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第一話 日常 ~Every day~
窓のカーテンの隙間から光がさす、だんだんと意識が覚醒していく。
時間に縛られる事はないので目覚めはいい。窓辺によりカーテンを少しだけあけ、差し込んだ光に目を細めながら、窓を空け換気をする。
窓から見下ろした景色にはこれから学校へいくだろう制服を着た学生や駅へと向かう人がちらほらといる。耳に入るスズメの囀りが実に清々しい。
とりあえず汗をかいた服の着替えをすませ、洗面台へ。そして空腹を感じたので一階へ降りていく。
すると、今まさに姉ののりが学校ヘ行くところであった。
の「おはよ~ジュンくん~」
ジ「おはよ」
の「お姉ちゃん今からいってくるけど、お昼ご飯は机にあるのを暖めてね~あ~あとそれから今日は早く帰れるかもしれないから~」
ジ「あぁわかった、それより時間はいいのか?」
の「ぅ…いいいいってきま~す!!!」
慌てて振り返り、ドアがしまっているのに気付かず思い切り頭をぶつけ、悶絶しながら頭を押さえ慌てて駆けていく姉の後ろ姿を見送る。いつものことながらドジだなとか思いつつドアに鍵をかけ台所へ。
机の上にはラップがかけられた昼食にメモがおいてある。暖め時間とか冷蔵庫のサラダなりが細かく書いてある。メモをさっとみていつもどおりフレークを食べ、自室へもどっていく。
今親はいない、いや厳密にはいるのだがいないといっていい。貿易関係で海外にいるのは知っているが今現在どこにとかはしらない。
まぁ姉がよく電話して連絡をとっているらしいが…場所がわかったところでどうかなるってことじゃないだろう。正直、僕自身親の存在は姉に近い、少し前までは特にかなり迷惑をかけたな。

自室でパソコンの画面に向う、クリックする音だけが部屋中に響く。ふと気付くと一時近くになっていたので、それほどお腹は空いていないが食べておかないと姉がうるさいのでしぶしぶお腹にいれる。
食べおわった食器を洗い、洗濯を取り込んどいておく。一段落したところで上にいこうとすると…

ピンポーン

インターホンがなる。時間は2時過ぎ、宅配便かなにかだろうと思いドアをあけるとそこには金髪でツインテール、凛とした表情の女の子。
幼馴染みの真紅がたっていた。
真「こんにちわ、ジュン」
ジ「なんだ真紅か…」
真「なんだとはなに?それにジュン、レディに玄関前で立ち話させる気?」
こちらの返事も聞かずにズガズガと入り込んでくる。やれやれどこがレディだか…
真「あら?何かいった?」
く…完全に読まれてやがる…ここで怒らすのも厄介なのでリビングに通す。
ジ「それにしても来るのが早いな、いつもなら四時頃だろ?」
玄関からリビングへと入りながら先に通した真紅に疑問を投げ掛ける。と、真紅はテレビを見るには最適なポジションのソファに腰掛けていた。
ジ「あぁ…そういえば放送時間が変わったんだっけか」
真「えぇ…それよりジュン、紅茶をいれてちょうだい」
来て早々いきなり…まぁいつものことだがたまには自分でいれろよn…
真「あら?何かいいたいことでもあるのかしら?」
ジ「ぅ…はいはいわかりましたよ、今いれてくる」

