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ローゼン家の人々

episode-06雛苺~hinaitigo~>
次は雛苺について話そう。彼女は実に精神年齢が幼い。15歳のはずなのに実質5分の1の3歳くらいが精神年齢だろう。彼女の趣味的なものは、僕に飛びついてくることだ。
そんな彼女のエピソードを話そう。

今日はゴールデンウィークと言うやつだ。僕らは今ジェットコースターに並んでいる、しかしあれだね、ジェットコースターって何で二人一組の席順になっているんだろう。姉妹は僕の隣に座ろうと今日も誘惑に入ってきた。
「ジュゥン、お姉ちゃんと乗りましょぉ。怖かったらお姉ちゃんを抱きしめてもいいわよぉ。」
「ジュン、下僕は常に主人の近くにいるものよ。」
「ジュン、しゃーねぇですぅ、特別に隣に座らせてやるですぅ。」
「ジュン君、僕の隣じゃだめかなぁ?」
「ジュンはカナの隣にしたほうがいいかしら。」
「あらジュンは、私の隣がよろしくってよ。」
「ジュンとおとなりなのぉ」
「ジュン…隣…いいよ?…」

結局どうしたかって?僕ら九人だから一人で座ったよ。まったく家のお姉さま方ときたら…ジェットコースターから降りた矢先、一人足りないことに気づく。
「あれ、ヒナ姉ちゃんは?」
「ホントだわ、困った子ね。」
「まぁいいんじゃないのぉ、ジュン一緒に探しましょぉ、あっちの観覧車なんて怪しいわぁ。」
「水銀燈!どさくさにまぎれて何言ってやがるですぅ!ジュンは翠星石とくるですぅ!」
「あら、カナと行くべきかしら」
「ジュン、ついてくることを特別に許すわ。」
「ジュン、こんな方たちなんてほっておいて私と行きませんこと?」
「ジュン…一緒…」
「ジュン君を取り合ったりしてないで雛苺を探すべきなんじゃないかなぁ…」
まったくです、さすがしっかりしてるね。
「大丈夫ですよ蒼星石、チビ苺ならすぐに迷子の呼び出しがかかるですよ。」
「しかしそれにしても高校生で呼び出しを食らうのはまずいんじゃないのか、それを迎えに行くの僕らだよ翠姉ちゃん。」
「まったく持ってジュンの言うとおりですわ。」
「しょうがないわね、手分けをして探しましょう。」
こうして雛姉ちゃん探しが始まった。たく、どこにいるんだよ。っと思っていた矢先人だかりを見つける、まさかとは思ったが一応覗いてみる、案の定雛姉ちゃんだった。もうすでに泣きかけている、ここは雛姉ちゃんのプライドのために姪っ子と偽ろう。幸い雛姉ちゃんは背が低くてとても高校生には、見えないからな。
「雛、こんな所にいたのか、まったく迷惑かけさせやがって、すいませんねぇ、ウチの姪っ子が迷惑かけまして」
「うよ、怖かったのよおジュン、」
こうして雛姉ちゃんは無事見つかったのであった


ちなみに皆その人だかりに集まっていてやり取りを見ていたようでそれからしばらくわざと迷子になって姪っ子になりたがった姉妹でした。

やれやれ。
   fin.

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