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目を覚ます僕。目の前には翠星石の顔がある。本当に抱き付いたままで寝てたようだ。
それにしてもあの夢で起こったことを信用してよいものなのだろうか?少なくともかなりの説得力はあった。しかしながらこの件を解決するためにはやつに現実世界で会うしか方法がない。そんなことを考えているときに彼女が起きたようだ。

翠「あぅ~~お早ようですぅジュン~」
ジ「ほらもう6時半だぞ。起きて学校に行く準備をしないと」
翠「嫌ですぅ。もっとジュンとこうしているです」
ジ「わがままなやつだな。そんなやつにはこうだ」

ちゅ

翠「!ちょっ!なにやってるですか!」
ジ「お目覚めは如何でございましょうか?お姫様」
翠「突然キスするなんてずるいですぅ」
ジ「じゃあ今度するときは言うよ」
翠「え?こ…今度って!?」
ジ「ほら支度しないと。7時前10分になってるぞ」

プルルルル――プルルルル――

ジ「こんな時間に誰だよ。まったく」

ガチャッ

梅「やあ!お早よう桜田!担任の梅岡だよ!」

朝っぱらから妙な奴にあってしまったようだ。気分を害されたような気がする。


ジ「それで?何か用でもあったんですか?なければこれから学校へ行く準備があるので失礼します」
梅「そのことなんだけどね、他の先生達はまだ入院しているみたいなんだ。だからとりあえず今週いっぱいは休校が決定したんだ。
桜田は知り合いとか多そうだから他のクラスの人にこの事を伝えておいてくれ!じゃあまた来週会おうね!」

ツーツーツー

ジ「知り合いとかは僕よりもベジータの方が多そうなんだけどな」
翠「誰からだったですか?」
ジ「梅岡だったよ。今週は休校だとさ」

そう言いながらさっきの内容を知っている人たちにチェーンメールを送った。党員や~嬢団、~派に入っているというベジータなら大半は補ってくれるだろう。

翠「じゃあ今日は1日中一緒にいられるですね」
ジ「昨日の分の準備しかしてないだろ?あとで家まで送っていってやるよ」
翠「そうですね。今週の分の準備をしてまた戻ってくればいいのですから」
ジ「帰る気はないのかよ」
翠「翠星石はずっとジュンの隣にいるですぅ」
ジ「おまえな~。でも、それでもいいかもな」
翠「そうですそうです。だからとっとと準備するです」


《朝食+準備終了後》

翠「ほら~ジュン~。とっとと行くですよ~」
ジ「ちゃんと行くんだからそう急かすなよ」

ジ「で、またまたなんで腕を絡めてきているのでしょうか」
翠「気にするなですぅ。翠星石がこうしたいだけです」
ジ「せめて周りの目を気にしてほしいのですが」
翠「すぐ近くなんだから我慢するですぅ」

《翠蒼宅前》

翠「ほら着いちまったです」
ジ「なんか遠回りされたような気がするんだが」
翠「蒼星石ー!ただいまですぅ!」
蒼「ああ゙~翠星石ぃ~、ちょっと叫ばないで~頭に響く~」
翠「なにやってるですか?」
蒼「…あはは、ちょっと羽目を外しすぎちゃって」
ジ「二日酔いかな?これは」
蒼「あ、翠星石のジュンくんおはよう。そうなんだよ。だから今ボクのジュンくんにご飯を作ってもらってるんだよ」
ジ「誰が翠星石のだよ。僕は物じゃないぞ。で、誰に朝御飯を作ってもらってるだって?」
翠「でも見分けがつかないですぅ。だからこれでいいです」
ジ「むぅ……。ほら、翠星石早く支度してこいよ」
翠「わかってるです。言われなくてもやるです」


蒼「翠星石のジュンくん、翠星石は昨日は君の家に居たのかい?」
ジ「ああ、そうだけど。それが?」
翠「そうなんです。ジュンに抱いてもらって寝たんですよ。とっても暖かかったですぅ」
蒼「へ、へぇ~そうなんだ」
翠「そうです。翠星石はとっても幸せ者なんですぅ」
ジ「そんな事はいいからさっさと準備してこいよ」
翠「は~いですぅ」
ジ「ふぅ、まったく」
蒼「……ジュンくん、ボクの翠星石の純潔奪ったね?」
ジ「は?何を言ってるんだよ?意味がよくわからな…」
蒼「いくらジュンくんでも許さないよ。覚悟!」
ジ「ちょっ、それ真剣!危なっ!」


J蒼「お前は見てるだけかよ。倒れそうになったら助けるだろ普通」
J翠「今僕のほうが襲われそうだったんだけど」
蒼「えへへ~。ありがとうジュンくん」
J翠(あの満面の笑みからしておそらくさっきのはわざとだな。でもこっちとしては恐怖を覚えたぞ)
翠「ジュン~支度できたですぅ。って!なに朝っぱらからベタベタくっついてやがるですか!」
J蒼「家の前まで腕組んで来たやつに言われたくはないな」
J翠「ものすごく正論だな」
翠「ジュンはどっちの味方ですか!」
J翠「さて、支度できたんなら行こうか」
翠「まだ話が…」


