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薔「お兄ちゃーん!」

と、走ってくる妹

ジ「ん・・・なんだ、薔薇水晶か」
薔「はぁ・・・はぁ・・・ひどいよもう、おいてくなんて・・・ふぅ」
ジ「しらんがな」
薔「むぅー!」

と、頬を膨らます妹・・・

ジ「・・・ほら、おいてくぞ」
薔「あ!まってよぉ!(ガシッ)」
ジ「ん?なんで腕組んでるんだ?」
薔「んー、お兄ちゃんのことが大好きだからかなぁ?えへへ」
ジ「変な誤解されるからやめろ・・・」
薔「私をおいていった罰だよ♪だから無理です♪」
ジ「・・・もう、勝手にしてくれ」
薔「勝手にさせていただきます♪」

僕達は本当は血がつながっていない・・・
けれど・・・絆は普通の兄妹以上だろう・・・

そう・・・こいつとはじめてあったのは僕が7歳の頃・・・

-10年前-

ある日海外の仕事から両親が帰ってきた・・・
でも、両親の横には僕とあまりかわらないくらいで
きれいな銀髪で左目に眼帯をしている女の子がいた・・・

ジ「その子誰?」

小さい頃からすでに大人っぽいところがあった僕は
すぐにきいた

父「今日からお前の妹になる子だよ」
ジ「ふーん、わかった。よろしく・・・えーと?」
母「薔薇水晶ちゃんよ」
ジ「よろしくな、薔薇水晶」
薔「・・・・」


母がいうには薔薇水晶は外国にある孤児院の子だったらしい
薔薇水晶だけはこの髪と眼帯のせいで誰にも引き取られなかったらしい
母いわく「こんなにかわいいのに、引き取らない人達はなんなんでしょうね」
だ、そうだ・・・
僕にとっての薔薇水晶の第一印象は無口、眼帯、銀髪ってことだけだった


僕「薔薇水晶公園に遊びにいこうぜ」
薔「・・・うん」

最初はあまりしゃべらなかったが
僕にはすぐにうちとけて
すぐ仲良くなった・・・
けれど・・・

子供A「あ、眼帯女だ」
子供B「白髪ババアはこの公園にはいるな」
子供C「やーい、化けモンー」
薔「うう・・・グスッ・・・」
ジ「お前等、薔薇水晶を泣かしやがったな?ただじゃすまさねぇ・・・」

バキ!バコ!ボコ!

子供A「わーん、いたいよー」
子供B「えーん!」
子供C「ママー!」

薔薇水晶はその容姿のせいでよくイジメをうけていた
そのつど僕が薔薇水晶を護っていた・・・

薔「ヒッグ・・・グスッ・・・」


ジ「あいつらは追っ払ったぞ。だから、もう泣くな」
薔「グスン・・・ありがと・・・お兄ちゃん」
ジ「お前は僕が護るから安心しろ」
薔「・・・ほんと?」
ジ「ああ、約束だ」
薔「・・・じゃあ、指きり」
ジ「ああ、指きりげんまん嘘ついたら針千本のます!指きった!」
薔「えへ・・・ありがとう」
ジ「やっと、笑ったな」
薔「あ、そうだ。じゃあ、私も―――」


ドン!


薔「なーに、ボーっとしてるのかなぁ?お兄ちゃん」
ジ「べ、べつになんでもない」
薔「ふーん・・・もう、家についたんですけどねぇ?」
ジ「だから、なんでもないっていってるだろ」
薔「ほんとかなぁ?」
ジ「・・・・(あのあと薔薇水晶はなんていったんだっけ・・・思い出せない)」

ガチャッ

薔「たっだいまー♪」
ジ「・・・ただいま」


と、誰もいない家にいう
両親は海外の仕事のため
たまにしかかえってこないのだ

薔「すぐ夕飯作るからー♪」
ジ「ん、ああ、わかった」
薔「♪~♪~」

そういって鼻歌を歌いながら料理を作る妹・・・
食事は両親がいつもいないため交代で家事などを
している・・・まあ、最近はまかせっぱなしなんだが・・・

薔「ジャーン!今日のおかずシューマイでーす!」
ジ「・・・なあ、質問していいか?」
薔「なにっかなぁ?お兄ちゃん」
ジ「昨日も、一昨日も、そのまた前もシューマイじゃなかったか?・・・」
薔「微妙に違うんだなぁ、昨日はカニシューマイだったけど、
  今日はエビシューマイなのです!」
ジ「・・・もういい」

薔薇水晶はシューマイが大好物だ
そのためよく・・・と、いうかほとんど夕飯のおかずがシューマイ
がおおく困る・・・まあ、僕も好きだけど・・・

ジ「・・・ご馳走様」
薔「お粗末様でした♪」



妹と言うからに薔薇水晶は僕のひとつ下の16歳の高校1年生
ちなみに僕は17歳の高校2年生だ・・・
16歳・・・さすがにもう大人・・・のはずなんだが
よく、僕にくっついていて困る・・・
そう・・・本当に・・・

ジ「さて・・・先風呂はいっていいか?」
薔「じゃあ、私も一緒にはいるー♪」
ジ「却下」
薔「えー?どうしてー?小学校のころまではいってたのにぃ・・・」
ジ「それは小学校の頃、いまは高校生、それを自覚しろ」
薔「むぅ・・・別に兄妹なんだから・・・ブツブツ」

と、こんな感じに子供っぽいところがあるから困る・・・
このまえなんか風呂は言ってる最中に入ってきそうになったからな・・・
兄妹でも、僕は男、そこを自覚してほしい、と・・・