真「はいは一回よ、それからお茶受けには今日は甘いものがいいわね」
ジ「はいはいはいはい」
真「まったく困った家来ね」
食器乾燥機に伏せてあるティーセットをとり、やかんにミネナルウォーターをいれ火に掛ける。さてと、甘いものね…あぁ冷蔵庫にシュークリームがあったな。
となるとこれに合う茶葉はこれだな、と下準備を終えるとちょうどやかんが沸騰を告げる。用意を終えリビングへ運んでくる、ポットからカップへゆっくりと満たしていき、
真紅の前へシュークリームと一緒に置く。
自分でいうのもなんだが番組が始まる数分前絶妙のタイミングだ。真紅がカップを口へ運ぶ
真「おいしいわ、これはダージリンね。相性もそうだけど、湯加減といいまた腕をあげたわね」
ジ「あぁ…ありがとう」
素直に誉められ、気恥ずかしくなる。今顔は赤くなっているだろう、 気恥ずかしい雰囲気に話題を逸らす
ジ「そういえばアイツ最近来ないな」
真「最近部活のほうが忙しいみたいなのだわ、ほらテストが近いでしょう?」
ジ「テストか…もうそんな時期か」
真「えぇ…」
真紅が何か言おうとするが、途中で止めテレビに目を移す。僕もソファへ腰掛けテレビに見入る。それにしてもよくできた人形劇だな…それにトリックも本格的だ。

それでは来週もよろしくんくん!

ふぅ…と息を吐き余韻を残しながらもティーセットや食器を手にソファからたつ。
真紅も立ち上がりリビングの椅子に腰掛ける。僕は恐らくまだ飲むだろう
紅茶を足すためにあらたに湯を沸かす動作に入る。
真「さて今日は国語ね」
といい手にした赤いカバンから教科書とノートをだす。
ジ「いつもすまないな」
真「家来の教育は主の役目、気にすることないのだわ」
僕は小走りに部屋へ勉強道具をとりにいく。
僕が真紅に勉強を教えてもらうのは高校から復帰するためだ、そのためには受験をしなければならないが、
高校は近場のためレベルはさほど高くはない。たが市内で二、三を争う進学校でもある。そうほどほどに勉強をしていないといけないのだ。
色々あって家に引き籠もっていた僕に活路をみいだしてくれた彼女に言葉にならないほどの恩を感じるが感謝を伝えれていない。
学校終わりに教えに来てくれるのもそうだ本来の学生なら部活をやったり遊んだりするはず。このことを彼女にいうのは恐い
。この環境に甘えている自分がいるのだろう、このまま時が流れ僕はどうなるのだろうか――――――?

窓から紅い光が差し込み、控える闇が空を覆っていく。ドアがあけられ誰かが入ってくる、恐らく姉だろう。
の「たっだいま~~~~!!!ジュンくん、真紅ちゃんがんばっているわね!今日ははなまるハンバーグよぉ!真紅ちゃんも食べていくわよね?」
真「えぇいただこうかしら」
机の空いているスペースにスーパーの袋を置き鼻歌まじりに夕飯の準備にとりかかる。
なんとなく勉強も区切りがついたので僕は二階にひきあげていく。
その後、夕食も終わり僕と真紅はソファに座りテレビを見ている時だった。

ガシャーーーーン!!食器が割れた音が響いた。

ジ「姉ちゃん!?」
真「どうしたのだわ!?」慌てて振り替える僕ら、そこにはお腹を押さえ苦しむ姉の姿があった。

つづく.....

おまけ 次回予告編
翠「なぁっとくいかねーですぅ!!」
蒼「姉さん何怒ってるんだい?」
翠「翠星石がメインのはずなのに…それなのにちぃ~~~っとも出番がねぇんですぅ!」
蒼「姉さんがメインだなんて話聞いてないけどなぁ…おっとこんなとこにメモ書きが、何何~、作者によると実はまだ決めてなかったり…
ってことは僕もまだチャンスが…!?(ブツブツ)」
翠「ちょ…ちょっと蒼星石!大変ですぅ!おまけの次回予告はじまっているですぅ!」
蒼「…(ブツブツ)」
翠「しゃ~ねぇですぅ。翠星石一人でやるですぅ~次回、ジュンが翠星石に告白!そしてそのまま…(ゴスッ)いでぇ~~~~~~ですぅ!!!」
雛「うそはだめなのよ~翠星石」
翠「な…なにしやがるですか~チビ苺!!」
雛「次回は『第二話のり』、のりは一体どうなってしまうの~?また新たな出会いがあるみたいよ~」
翠「キィィィィィ…!折角の出番が~」
蒼「…(ブツブツ)」
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