて、それでまた一緒に帰って……
気がつくとジュンのことが好きになってました……家に帰ったときなんてジュンがいないからすごく淋しいんですのよ…?
そんな貴方が風邪をひいた…なんて聞いたらいてもたってもいられなくなって……
それでも…それでも……ダメなんですの?
好きな人の傍にいたいと思うことがそんなにいけませんの…?」


あぁ、僕はバカだ……自分のことをこんなに好いてくれる人を傷つけて、あまつさえ泣かすなんて……最低だな、僕…

「ねぇ、きらきー…ごめんね…君の気持ちに気がつかないで君を傷つけちゃって…」
「…ジュン……」
「ホントはね、君が来てくれたってわかったとき…すごく嬉しかったんだ。でもね、僕なんかのためにわざわざ学校サボってまで来てくれたなんて…逆にすごく申し訳なくなってさ…ごめんね、きらきー…」
「構いませんわ…私のほうこそ…自分が抑えきれなくなって…」
「あのさ…そのことなんだけど……こんな状態で悪いけどさ…さっきの応え…いいかな…」
「……はい…」


「…きらきー…僕はね、初めて逢ったときから君に惹かれてたんだ。でも…僕と君じゃ絶対に釣り合わないと思って気持ちを伝えられなかった。でも…今日きらきーが勇気を出して気持ちを伝えてくれたから僕もちゃんと言うね。」
すぅっ…と深呼吸をしてから…
「きらきー…いや、雪華綺晶さん。僕は…僕は君のことが好きです。君さえよければ…僕と付き合ってください!」

「ジュン…ホントに…私なんかでいいんですの…?」
「僕は…きらきーじゃなきゃダメなんだ…」
「ジュン…嬉しいっ!」
本当に嬉しそうにきらきーが僕にダイブしてくる。あぁ…すごいやわらかい…特に二つの山が…
「ちょっ、きらきー…風邪移っちゃうよっ…//」
「ジュンの風邪なら移っも平気ですわ♪それよりも…私は今すごく嬉しいです…」
「きらきー…」
優しく髪を撫でてやる…きらきーの髪ってすごく綺麗だな…
「ふにゃぁ…//ジュン…幸せになりましょうね♪」
「あぁ…」

例えどんないたずらな運命がふりかかろうとも…僕らの愛は壊れやしない…何が起ころうとも…僕は決して君を離しやしない。


おまけ

「うー…今度は私が風邪をひいてしまいましたわ…」
「おかげさまで僕はピンピンしてるんだけどね……今日は1日おとなしくしときなよ?」
「はい…あ、ジュン…」
「ん?」
「あの…その…手…握っててもらえますか…?」
「ふふっ、きらきーは甘えんぼだなぁ…ほら、これでいいか?」
「えへへ…//幸せですわぁ♪」
「それはそれは…ようございました姫様♪」
「ジュン……だぁいすきですわっ♪」

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