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ジ「あああっ!懐かしいなコレ!
  失くしたと思ったらこんなところにあったのか!」

学習机の中に眠っていたあの日の宝物。

ベイブレードである。
数年前に爆発的な人気を誇り、各地で売り切れが続出した
次世代ベーゴマ。数種の部品から構成され、普通に回って戦うものから
敵のベイブレードに攻撃されると飛び跳ねるものや、スイッチでバトルタイプが変貌するものなど様々。
しかし、アニメの終了とともに次第に下火となり、現在では生産が終了している。

ジ「ベジータ達と一緒に遊んだんだよな…」

キズだらけのアタックリング。友情と情熱の証。
ビットチップに宿る獣達の眼は未だ輝いているように見える。

彼、桜田ジュンの愛機は『ワイボーグ』。マイナーな機体だが、とある機能が気に入って一番大切にしていた。

ジ「明日ベジータ達に話してみよっかな?」



ベ「ベイブレード?ああ、アレなら随分前に捨てちまったよ」

ジ「あっ、そうなのか…」

薔「私…持ってるよ…?」

いつのまにか立っていた薔薇水晶。

薔「…なんなら今日にでも戦う…?」

ジ「本当か!?じゃあ、学校帰ったらすぐ河原に来てくれ!」

薔「…わかった」


二人の後ろに影二つ。

?「聞いたですか?」

?「聞いたとも」



放課後。ジュンは逸る心を抑えきれずに走って家路についた。

ジ「シューターとワインダーは…あった!」

シューターは『カタパルトグリップ』と呼ばれる銃の持ち手の部分のようなものを持ち、
ワインダーは『ドラゴンワインダー』という通常より長いものを持った。

昔の自分を思い出し、しばしの間ジュンはそれを見ていた。


そう。しばしの間。十分くらい。


ジ「やばっ、早くいかないと!」



河原に差し掛かると、一つのスタジアムが置かれているのが見えた。
しかし、それは通常のサイズよりも大きいものだ。

ジ「薔薇水晶ーっ!」

薔「あ…ジュン」

ジ「遅れちゃったかな?」

薔「いいの…それより、早く」

薔薇水晶はシューターにベイブレードを胸の前でセットする。
その眼には闘気が感じられた。

ジ「わかった!」

カシャンッ。とジュンも自慢の愛機をセットし、スタジアムに構えた。

『『スリー、ツー、ワン─── ゴー・シュートッ!!』』

アニメに出てくるようなサイズのスタジアムに、二つの魂は放たれた。


薔「…ワイボーグ…悪くない選択 ──でも、『あの仕掛け』が発動するには
  一撃当たらなければいけない…」

ジ「分かってるじゃんか薔薇水晶…!」

薔「その一撃で終わらせる…!」

ジ「なんだって!?」

薔「…マスタードラグーンと持久タイプ…この意味がわかる?」

薔薇水晶のベイは持久にガタが来てスタジアムの中心、
つまりワイボーグのテリトリーへ踏み込む。

カキンッ という小気味良い音が鳴り響く。
その瞬間、ワイボーグの機体がすくい上げられ、ひっくり返った。

スタジアムにビットチップのすれる音が響く。

薔「狩人とターゲット」

マスタードラグーンのアタックリングは下からすくい上げることを考えられた形をしている。
パワー不足の持久型ではたとえスリープアウト直前でも相当なダメージになるのだ。

ジ「なるほどね…なら」

ジュンはポケットから一つの白い部品を取り出した。

薔「それは…左回転スピンギア?」

ジ「そうさ。これなら──!」


☆ジュンの思いついた秘策とは───!?

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