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このお話は、昨晩の宴会(参照)で酔いつぶれた僕の翌日を記したもの。
始まりは僕の隣で寝ている薔薇水晶の一言から。

薔「…計画通り」

ジ「!」

抱きしめている腕を解き、上体を起こす。

ジ「お前なぁ…」

薔「ジュン、情熱的だった…」

ジ「そういう誤解を生むようなセリフは」

翠「ふっ 不潔ですっ!」

あ。 いつのまにやら小動物がベッドの横で怒ってる。
僕は反論しようとしたが、今の状況を考えると分が悪い。

薔「思い通り…!」

某つき君ですか貴女は。

翠「とにかくこの事は真紅達に報告するです!」

真「もういるのだわ。…アナタ達、絆ックルの錆にしてあげるのだわ」

この方を4文字で表すのなら『神出鬼没』、『一触即発』

水「ジュンったらひどぉい。私というものが在りながら」

枕元に銀嬢。何を言っとるかっ
…この状況を3文字で表すとすれば
『修羅場』 4文字で表すなら『絶体絶命』…

薔「酔って寝た貴女達が悪い…私とジュンは新世界に君臨した」

ジ「してないしてないしてない。 あれ?…なんか焦げた匂い…」

これは話をそらす為の嘘ではなく、台所の辺りから
何かが焼け焦げた匂いがするのだ。

金「きゃぁぁああ! 失敗かしらーっ!」

金糸雀の叫び声が響いた。
僕がその場から抜け出すには絶好のチャンスだったわけで。

ジ「ちょっと見てくるな」

真「ちょっと、まだ話が」

計画通り!
満面の笑みを浮かべて台所に行くと、
金糸雀がベソを掻きながら蒼星石に抱きしめられていた。

金「ダメだったかし…ウッグッ かしらーっヒクッ」

蒼「次は上手くいくよ。 ね?」

ジ「どうしたんだ?」

蒼「あっ ジュンくんは来ないで」

金糸雀が キッと睨んでいた。

金「ジュン!勝負を申し込むかしらーっ!…ヒック」

そういうことか。まだ根に持ってたんだな。

ジ「卵焼き勝負でもしようってか?」

金「話が早いかしら!勝負かしら!」

蒼星石がオロオロして僕と金糸雀を交互に見ている。
止めないでおくれ、お蒼ちゃん。

蒼「いや、その… 卵、金糸雀が全部使っちゃったんだけど…」

おいおい。

ジ「ってことは買いに行かないと勝負は出来ないわけだ」

ドタドタドタ キキーッ。

真「見つけたのだわ!」

翠「ああ! 次は蒼星石とイチャイチャしてやがるです!?」

水「ちょっと節操ないんじゃなぁい?」

ジ「お前にだけは言われたくない。っていうか誤解だ!」



翠「じゃあ卵を買いに行かなきゃダメですね?」

ジ「そうだ。僕が──」

雛「雛も行きたいのーっ!」

背を向けているソファから雛苺が身を乗り出した。

翠「だめですぅ!チビチビはうにゅーが食べたいだけだろです!
  ここは面倒くさいですけど、私がついてってやるですぅ」

雛「ツンデレは黙ってろ  なのーっ☆」

いや、なのーっ☆じゃなくて。ダークサイドを垣間見たよ?

ジ「なぁ、今気づいたんだけどさ」

ALL「?」

ジ「何でお前ら普通に僕の家にいるのさ?」

真「説明してなかった?私達、今晩も宴会するのよ?」

マジデスカ。キイテナイヨ。

ジ「あぁ、そう。 もう良いや。慣れたよ」

真「良い心がけなのだわ」

ジ「じゃあ卵買ってくるから留守番を…って」

全員の視線が痛い。窓の外から柏葉eyesでプラス1。


結局全員で近くのスーパーに行き、
なんか僕は道中色んなところで
『モテる呪文を唱えた男』を見るような目で見られました。


そして帰宅。

ここでルールを説明しておこう。
僕と金糸雀は順番に台所に立ち、卵焼きを作る。
審査員は僕と金糸雀を除いた全員+柏葉。
勝った人と勝った人を支持していた人は負けた人に
一つだけ命令を下せる。 というもの。

