薔薇「ねえジュン?」
ジ「なんだ~?」
薔薇「夏休みだよ。」
ジ「そうだなぁ。」
薔薇「どっか行こ♪」
ジ「暑いからやだなぁ………」
薔薇「む~………どっか行きたいんだい行きたいんだい!!」
ジ「はいはい………今度ね。」
薔薇「今が良いのっ!!」
ジ「僕の側じゃだめなのか?」
薔薇「む~~…………」
ジ「(くっくっくっ………悩んでる悩んでる♪)」
薔薇「ジュンの…………ヒック………いじわるぅぅぅ…………」
ジ「わっ!!こら、泣くなって!!ごめん、どっか連れてやってやるから!!」
薔薇「ほ………ほんどに゙ぃ………?」
ジ「ああ!!」
薔薇「ぢゃぁ…………約束゙。」
ジ「ああ約束!!」
薔薇「えへへ、そっかそっかぁ…………ジュン大好きだっ♪」
ジ「あ…………はかられた。」






薔薇「ん~ふふ~♪」
ジ「ただいま~…………って何て格好してるんだ薔薇水晶ぉぉ!?」
薔薇「ん?どっかしたかな♪」
ジ「どっかしたかな♪じゃなぁぁい!!なんで裸なんだ!!??」
薔薇「暑かったから♪部屋の中だから下着でもへーきへーき♪」
ジ「わっ!ば、ばか!!ブラジャーくらい付けろって!!」
薔薇「んも~♪ジュンってば私達の仲ではないかぁ♪」
ジ「こらバカ!!裸で抱き付くな!!」
薔薇「にへへぇ~~♪やぁだっ♪」
ジ「ったく………ほら、僕の上着貸すから着ろ。」
薔薇「ジュンってば優しいねぇ~♪裸シャツだい♪」
ジ「はは………しゃあない奴だなぁ。」
薔薇「にへへぇ~♪」







ジ「薔薇水晶………今何時だ………?」
薔薇「んっと…………八時。」
ジ「ウソ!?大学始まっちまう!!」
薔薇「ん………今日は朝からなんだ……講義。」
ジ「ああ!だぁ~~~遅刻になっちまう!!って服を返して薔薇水晶!!」
薔薇「やだ………昨日いっぱいしてくれたのに……離れちゃやだ。」
ジ「お、おい~………それはそれだろぉ?」
薔薇「うぅ~…………さびしいよぉ……心が虚しいよぉ……」
ジ「だぁ~この甘えん坊がぁっ!!分かった!!帰ってきたらいっぱいしてあげるから!!」
薔薇「ほんとに?」
ジ「もち!!!」
薔薇「むぅ…………仕方ない。」
ジ「サンキュー………って服掴んで次は何?!」
薔薇「キス。」
ジ「あ…………ったく。ん………」
薔薇「ん~♪」

ちゅっ♪

ジ「行ってきます、甘えん坊さん?」
薔薇「にへへぇ~♪行ってらっさい旦那様ぁ~♪」








薔薇「あ、ジュン……いきなりしたら……だめぇ………」
ジ「大丈夫。力抜いて………ほら………」
薔薇「あ、ん………んくぅぅ………」
ジ「よしよし………良い子だな。」
薔薇「あ…………ふぅん………やぁん………」
ジ「濡らしてるから大丈夫だろ……?」
薔薇「んんっ………あっ………うん………痛くない………ぅぅんっ。」
ジ「どうだ………気持ち良いだろ?」
薔薇「あぁん………いっ……ひぃん………あ………んんっ!ひもち………ひぃ………」


ジュン「よし、耳掻きしゅうりょ~~う。」
薔薇「うぅ~~………こしょばかった。」
ジ「ローションつけた綿棒だから仕方ないだろ?固いやつは薔薇水晶痛がるし。」
薔薇「だってジュンってばガリガリするんだもん。痛いよ………」
ジ「はいはい。じゃ、次は僕の耳掻きお願いな。」
薔薇「認識したっ♪はい膝枕♪」
ジ「ん~~気持ち良い………さわっ。」
薔薇「やんっ♪触っちゃ駄目ぇ………怪我するよ?」
ジ「そりゃ堪忍。」









