※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

車内は相変わらず、無言だったが。
ジュンが重い口を開く。


J「あー・・・誰かなんか喋らないか?」
銀「・・・そうねぇ・・・何か有ったかしらぁ?」


ふと内心思う、水銀燈反応してくれて有難う!と。


J「何か話題作ってくれないか?こんな雰囲気じゃあ、何か嫌だろう?」
銀「そうねぇ・・・真紅ぅ何か有る?」
真「・・・紅茶を入れて頂戴・・・」
銀「・・・分かったわぁ・・・」


そう言うと、揺れる車内で水銀燈が紅茶を入れる。
他の数人は緊張で、何も喋れていない状況だ。
まずいと思った、大抵こういう時に襲われたら、チームバランスがおかしい時だから・・・
そんな事を考えながら、車を運転する。
しかしジュンは、車内ばかりに気を取られて、車外で起こっている変化に気が付かないでいた。


J「なぁ皆、之から死ぬわけじゃないんだぜ?」
J「もしかしたら敵は強いかもしれないよ、けどね?だからと言って絶対負ける負けじゃぁ。」
金「いい加減にするかしら!皆!こんな調子じゃあ、直ぐに敵に殺されるかしら!」
翠「金糸雀は怖くないのですか?死ぬのが。」


一瞬、金糸雀が言い出したのに驚いたが、それでも任せてみる事にした。
之は彼女を信用してみた、上での行動だと思う。


金「確かに死ぬのは怖いかしら・・・でも!それでも頑張んなければ、其処で終わりなのかしら!」
翠「金糸雀・・・」
雪(良いこと言うようになったわね・・・金糸雀・・・)
雛「雛もそう思うの!確かに死んで皆に、会えなくなるのは寂しいけど・・・けど、絶対死ぬわけじゃないのよ!」


ジュンはふと笑ってみた、此処まで幼稚だったあの2人が。
一番先に死の恐怖に対抗できるとは・・・
ついつい知らずの内に笑っていた。


真「2人とも・・・確かにそうよね、私達如何にかしてたわ・・・有難う、2人とも。」
金・雛「如何いたしまして(かしら・なの)!」


うん、この雰囲気なら良い感じだ、有難う2人とも。
ふと前方を見やる、何かが浮いていた。
浮いていたのは・・・羽?いやアレは・・・
一瞬だが、在り得ない所に行き着いた。
いや・・・それは無い、断じて無い筈だ・・・


J「・・・敵だ!」
8人「分かった(各種の語尾)!」


車を急停車させて、急いで車から降りる。
・・・ジュンは驚愕した、有ってはいけない事が起こったのだ。


J「あいつ等は・・・脱走したホムンクルス!?」
雪「確かに、あいつ等はそのようですね・・・何故でしょう・・・」
銀「な!?ジュン以外のホムンクルス!?」
J「ヤバイな・・・二人で一人を当たれ、俺は主将とやる!」
薔「ホムンクルス・・・何か歪だね?人間じゃないのかな?」
J「・・・元人間、失敗作だ・・・」
蒼「戦闘方法は?」
J「それを見切ってくれ、そこ等辺は任せた。」
真「やばいわね・・・如何見ても【獣】だわ。」


其処に居たのは、半分以上が剛毛に覆われた、半獣らしき生物。
鳥と人を混ぜて作ったような、手足、羽だけが鳥の人型の生物。
ほぼ全身が鋼鉄のような、ゴーレムとでも言い表すような生物。
巨大な花に包まれた、胴から上だけが出ている生物。
そして、悪魔とでも形容しようか、黒い羽、悪鬼の如く顔、2本の角。
そして黒光りする、硬質の皮膚に覆われた生物。
それが此方目掛けて、全力で直進していた。


翠「何ですかアレは!百鬼夜行ですか!?」
雛「うーっ!何だか凄いの!」
金「こ、今回は苦戦するかもしれないかしら・・・」


そう言うと、悪魔がジュン、ラフレシアが蒼星石と翠星石。
ゴーレムが真紅と水銀燈、半怪鳥が薔薇水晶と雪華綺晶、そして半獣が雛苺と金糸雀に向かってきていた。
此処だと、一挙にやられるのが分かると、9人は散り散りに離れた。


先ずは半怪鳥、薔薇水晶に体当たりを仕掛けて、物凄いスピードで体当たりをぶつける。
薔薇水晶は数メートル飛ばされると、急いで起き上がるが、少し咽ている。


薔「ガハッ!・・・クッ!」
雪「薔薇しーちゃん!大丈夫ですか!?」
薔「大丈夫、如何しようか・・・」
雪「次が着ますよ!」


そう言うと、半怪鳥が奇声を発しながら、空から体当たりをしてくる。
それを2人が横っ飛びにかわすと、半怪鳥は空に浮き上がって、次の攻撃をしようとしている。
半怪鳥は勢いが有るが、体当たりの後は暫く、空中停滞するようだ。


