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「新説JUN王伝説~序章~」第8話

あらすじ…最近町で通り魔事件が相次ぐ、そんな中金糸雀の保護者、みっちゃんが事件に巻き込まれ意識不明に陥ってしまう…
彼女を守れなかったと己の非力を悔やむジュンは自らの手で犯人を裁くことを決意!再び拳王の衣を纏ったのだった…

ジ「我が名はJUN王…天を目指す者だ!!」
暗い路地裏にジュンの声が響き渡る
男2「JUN王だぁ?」
男1「どこの誰でもいいけどさぁ…俺らの邪魔とかマジありえねぇんすけど…」
男4「つか殺すっしょ?」
男3「当然♪」
『ジャキィン…』
4人の男たちは各自手に武器を持ちジュンを見据えた
ジ「ふふっ…」
ジュンが小さく笑う
男2「あぁ?何がおかしいんだよ!?」
その態度に腹を立てた男が金属バットを振り上げて叫んだ
ジ「いやなに…うぬらの中にただの1人も自らの拳を使おうという者がおらんのが滑稽での…」
男1「…何が言いたい?」
ジ「それはつまりうぬらが自らの強さに何の誇りも自信もないということよ…
敵に対し自らの弱さをありありと晒すさまはもはや無様を通り越して滑稽よの…」
男3「ぬかしてんじゃねぇよクソがあぁ!!要は勝ちゃいいんだよッ!!」ダッ…
男の1人が特殊警棒を手にジュンに走り寄る
ジ「ふっ…よかろう、うぬらがどれだけ弱い存在かを我が拳で教えてくれよう!!」
ジュンは黒王から飛び降り男に叫んだ

男3「おらあああああぁぁぁ!!」ドガァ…
男の警棒がジュンの肩にめり込む
男3「へっ…骨が砕けたな。」
男がジュンの顔を見たが…
ジ「…まさか今のが攻撃ではあるまいな?」
ジュンは涼しい顔で答えた
男3「なっ!?」
男は驚いてジュンから距離を取る…
男2「おい何やってんだよ?」
男のもとに金属バットを持った仲間が駆け付ける
男3「うっせぇ…多分あいつ体に何か仕込んでやがる…」
ジ「ふっ、我をうぬら下郎と一緒にするな…我が使うは己自身の体のみよ…」
ジュンは高らかにマントを翻す
男3「うっせえんだよ雑魚が!!」
男2「てめえなんざより俺らの方が絶対強えんだよ…うらあああぁ!!」
打撃系の武器を持った2人の男が同時にジュンに迫る
男2・3「おらぁ!!おらおらおらおらおらぁっ!!」
『ドガァ!バキャ!ガッ!!グシャア!!』
2人の武器が一斉にジュンの体中に降り注ぐ
男2「ひゃははは!死ね死ね死ね死ねぇ!!」
男3「てめぇも今までの奴らみたく無様に俺らに這いつくばりゃいいんだよ!!」
男がそう言った時であった…
『ガシイィィッ!!』
男2・3「なっ!?」
ジュンの両手が2人の武器を捉えた


男2「は…離せよ…くそっ!!」
男3「くそ…何だよこれ…びくともしねぇ!!」
ジ「ふっ…はあああああああああぁぁ…!!」
ジュンが己の両手に闘気を集中させていく…
『ミシィ…グググ…』
男3「な!?嘘だろ…」
男2「鉄製の武器が…ひし曲がってやがる…」
ジ「ぬぅん!!」
そしてジュンが更に力を入れると2つの武器は完全にひん曲がってしまった…
男2「う…うわあああぁ!!」
男3「ば…化け物おおぉ!!」
武器を失った2人の男はジュンに背を向け逃げようとしたが
『がしっ』
男2・3「ひいいいいいいいいぃ!!」
ジュンは両手で2人を捕まえ引き寄せた
ジ「うぬらはいつもそのように…罪もない女性を!!」
ジュンの表情に怒りが満ちていく…
ジ「楽に死ねると思うな…ホワタタタタタタタタ!!!!」
ジュンは2人の男に凄まじい勢いの連撃拳を放つ…
男2・3「あびばがかずざなだががばだばび!!」
男たちは意味不明な奇声を上げその拳を全身に浴びる
ジ「そしてこれが…みっちゃんさんと、金糸雀の痛みだあああああああぁッ!!!」
『グワジャアアアァァ…』
男2・3『あべしっ!!・ひでぶうぅぅっ!!』
ジュンの渾身の拳が顔にめり込み2人の男は赤い霧を上げながら大きく宙を舞った…