ジ「う~………腹減ったぁ。」
薔薇「あ………ご飯作るからちとお待ち♪」
ジ「ん…………」

トントン、ぐつぐつ………

薔薇「んっふふ~~♪」
ジ「ん~………」
薔薇「らぁらら~♪」
ジ「むぅ~…………我慢できん。」
薔薇「るーるる~…………ふにゃぁ!?」

もみもみ、さわさわ

薔薇「あ、やぁんっ!ジ、ジュン………さ、触っちゃ………駄目ぇ……」
ジ「我慢できなくなった。」
薔薇「ご飯はすぐに………あ、はぁ………できる。ひあぁっ!?」
ジ「ご飯じゃなくて………薔薇水晶が食べたい。」
薔薇「そんな………んくぅぅ!!こ、こんなトコじゃ外に………ひっ……き、聞こえちゃうぅ………」
ジ「良いじゃん………聞かせてやろうよ?」
薔薇「あ…………あぁ………あはぁっ………ふぁぁ………くふんっ………」



今日の晩ご飯:薔薇水晶のフルコース








薔薇「仮面ライダー面白いね~♪」
ジ「日曜の朝から良く起きれるよな………ふぁぁ。」
薔薇「好きだからできるのだ。」
ジ「あっそ。」
薔薇「………つれない。」
ジ「眠い。」
薔薇「寝ないでよぉ。」
ジ「惰眠を貪りたいんだよ………」
薔薇「ぶぅ~………」
ジ「ぐぅ………ぐぅ。」
薔薇「うぬぬぅぅ………キャストオフ!!」

ばさぁ

ジ「ん………?なんで服脱いでんだ?」
薔薇「分からない?」
ジ「眠い………」
薔薇「うぅぅぅぅ……………ライダーキ~~~ック!!!」


バキッ


ジ「げぶほふぇあ!!!!!な、何するんだ薔薇水晶!!??」
薔薇「知らない!!ジュンのダディバナさん!!!」
ジ「はぁ~~!!??」







そしてもうひとつだけ、印象に残った薔薇水晶の言葉を記したい。
薔薇水晶の脳内について聞いた僕に向かって、
薔薇水晶は自信に満ちた笑顔でこう答えたのだ。

「本当に文字通り、薔薇水晶は日々進化している。
たとえば『脳内桃色薔薇水晶』。これは3日まえに見たときよりも
昨日のほうが、そして昨日の脳内よりも今日の脳内のほうが
遥かに桃色になっているんです。昔はある程度妄想したら忘れないようテキストに書いたりする作業で
時間をとられましたが、この脳内はすべてを電波オンラインでこなせる。
できたものを電波オンライン経由でつぎつぎと自宅のPCに移せるので、
次々新しい妄想を考えることができます。
極端なことを言えば、これからジュンのお家に3日間泊まりますが、
毎日違うバージョンの妄想を見ることができるかもしれませんよ」

 なんて時代になったんだろう……。
そうつぶやいた僕に向かって薔薇水晶はにっこりと笑ってこう言った。

「すごい時代になったでしょう。でもそれが、薔薇水晶なんだよね」

 さっさと帰りたい! 心から、そう思った。







薔薇「う~……………勉強がぜんぜんわかんない………」
ジ「当たり前だ。授業さぼってゲームばっかりしてるからだよ。」
薔薇「う~…………ジュンへるぷみー。」
ジ「だぁめ。自分でやらないと薔薇水晶のためにならないだろ?」
薔薇「お願い~………テスト悪かったら再テストだよ、補習だよぉ………」
ジ「夏休みが潰れて大変だろうな。」
薔薇「ゲームの早うりに並べないよぉ~………」
ジ「我慢しなさい。」
薔薇「勉強おしえてください………頑張りますから。」
ジ「教えるだけだぞ?」
薔薇「感謝しますジュンさまぁ~♪」
ジ「はいはい、勉強するぞ。」







薔薇「あづかったよ~………」
ジ「僕の部屋に来て一言目がそれかよ。」
薔薇「灼熱地獄だよ~……」
ジ「はいはい。」
薔薇「身体がほてって動けないよ~♪」
ジ「………大変だなぁ。」
薔薇「クーラーのある所までだっこして欲しいなぁ………?」
ジ「余計暑くなるんじゃないかなぁ?」
薔薇「このままだと熱中症で死んでしまう~。」
ジ「それだけ話せたらぜんぜん平気だと思うけどなぁ。」
薔薇「いじわるぅぅぅ!良いよ、うちに帰ってワンワン泣いちゃうんだい!へんっだ!!」
ジ「あ~冗談冗談。分かった分かったおんぶしてやるから、な?」
薔薇「だっこ、お姫様だっこ。」
ジ「…………はあ。なんか最近甘えん坊の度合いがひどくなってないか?」
薔薇「それだけジュンが好きなのさっ♪にひひ~っ♪」
ジ「はいはい恥ずかしいの禁止~…………よいしょっと。」
薔薇「恥ずかしいのばんざ~い♪」