翠「まだ話が…」
J翠「家に帰ったらたっぷり聴いてやるよ。だから帰ろうか、二人の邪魔をしたら悪いだろ」
翠「そうですねぇ。帰ったらゆ~っくり話を聞かせてやるですぅ♪」
J翠「だから抱きつくな!!ここ人前!蒼星石達が見てるから!」
翠「なら見せつけてやるですぅ♪」
J翠(後ろからドス黒っぽいオーラがこっちを見てるような気がする。気にせず帰るのが吉かな)
J翠「じ、じゃあもう帰るよ。またな」
J蒼「ちょっとこっちにきてくれ」
J翠「なんだよ(意外な方にとめられたな)」
J蒼「翠星石はおいてこいよ。すぐおわるから」
J翠「だそうだ。ちょっと待っててくれ」
翠「は~いです。ここで待ってるですぅ」

J蒼「昨日何かあったのか?翠星石の態度が全然違うんだけど」
J翠「そんな事言うだけにわざわざ?」
J蒼「翠星石の事になると蒼星石が怖くって」
J翠「成る程ね。昨日はただホラー映画を観て翠星石を怖がらせたから、一緒に寝てやったんだけど」
J蒼「何か変なことしてないよな?」
J翠「変なことって何だよ。別に何もしてないぞ」
J蒼「ふーん。じゃいいよ」
J翠「逆に蒼星石はどうしたんだよ?どのくらい飲んだんだ」
J蒼「ちょっと…6本くらい」
J翠「アホかよ!」
J蒼「まあそんなところだ。じゃまた今度な」
J翠「ああ。またな」


翠「もう用は済んだですか?」
J翠「ああ、帰ろうか」
翠「また来るですよ、蒼星石」
蒼「あ、うん。またね」

J蒼「……見事なまでにデレッデレになったな」
蒼「そうだね(なんとかしないと)」

彼と彼女が帰りも腕を組んで帰ったのは言うまでもない。


《桜田家》

ジ「さあて、翠星石の言い分を聞こうか」
翠「まだ憶えてたですか。あの事はもういいですよ」
ジ「じゃあな、今日の夢はなんの夢をみたのか教えてくれ」
翠「えっとですね、ジュンと話してて抱きついて押し倒して……、そしたら闇に包まれて……ジュンと誰かが会話してたです」
ジ「ふ~ん」
翠「で、なんでそんなことを聞いたですか?」
ジ「いや、普通の夢だったらよかったなと思って。でも、普通の夢じゃなかった」
翠「どうしてですか?」
ジ「偶然翠星石と同じ夢をみたなんて有り得ないからな」
翠「それはきっと翠星石とジュンのココロが繋がってるからですぅ」
ジ「そんな甘い考えでもないらしい。どうやら僕には夢を操る能力があるらしいんだ」
翠「そんな馬鹿らしい嘘は通用しませんよ?」
ジ「でも、操れたらこの僕がたくさんいる状況をどうにかしてくれるらしいんだ」
翠「別に今のままでもいいじゃないですか」
ジ「まあでも、能力の練習ぐらいやってみるのも悪くはないかな?」
翠「そうですね。折角ですし。具体的にはどうするんですか?」


ジ「そうだな……とりあえず夢の世界に入ることかな」
翠「つまり寝るって事ですね?」
ジ「多分ね。僕自身よくわからないんだよ」
翠「なら、翠星石と一緒にお昼寝するです」
ジ「そうだな。今日は平和にね」
翠「いつもが平和じゃないみたいな言い方ですね」
ジ「夢の中が平和であることを祈りたいかな」
翠「それならジュンの言う平和的なイメージを想像しながら寝るです。結構叶いますよ」
ジ「そうなのか。試してみるよ」
翠「そうしてみることですよ。なので、はいですぅ」

そう言って笑顔で両手を僕の方へ向けてきた。

ジ「なんの真似かな~?翠星石」
翠「だっこしてベッドまで連れてくです」
ジ「昨日は怖かったんだろうから一緒にねてやったんだけど、今日は別に怖い思いはしてないだろ?」


翠「………」
ジ「?どうした?暗い顔して」
翠「思い出したら怖くなってきたです……」
ジ「……はぁ、予想はしてたさ」
翠「ほら、するですぅ」
ジ「あ、そうだ。いいこと考えたぞ」
翠「なんですか?」
ジ「親の部屋のベッドなら狭くないだろうなと思って」
翠「だめですぅ!」
ジ「な、なんでだよ」
翠「えっと……(あんな風にジュンに包まれた感じがいい…なんて言えないですぅ。どうしたら……)」
ジ「ほら、行かないのか?」
翠「…わかったです。行くですよ」


ジ「翠星石?こんなにくっついたらなんにも変わらないんだけど」

ピッタリとくっついている。本当に昨日とほとんど変わらない。

翠「えへへ~、ジュンは暖かいですぅ」
ジ「ああもう、僕の負けかよ」
翠「オヤスミですぅ」
ジ「とっても幸せそうな顔してるな」
翠「とっても幸せですぅ。きっといい夢みるです」
ジ「そうか。僕もなんとかしてみるよ。翠星石、おやすみ」

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