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・・・10年の短いようで長いが年月が流れた、いつしか僕達は大人になった・・・。

例の事件以降僕達は梅岡の言うとおり合衆国を敵に回してしまった、合衆国はどうやら僕達を本気で殺すつもりらしい。

僕達はまだ眠っている家族・友人に別れを告げるとそのまま中東へと逃げた、もう二度とこの国の土を踏む事も無く人知れずどこかで命果てるかもしれない、でも後悔はしていない。

ダッチ叔父さんは顔が広く、僕達は反米組織に傭兵として雇われ二年間を過ごした、いつしか世界中の勢力図は塗り替えられる大きな戦争が始まった、第三次世界大戦である。

合衆国のそのエグイやり方が世界中に露見してしまい結果として世界中を敵に回してしまった、まぁ事の始まりはいつもこんな事だ。

もちろん僕達もその戦争に傭兵として参加した、各地で戦った・・・南米・キューバ・カナダ・そして合衆国でも・・・。

戦争が進むにつれて僕達はやがて『戦場の英雄:Rozen Knights』と呼ばれるようになった・・・。


戦う理由・・・復讐でも合衆国の人民を解放する為でもない・・・ただ、僕にいつもついてきてくれた仲間達を守りその笑顔が見たいからだ・・・。

そして戦争勃発から2年、ついに戦争は終わった・・・僕達も傭兵を止め4年ぶりに故郷の土を踏んだ。

僕達は一緒に住み共に余生を過ごす事にした、各国の軍事機関から勧誘が来たが全部断った・・・僕達にはもう戦うべき悪役もいないし、これ以上の戦いは望まないからだ。

人は僕達の事を英雄と呼ぶ、だけどそれは僕達には意味の無い称号・・・本当の英雄達は大勢を救うために小勢を見捨てる、だけど僕達は大勢を見捨てて小勢を助けた。


----そして僕は懐かしい夢を見た。

そこは一面雪化粧に覆われた森の中、どこかで見た光景だ・・・ひどく懐かしい感じがする。

しばらく歩くと少し視界が開けた・・・そこに真紅のドレスを着た少女が横たわり、側で力無く座っている少年がいる・・・。

あぁ・・・あの時の光景だ、そうか・・・アレは僕だったんだ・・・ようやく最後の謎が解けたよ・・・。

だったら僕も僕自身が演じなければいけない最後のロールを演じよう、きっと過去の僕では無く、今を生きている僕自身のストーリーはここで終わるんだから・・・さぁ、言おう。

『忘れたのか桜田JUM・・・お前の能力は死者をも蘇らせる神から与えられた能力・・・』

後はあの頃の僕に任せよう、僕ならきっと・・・後悔しない生き方をしてくれるんだからね・・・。

----そして夢から覚めた。


目覚めは悪くない、外では鳥が鳴いてる・・・あぁ、海の音が聞こえる・・・ここは僕達の家だ。

水「あなた~おはよ~♪」
J「あぁ・・・水銀燈、おはよう」
水「どうしたのぉ?」
J「いや、何でも無いよ」

僕と水銀燈は故郷に帰り夫婦になった、長い時間がかかったが一緒になれた・・・。

水「熱でもあるのぉ~?」
J「本当に何でも無いよ(///)それよりみんな起きてる?」
水「えぇ、みんなはもう起きてるわよ~♪それじゃ待ってるねぇ♪」
J「あぁ・・・」

スッと立ち上がり頭をぽりぽりと掻く、幾たびもの戦場を越えてきたけど・・・どうにも彼女の態度には慣れない・・・その、何というか恥ずかしい・・・。

さて、ノロケ話はここまで・・・僕自身が演じなきゃならないロールはもう終わった、後は平和な日常に生きようか・・・それが生き残った者に出来る務め。


ふと本棚を見るとあの時の本がある、パラパラと開くと栞が止まっている最後のページを見る・・・。

『騎士は白い女神と共に幸せに暮らしました・・・』

ふむ、こう書き換えよう・・・あぁ、また下で喧嘩が始まった・・・声を聞くだけだと雛苺と翠星石だろう。

『騎士は白い女神とその仲間達と一緒に永遠に幸せに暮らしました』

さぁ、下に降りよう・・・僕の一日は始まったばかりなんだから・・・。

               ~fin~
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