薔薇「水風呂きめちいぃ~♪」
ジ「暑い日には良いなぁ……」
薔薇「昼風呂ってのもオツだねぇ♪」
ジ「夜に入るのとまた違った落ち着きって感じだな……」
薔薇「ん~…………このまま寝ちゃいそうだなぁ………」
ジ「溺れないように支えといてやるよ。」
薔薇「ありがと♪」
ジ「いえいえ。」
薔薇「ジュンも眠たかったら言うんだぜ?眠りそうになったらぱふぱ………んぐっ?」
ジ「良いわ、起きとく。つかゲームのし過ぎだ。」
薔薇「もったいない…………自信あるのになぁ。」
ジ「気持ちだけで充分だよ。」
薔薇「ちぇっ…………おひざに乗っておけぇ?」
ジ「どーぞ。」
薔薇「よいしょ………んっと………へへっ、極楽♪」
ジ「そりゃどうも。」








ジ「ぐぅ…………ぐぅ………」
薔薇「ただいまぁ……ありゃ、ジュン寝ちってる。」
ジ「ぐぅ…………ぐぅ。」
薔薇「ん~…………あたしも一緒にお昼寝しますか♪よいしょ………っと、おやすみなさい♪」



ジ「ぐぅ…………ん………んぁぁ、良く寝た…………ん?あれ、僕布団なんか出して……あ。」
薔薇「すぅ…………すぅ………んん………」
ジ「はは、僕の腕を枕にして寝ちゃってるよ…………仕方ないなぁ。」
薔薇「すぅ…………ぅんん………」
ジ「もうちょいこのままでいるか……………にしても寝顔だな、おい。」


薔薇「……………むにゃ…………すぅ。」








薔薇「ジュン、一緒にお風呂はいろ♪」
ジ「ん?わりぃ、今テレビ見てるから一人で入ってて。」
薔薇「私よりテレビが大事なのかね………?」
ジ「今はそうかなぁ……………」
薔薇「お風呂で溺れちゃうかもしれないよ?」
ジ「うん……………」
薔薇「むぅ~~…………もう良いっ、ふん!」

ジ「………………ふぅ、やっぱIQサプリは毎回もやもやさせられるなぁ。よし風呂入るか。」
ガラガラ
ジ「薔薇水晶~、入るぞ~。」
薔薇「……………………」
ジ「薔薇水晶?」
薔薇「……………………」
ジ「おい、返事くらいしろ薔薇……………薔薇水晶っっ??!!」
薔薇「……………(俯せで湯船に沈んでいる)」
ジ「薔薇水晶!?おい、目を開けろ!!な…………い、息してない!!ああウソだろ!!??
  そ、そうだ!!み、水飲んでるかもしれないし人工呼吸しないと!!!」

ちゅ………ふぅー

ジ「ごめん薔薇水晶、ごめん………こんな事マジで起こるなんて………」

ちゅ…………ふぅぅー

ジ「ごめん…………本当に」
薔薇「…………ほんとに思ってる?」
ジ「ああ…………ってお前!!!」


薔薇「ジュンがあんな事言うからやった………………お、怒る?」
ジ「怒らない…………けど、良かったぁ…………」

ぎゅ

薔薇「あ…………心配した?」
ジ「当たり前だ!!ったく…………バカ。」
薔薇「服…………濡れちゃう………」
ジ「構うもんか…………」
薔薇「……………ごめんなさい。」
ジ「良いよもう…………」
薔薇「お風呂……グス……一緒に入ってくれる゙?もうあ゙んな事しないから………お願い゙……」
ジ「ばぁか。いつでも入ってやる…………今回は僕が悪かった。」
薔薇「ごめんなさい…………」
ジ「僕もごめん…………」
薔薇「くしゅんっ。」
ジ「湯冷めしちゃうな…………このまま風呂入るかぁ。」
薔薇「え?服着てる――――」
ジ「風呂場で脱ぐ…………よいしょ。」
薔薇「きゃん?!お……………お姫様だっこ。」
ジ「薔薇水晶、好きだろ?」
薔薇「あ……………うん♪」
ジ「さて、あったまりなおすか…………」
薔薇「心も…………暖めてくださいな♪」
ジ「今日は特に…………な。」
薔薇「うん………♪」



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最終更新:2006年08月07日 12:51