僕らはジュン君の家でタイタニックのDVDを見ている。物語はクライマックス…海に投げ出されたジャックとローズ。ジャックはローズを生かすために自分だけ冷たい海の中に…
「やっぱり何度見てもこのシーンは泣いちゃうね…」
「あぁ…久々に見たけど泣きそうだ…」
「ねぇジュン君…ジュン君ならどうする?もし僕とジュン君が海に投げ出されて、二人同時に流れている板を掴む。でもその板は一人ぶんしか支えられないとしたら…」
「んー…『考える』かな?」
「何を?」
「二人とも助かる方法をさ♪」
この人はすごい。
僕ならジュン君だけ残して自分は死ぬことを選んだだろうから。
「やっぱりさ…僕には君のいない生活なんて耐えられないからさ//」
「ジュン君…」
ぎゅっ
「そ、蒼星石?どしたの//」
「んー…なんかぎゅってしたくなっちゃった//」
水「あらあら、お熱いわねぇ…」
金「全く…『みんなでタイタニック見よう』なんて言ったのは誰だったかしらー…」
薔「…私たち完全に蚊帳の外…」
J「蒼星石・・・覚悟!フェルエリア・フォン・エターナリティ!!!」
蒼「ら、らめぇーッ」
翠「毎回会えばあんなんだぜ?もうやめてくれよな、ベッドギシギシ鳴らしてさ」
真「貴女もノンアルコールビールを酔う程飲むななのだわ」
雛「そういう貴様も紅茶やめろや、中毒野郎なの~。ついでにてめぇもだ乳酸菌婆なの~」
水「・・・」
薔「返事がない。ただの屍のようだ」
雛「そいつ寝てるだけなの」
翠「知ってますか蒼星石」
蒼「何をだい姉さん」
翠「ブルデュエルのブルは青って意味なんですよ」
蒼「!」
翠「更にヴェルデバスターは緑を意味してるんですよ」
蒼「!!」
翠「つまり今年の冬は連ザ2+で遊びまくりですぅ!」
蒼「!!!」
ジ「でも今回収録されてるのはノワールだけらしいぞ」
蒼「!?」
蒼「うんそうだね。
あ、でもイザーク専用スラッシュザクファントムも捨てがたいな……」
翠「こいつもしかしてイザーク好き?」
蒼「そういう姉さんもディアッカに関係する機体を使うよね?同族だから?」
翠「ち、違うです!なんであんなヘタレキャラと私が同族なんですか!」
蒼「ジョウロで鋏みに接近戦挑む時点で」
翠「うぐぅ」
翠「蒼星石早く来るですぅ」
蒼「今行くよ翠星石」
ジ「蒼星石?……なんだ男か」
蒼「………」
ジ「なんだその目は?マエストロに逆らう気か?」
蒼「有象無象の関係なく僕の鋏みは容赦はしない」
ジ「お、おい!流石に凶器はまずいだろ!?僕も悪かったから、な?」
蒼「膓をぶちまけろ!!」
ジ「Gyaaaaaaa!!」
真「誰か、このジャムの蓋を開けて頂戴」
翠「しゃーねーですね、翠星石に任せるですぅ・・・あれ、開かねぇですぅ」
蒼「姉さん、ちょっと貸してみて・・・ほら、開いたよ真紅。」
真「二人とも、感謝するわ。」
翠「でかしたですよ、蒼星石!さすが翠星石の妹ですぅ♪」
蒼「あはは、姉さん。ザクとは違うんだよ、ザクとは」
翠「!!」
蒼「~♪」
ジ「どうした?やけにご機嫌じゃないか。」
蒼「えへへ…大きな声じゃ言えないけど毎年楽しみにしてるお酒がもうじき解禁なんだ。」
ジ「へぇ…確かに大きな声じゃ言えないわな。」
蒼「寝かせたヤツも美味しいんだけどやっぱり初モノの美味しさってあるじゃない?」
ジ(あぁ…そういやニュースで木曜にボージョレ・ヌーボー解禁とか言ってたっけ…)
ジ「ふぅん…で、蒼星石は赤と白どっちが好みなんだ?」
蒼「え?そりゃ白だけど…赤なんてあるの?」
ジ「へ?いやその作る段階で皮を入れるか入れないかで色も味も違うだろ?」
蒼「う~ん…皮を加えるってのは聞いたことないなぁ…あのお酒は白だからこそじゃない?」
ジ「なぁ…お前の言ってる酒ってのはワインのことじゃないのか?」
蒼「え?やだなぁ…どぶろくに決まってるじゃないか♪」
ジ(し…渋い!!)
蒼(ん?翠星石とJUN君の声が・・・)
J「ほら・・・これだよ・・・」
翠「うわぁ・・チビ人間のけっこう大きいですぅ・・・」
J「そうか?普通だぞ? ベジータのもこのくらいだし・・・」
蒼(え?っちょまさか・・・ それにJUN君にそっちの気が・・・)
翠「ひゃっ!チ、チビ人間、なんで・・こんな・・・」
J「あー 性悪のの感度が良すぎなんだろ・・・」
蒼(やっぱりしてるのか!? 時代はJ×翠なのか!?)
蒼「やらせはせん! やらせはせんよ!! って・・・」
J「蒼星石か、こいつがフィルムの感度間違えてさ・・・写真真っ白なんだ
ところで俺のカメラ、そんなにデカいか?」
蒼「ふ、普通じゃない?(ま た こ う い う の か)」
「やぁJUM君」
「?蒼星石こんな時間にどうしたんだ?」
「今日はクリスマスでしょ?プレゼントを持ってきたんだ」
「え?随分いきなりだな・・・僕何も用意してないよ?」
「気にしないでよ、僕があげたくてあげるだけだから、それにこれは僕にとってのプレゼントでもあるんだ」
「?よくわからないぞ?」
「プレゼントは『僕』だよJUM君・・・」ハラリ
「!!?ちょちょちょ待てって待てって脱ぎだすなって!!」
「受け取ってくれないのかい?・・・グスン・・・・悲しいよJUM君・・・」
「いやあのだな、こういうのはだな、ちゃんと順序ってものがな、必要なんあqwpせdrftgypふじこ」プシュー・・・
(あぁ・・・いい!いいよJUM君!その慌てふためき恥ずかしがるその表情!・・・・たまらないよ・・・)ゾクゾク
「・・・・ととととりあえずまずはぶぶぶぶ文通あたりからくぁwpせdrftgypふじこ」
「ハァハァハァ・・・ふぅ・・・じゃあもう僕満足したから帰るね♪JUM君!メリークリスマス♪」
「え?あ・・・・うん・・・・・メリークリスマス・・・・・・」
蒼「はぁ…やっぱり僕って女の子らしくないなぁ…」
ジ「そんなことはないさ、お前は立派な『おとめ』だ。」
蒼「ジ…ジュン君(じぃ~ん)」
ジ「ほら、男女って書いて「おとめ」とも読めるだろ?」
蒼「…」
ジ「どうした?」
蒼「オラァ!!」ボグゥ!!
ジ「ぶべらっ!」
蒼「とんでもないことに気付いちゃった!」
J「ん?」
蒼「もう新年だよ!」
J「あ、本当だ」
蒼「せーの」
J&蒼「あけましておめでとうございます!
ジュン「(あれはなんて美少年だ……)そこの君ヤらないか?」
蒼星石「初めて会った人なのにその……いかがわしい事するわけ無いじゃないですか!」
ジュン「マッガーレ!」
蒼星石「アッー」
ジュン「ハァハァ、あれ?おんにゃのこ?………女には興味ねぇ!消え失せろ女」