まずは僕から。 料理の手順は企業秘密です。

ジ「こんなもんかな?」

満足行く焼き加減になったので僕は火を止め、皿に盛った。
居間のテーブルに皿を審査員の人数分置いていく。

ジ「これって審査するの何時なんだ?」

真「一応、両者連続で行いたいんだけど… これは」ジュル。

自分で作ってても結構美味そうに出来た。
こ れ な ら 負 け な い そう確信した。

しばらく待つと、金糸雀が皿をお盆に乗せてやってきた。

金「出来たかしら…!」

僕はすっくと立ち上がり、砂糖の袋を見に行った。

ジ「こっこれは…!」

金糸雀意外「どうしたの… うわっ!」

あろうことか袋の3分の2は入っていたであろう砂糖が、
3分の1程に減っていたのである。
そして、フライパンにこびりつく焦げた砂糖。


この時、居間で苦渋の選択に踏み切った金糸雀が、
とんでもないことをしていたのだが、まだこの時
僕はそんなことは知らなかった。

雪「じゃあ 審査するのですわ」

勝てるとたかをくくっていた僕は、命令のことを考えていた。
『ジュースでも奢らせよう』と。
その間に、審査が始まった。

翠「青い皿がジュンで、黄色い皿が金糸雀ですね?」

真「そう。まずは金糸雀の方から食べましょう」

水「お楽しみは後にするわぁ」

薔「…私もそうする」

結局、全員金糸雀の方から食べることにした。


予想外のことが起きた。

真「おっ おいしいのだわ…!」

雪「口の中に広がる適度な甘さと香りの織り成す(以下略」

水「意外に美味しいわぁ」

雛「金糸雀すごいのーっ!」

薔「この味は…」

翠「う、うめぇですぅ…! 昨日のとは全然違うです!」

巴「この匂いは… 気のせいか。美味しいわ」

蒼「美味しい」


待て… 何故だ?あの量の砂糖でこの反応はおかしい。
金糸雀、何をした…?

真「じゃあ、次はジュンのを食べるのだわ」

薔「……」


バクッ


「あまぁあああああああああい!!!!!」


へ? え? あれ? どういうことだ?

翠星石が失神してる。雛苺が歓喜してる。
真紅が紅茶をガブ飲みしてる。
水銀灯はヤクルトをガブ飲みしてる。
柏葉と薔薇水晶が何かを疑問に思っている。
満足げな表情を浮かべている。
雪華綺晶の顔が雪のように青白い。
蒼星石が狂ったように笑っている。

ナンダコレナンダコレナンダコレ。



ジ「入れ替えたぁ!?」

金「ごめんなさいかしらーっ」

みんなの意識が回復した頃、金糸雀が白状した。

真「審査は…どうなるの?」

水「これは反則よねぇ  …!」

水銀灯がゴニョゴニョとみんなに耳打ちをした。

途端、審査員全員が怪しく微笑んだ。

翠「これは仕方ねぇですぅ。ジュンも大人気なかったですから
  私は金糸雀に投票するですぅ」

蒼「そうだね。金糸雀だね」

雛「甘くて美味しかったのーっ!」

薔「…金糸雀」

雪「大量の砂糖の奏でる甘美な(以下略」

真「私も金糸雀に投票するのだわ。」

水「金糸雀に入れるわぁ」

巴「桜田くん、ごめんね?」


ねぇ、銀嬢は何をみんなに言ったの?
どうやってみんなをたぶらかしたの?

金「全員一致でカナの勝ちかしらーっ!」

薔「ジュンに命令…もちろん性的な」


… そ う い う こ と か

ほぼ同時に、僕意外のメンバーがニコッと笑い、
宴会が始まった。  勿論性的な意(以下略

fin


ここからが本当の地獄だ 

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