やがて2人の体は路上に叩きつけられ赤い水たまりを広げた…
男1「ヒュウ…やるねぇ。そうこなくっちゃ…」チャキ…
男は倒れる仲間に興味はないといった様子でジュンを眺める
そしてその両手に10cmほどの小さなナイフを携え
男1「おらぁっ!!」ヒュン…
ジ「むっ!!」
その小さなナイフをジュン目掛けて投げつけた
ジュンは紙一重で交わしたが、彼の頬を赤い血が伝った…
男1「ちぃ…外したか…まぁまだコイツは山ほどある…」
男は両手の指の間いっぱいにナイフを構える
男1「へへ…俺は昔からコイツで遊んできたんだ…右でも左でも思いのままだ…」
男は白い刃に舌なめずりをする
ジ「ふっ…だが現に今我にかわされたではないか。」
男1「黙れぇ!!いくらてめぇが馬鹿力でも殴られる前に倒しゃいいんだよッ!!」
男が再びナイフを構える
男1「今度はまず目をつぶして全身をハリネズミにしてやる…うらあああぁ!!」ヒュン!
男の両手が高速で横に振るわれる
ジ「ふん…児戯だな…」
ジュンは小さく笑うと全身から闘気を迸らせた
ジ『渇!!』
『ガキィィィン…』
男4「な!?」
男1「嘘…だろう?」
ジュンは手も触れず気合いだけで全てのナイフを叩き落としたのだ



男1「ば…馬鹿な…俺のナイフが…そんなことあるわけねえええぇぇ!!」ヒュンヒュンヒュン!!
半分錯乱した男が再び両手にナイフを構え次々にジュンに放った
ジ「ホワタタタタタタタタ!!」
だがジュンはそれを超える勢いで拳を繰り出し全てを叩き落としていった
男1「あ…あぁ…ひいいいいいいいいぃ!!」
ジ「はあぁっ!!」
ジュンが疾走し一瞬で男との間合いを詰める
ジ「終わりだ…滅・殺!!」ボグァアアア…
ジュンの怒りを込めた拳が男の鳩尾に突き刺さる…
男「あびゃああぁぁ!!」
肋骨の砕ける音を上げながら男は宙を舞い背後の壁に叩きつけられた
ジ「さて…残るはうぬ1人…」
ジュンは残る1人を見つめた
男4「う…うわあああぁ!!頼む…悪気はなかったんだ…許してくれええぇ!!」
すっかり戦意をなくした男は腰を抜かして後ずさりする…
ジ「そう言って許しを乞うた女たちに…うぬは何と答えた?」
ジュンは怒りに満ちた瞳を男に向ける
男4「頼む!金ならパパがいくらでも払ってくれるから…だから…あべしっ!!」
ジ「貴様はもう喋るな…」
ジュンは土下座をする男の頭をめいっぱい踏みつけた
ジ「みっちゃんさん…貴女の敵は討ちましたよ…」
全てを片付けたジュンは小さく呟くのだった…



翌日…連続通り魔事件の犯人と思われる少年たちが拳王と名乗る男の通報を受け逮捕された
逮捕された男たちは何故か全身をボロボロにされ頭には髪の毛が一本もなくなっていたという…

数日後…
金「みっちゃん、お見舞いにきたかしら♪」
病室に金糸雀の元気な声が響く
み「ありがとうカナ。」
みっちゃんもあれからすぐに意識を取り戻し来週には退院できるという…
ジ「よかったな、金糸雀。」
金「うん♪…あとね、ジュン?」
ジ「なんだ?」
金「ありがとかしら…あと、ごめんなさい…」
ジ「金糸雀?」
金「カナ…聞いたかしら…翠星石や雛苺からジュンの強さのこと…
みっちゃんが襲われた時カナはジュンをすごく恨んだかしら…でもジュンはみっちゃんの敵をちゃんと討ってくれたかしら…
もう誰かが悲しい思いをしないように…だからお詫びとお礼かしら♪」
金糸雀はまた太陽のような表情で笑う
ジ「あぁ、お前のその笑顔だけで…僕は報われる気がする…」
ジュンは再び戻った彼女の眩しい微笑みを目に焼き付け誓った…
ジ(僕はもっと…もっと強くなる!!この拳で大切な人達の笑顔を守るために…)

続く
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