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そのとき彼女は悟った






━━━━━━━全ては罠だったのだと、騙されていたのだと







[The hellish hellfire]




キーンコーンカーンコーン
朝のHRの開始を告げるチャイムが鳴った。
担任「よーし、まず出席をとるぞ、相川・・・」
担任「金糸雀・・・きら(何故か変換できない)・・・桜田、ん?桜田は?」
生徒A「あー、桜田なら・・・」

いつもなら8人娘の保護者役をしているであろうその少年はいなかった
担任「そうか、・・・真紅・・・水銀燈・・・翠星石・・・蒼星石」
担任「雛苺・・・薔薇水晶・・・ベジータ・・・和田」
真「どうしたのかしら・・・・JUM」

担任「よし、以上だな。桜田は・・」
キーンコーンカーンコーン
担任「お、もうこんな時間か。じゃあ号令」

肝心な所でチャイムに邪魔されてしまい休みかどうかは分からなかった。

蒼「どうしたの?真紅。もしかしてJUM君の事?」
彼女に話しかけたのは8人娘の1人である蒼星石。
容姿はとても少女には見えないボーイッシュな感じである。
8人娘の中でもしっかり者で、双子の姉である翠星石とは性格が正反対。

真「ええ、こんなことなら今朝JUMの家に寄れば良かったわ」
蒼「めずらしいね、今日は寄らなかったんだ」
真「今日は起きるのが遅くなってしまってね、もう少しで遅刻しそうだったのだわ」
蒼「へぇ、あ、そろそろチャイムなりそうだから戻るね」
真紅の返事を待つまでも無く、蒼星石は自分の席に戻っていった。
真「変な事になってなければいいのだけど・・・・」


キーンコーンカーンコーン
4時限目の体育が終わり、真紅たち8人は教室に戻っていた。
ちなみに真紅たちの高校では体育は男女別々で行うことになっている。
ガラガラ 
真紅たちが教室のドアを開けると、見慣れた少年がいつもの席に座っていた。
真「あら、JUM来てたのね・・・」
真紅はそうつぶやくとその少年の隣へ移動した。

真「おはよう、っていってももう昼なのだわ」
J「ん・・・・あ、お、おはよう」
真(・・・様子が変だわ、やっぱり何かあったのかしら)
真「そういえば今日遅かったみたいだけどなにが・・・・」
水「真紅ー、ちょっと来てぇ」
また肝心な所で邪魔されてしまうが無視するわけにもいかず、真紅は水銀燈の元へ急いだ。
真「じゃあ、また後で」

水「真紅、ちょっとアンタ気づいてないの?」
真「?」
水「彼よ、彼」
そう言うと水銀燈は少年を指差した。
真「JUMがどうかしたの?」
水「・・・・彼、おかしいと思わない?」
水銀燈は何かを悟すように言った。
真「ええ、様子が変だったわね、何かあったのかしら」
水「アンタねぇ、分からないのぉ?彼はね・・・・」
そう言い掛けると水銀燈は少し笑みをを浮かべながら
水「いや、やっぱりいい、そのほうが面白そうだしねぇ」
真「面白そうってあなた、あ・・ちょ・・」
真紅の話の途中で水銀燈は何処かへ行ってしまった。
真(・・・・・・)

キーンコーン(ry
真「ふぅ、やっと終わったのだわ」
4時限目が終わり教室の生徒達は昼食の準備をしていた。
持参の弁当を食べる者、食堂で食べる者、水で腹を膨らませる者などさまざまである。
真(JUMはたしか月末になると水になるのよね、だから今日は弁当を持ってきたのだわ)
そう心の中でつぶやくと、真紅は鞄の中から弁当を2つ取り出し目当ての少年の所へ急いだ。

少年はというと机に突っ伏し眠りについていた。
真「起きるのだわ、JUM」
J「ん・・・・」
真「ほら、弁当を用意したのだわ、良かったら一緒にどう?」
J「えっ・・・・あ・・・どうも」
真「そうね、屋上は鍵が掛かってるから庭園にでも行きまし・・・」
生徒A「おーい、さくらだぁー、担任が今すぐ職員室来るようにって、結構長い話みたいだぞ」
またまた肝心な所で邪魔をされてしまった。
しかし、担任が呼んでいたのならしかたがない。
真「いってきなさい、弁当は雛苺にでも食べてもらうのだわ」
J「そうか、悪いな」
そう言うと小走りで教室を出て行った。

雛「( ゚д゚ )」
真「こっち見んな」


キーン(ry
真「ふぅ、やっと(ry」
真紅は大きな伸びをして帰る準備をした。

蒼「やぁ、随分疲れてるみたいだね、真紅」
真「そうね、なんだか今日はいつもより疲れたのだわ」
水「今日で一気に老けたんじゃないのぉ?真紅」
真「あら、水銀燈、良かったら一緒に帰らない?蒼星石も」
水「あらー、いいのぉ?・・・・でも今日はいいわ、彼と帰りなさい」
真「めずらしいわね、・・・・じゃあ甘えさせてもらうわ、JUM帰るわよ」
真紅は机で爆睡している少年に声をかけた
蒼「えっ、真紅、もしかして勘違っ!もがもがもが」
蒼星石が言い終わる前に水銀燈が蒼星石の口を抑えた

水「ちょっと来なさい、蒼星石」
水銀燈は蒼星石の口を押さえたまま教室の隅まで連れて行った。
水「コソコソ」
蒼「っ!?」
水銀燈が小声で何かを蒼星石に話すと蒼星石は笑みを浮かべ、真紅のところへ戻ってきた。
蒼「じゃあ真紅、そういうことだから、また明日ね~」
水「バイバーイ」
真「あ、ちょっと・・・」
水銀燈達の言ったことは理解できなかったが、とりあえず帰ることにした。
真「さぁ、帰るのだわ」
J「え?・・・・俺と・・・?」
真「他に誰がいるって言うの?」
J「は、はぁ・・・」
真「さぁ、帰るのだわ、さぁさぁ」
真紅は半ば強引に誘い、教室を出ようとドアに手をかけた・・・

ガラガラ、どしーん
ドアを開けると丁度反対側も入る所だったらしく、勢いよく外に出た真紅はぶつかった。
真「あいたたた・・・・」
JUM「痛たた、どうしたんだ真紅、そんなに慌てて」
真「・・・・・・」
真紅がぶつかったのは紛れも無く桜田JUMであった、隣には担任もいる
真「え?JUMが2人?」
信じられない光景に真紅は混乱しかけていた。

J「どうも」
JUM「あ、ども」
担任「ん、もしかしてお前間違えたのか?」
真「え?」
担任「お前の隣にいるそいつは転校生だ。」
真「( ゚д゚ )」
真「エ?ダッテヒルニサクラダッテヨバレテタジャナイ」
担任「あぁ、そいつの苗字は櫻田(さくらだ)だ、紛らわしいだろ?顔もそっくりだしな」
真「デモ、セリフノマエニJッテツイテマスヨ?」
櫻田「俺下の名前ジョンっていうんだよ、John、だからJなんだよ」


その瞬間真紅の中で今日の記憶が高速で駆け抜けた




        ━━━━━━━アンタ気づいてないの?



━━━━━━━そのほうが面白そうだしねぇ


                         ━━━━━━━えっ、真紅、もしかして勘違っ


この間0,01秒
「アッーっっっ!!!!」

真紅は悟った






━━━━━━━全ては罠だったのだと、騙されていたのだと


                     end

            「え?もしかして出番無いのですかぁ?ひどいですぅ」 


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