風呂を出て僕は部屋でパソコンをみていた・・・
と、そこに・・・

コンコン・・・

薔「お兄ちゃん・・・」
ジ「ん?なんだ薔薇水晶?」

ガチャッ

薔「いっしょに寝てくれないかな?・・・」


ジ「はぁ・・・またか、だから嫌だtt・・・・」

と、言おうとしたときに・・・

薔「うう・・・(うるうる)」
ジ「・・・あー!わかったわかった!だから、その顔はやめてくれ!」
薔「わーい、お兄ちゃん大好き♪」
ジ「はぁ・・・(ったく、その顔は反則だよ・・・)」

そしてパソコンの電源を切って
ベッドにもぐりこんだ・・・
無論薔薇水晶も・・・

ジ「電気消すぞ」
薔「はぁい」

電気を消して寝ようとする・・・
だが・・・

ジ「・・・あー!抱きつくな暑苦しい!」
薔「だって久しぶりなんだもーん、お兄ちゃんと一緒に寝るの」
ジ「安眠妨害!」
薔「・・・むぅ」

そういうと薔薇水晶は抱きつくのをやめた
これでやっと寝れそうだ・・・


しばらくして静かになってので
寝たのか確認した・・・・
でも・・・妹は寝てなかった・・・

ジ「まだ、起きてるのか?」
薔「・・・」
ジ「さっさと寝ないと明日起きれないぞ・・・」
薔「・・・グスッ」
ジ「?!・・・・薔薇水晶?・・・泣いてるのか?」
薔「な・・・いてなんかいないもん・・・ヒッグ」
ジ「泣いてるじゃないか!どこか痛いのか?!どうしたんだ?!」
薔「ヒグッ・・・グスン・・・」

ひとまず僕は電気をつけて薔薇水晶を見た

ジ「・・・本当にどうしたんだ?」
薔「なんでもない・・・」
ジ「なんでもないわけないだろ?・・・」
薔「・・・・」

それからしばらく沈黙が続いた

ジ「・・・おちついたか?」
薔「・・・うん」
ジ「話てくれないか?なんで泣いてたか・・・」
薔「・・・」

またしばしの沈黙が流れる・・・
そして、薔薇水晶の口が開いた


薔「・・・・もん」
ジ「え?」
薔「お兄ちゃん・・・最近冷たいんだもん・・・」
ジ「・・・・」
薔「前はやさしかったのに・・・最近はいっしょに寝てくれないし
  いっしょに帰ってくれないし・・・」
ジ「それは・・・」
薔「さびしかったんだよ?・・・だって私はお兄ちゃんが大好きだから・・・」
ジ「薔薇水晶・・・」
薔「お兄ちゃんは・・・私のことが嫌いなの?・・・」
ジ「そんなことはない!」
薔「じゃあ・・・私のこと好き?・・・」
ジ「・・・ああ、もちろん。大好きだよ、大切な妹だから・・・」

僕がそういうと、薔薇水晶はまた泣き出した・・・

ジ「?!」
薔「なにもわかってないよ・・・お兄ちゃん・・・」
ジ「・・・」
薔「ねぇ・・・小さいとき約束したことおぼえてる?・・・」
ジ「ああ・・・」
薔「あのあと、私も約束したよね?・・・」
ジ「そうだったか?」
薔「やっぱり忘れてる・・・」
ジ「・・・・」
薔「あのあと・・・・」



-10年前-

ジ「やっと、笑ったな」
薔「あ、そうだ。じゃあ、私も約束させて?・・・」
ジ「どんな?」
薔「大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになるって・・・」
ジ「・・・・」
薔「・・・だめ?」
ジ「わかった、約束だ。僕も大きくなったら薔薇水晶のお婿さんになって
  ずっと薔薇水晶を護るよ」
薔「うん、約束だよ。お兄ちゃん」
ジ「ああ、約束だ!」

そう・・・思い出した・・・
あのあと薔薇水晶がいった言葉・・・
それは大きくなったら結婚しようという約束・・・

薔「・・・思い出した?(////)」
ジ「あ、ああ(////)」
薔「私の気持ちはあの時のままだからね?だから、お兄ちゃんも・・・」
ジ「妹じゃなくてひとりの女の子として見ろと?・・・」
薔「・・・(コクリ)」
ジ「・・・・」
薔「やっぱり・・・だめなの?・・・」

そう、忘れていた。あの日あの時の約束を・・・
僕ははじめて薔薇水晶とあったときからこいつのことが
好きだったのかもしれない・・・・



ジ「ばーか・・・ダメなわけないだろう?」
薔「え・・・それって・・・」
ジ「僕も好きだ、兄妹としてじゃなく、一人の女の子としてお前が好きだ」
薔「う・・・うあああああん!」

ぎゅっ・・・
僕がそういったとたん
薔薇水晶は僕に抱きついてきた・・・

薔「ヒッグ・・・私もお兄ちゃんのことが・・・グスッ
  兄妹としてじゃなく、一人の男の子として大好きだよ!」
ジ「ああ、わかってる・・・だから、泣くな・・・お前は笑っている時が
  一番かわいいんだから・・・」
薔「グスン・・・・うん・・・わかった・・・」
ジ「いい子だ」

そういって僕は薔薇水晶の頭を撫でた

薔「絶対に・・・約束だよ?・・・」
ジ「ああ・・・絶対に・・・」

そういって僕等はまた指きりをした
絶対にやぶらない約束を・・・
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