雪「薔薇しーちゃん!適当にそこ等辺を、スタンドで切ってください!」
薔「え!?・・・分かった!」


そう言うと、スタンドの大刀で空を切る。
すると雪華綺晶が、その刀の部分を空間移動能力で、半怪鳥の羽のところに合わせた。
すると今まで空を舞っていた、半怪鳥の羽を削げ落とした。
半怪鳥は奇声をあげながら、地面に落下した。


薔「やったぁ!」
雪「・・・まだです!」


半怪鳥は、如何やら羽を折ったようだが。
命に別状は無い様で、凄い勢いで、こっちにやって来た。


薔「し、しつこい!」
雪「来ますよ!」


そう言うと、ギリギリで体当たりを避ける。
すると後ろのほうで、半怪鳥の奇声が聞こえると。
雪華綺晶が半怪鳥を、締め上げてナイフで首の喉を掻っ切っていた。
半怪鳥は暫く動いて、奇声を発した後。
倒れて動かなくなった。


薔「ブ、ブラボー・・・」
雪「どういたしまして。」


その頃半獣が、雛苺と金糸雀に向かっていたが。
雛苺は半獣の足をすくう為、蔦を地面にめぐらしていた。
しかし、半獣は少しすくわれるものの、凄いスピードで此方に向かってくる。


雛「うゆー!!金糸雀!準備はいいの!?」
金「準備できたかしら!」


そう言うと、衝撃波で獣を攻撃する。
しかし、あまり効果が無い。
如何やら、皮膚が硬質で出来ているようだ。


金「万事休すかしら!?」
雛「うーゆー!!」


しかも、一行にスピードは落ちず。
相変わらず物凄いスピードで、此方に向かっている。
後もう少し、後数メートル。
その瞬間半獣が、牙を剥いて飛んだ !
2人が攻撃を受けそうになったて、目をつぶった瞬間。
頭の中で声がした、すると、万物が止まって見えた。


???「貴女が、私の主ですかぁ?」
雛「だ、誰なの!?」
ベ「あ、申し遅れました、ベリーベルと言います。」
べ「之以降貴女の精霊として過ごしますんで、以後よろしくお願いしますー」
雛「あなたは何処に居るの?」
ベ「実体を作り出しますね。」


すると、目の前にピンクの淡い光と共に、音も無くピンクの髪をした。
全身桃色の、おっとりした感じの女性が現れた。


ベ「今後とも宜しく、ではチャッチャと能力を渡しますね?」
雛「うゆ?力?」
ベ「そう、力。」
雛「うー・・・」
ベ「取り合えず、この手の甲にキスしてね?はい。」


そう言うと、手の甲を差し出された、雛苺は毅然としないながらも。
渋々、手の甲にキスをした。
すると雛苺の中から、何かが溢れてくるような気がした。


ベ「呼びたいときは、頭の中でベリーベルって呼べば出てくるから、そこ等辺よろしくね?」
雛「あっ!」


しかし、次を言う前にとっとと消えていた。
気が付くと、手には一振りの刀が握られていた。
中振りだが、しっくりと来る重さと、握り心地がよかった。
それと何故か、火を纏っていた。
目の前の半獣は、次の瞬間、雛苺と金糸雀の斬撃に飲まれていた。
如何やら金糸雀は、小振りの双剣のようだ。
・・・金糸雀の後ろには、まだ精霊が残っていた。
服は金色、こっちはドジを踏みそうな感じの女性だった。


ピ「あ、どうも、ピチカートです、今後ともよろしくお願いします。」
雛「うゆー・・・どうも・・・」
金「雛苺?貴女も貰ったのかしら?」
雛「そうなのよー!カッコイイのー!」
金「私だって負けてないかしら!」
ピ「2人とも、落ち着いて・・・」


その頃、ゴーレムと対峙している、水銀燈と真紅はというと。


真「クッ・・・早い!」
銀「この速さは、異常ね・・・」


水銀燈が真紅の腹から、持ち上げながら飛んで、真紅が銃で撃ちながら戦闘していた。
2人で重い分、あまり高くも機動力も無いので、徐々に追い詰められていた。


真「どーして、こんなにゴーレムが早いのだわ!?」
銀「そうねぇ・・・之はヤバイわぁ・・・手が痛くなってきた・・・」
真「ゑ!?まっ、待って!それは!」
銀「・・・不時着ね・・・一回。」
真「これは・・・潰される!!」
銀「諦めなさい。」
真「はぁ・・・如何してこうなるのだわ・・・」


そう言うと、ゴーレムの数メートル前に降りた。(落ちた)
すると、ゴーレムは徐々にスピードを下げ、パンチを繰り出した。


真「速い!」
銀「クッ!」


すると、突然時が止まる。
2人が振り向くと、其処には2人の精霊が居た。


ホ「ホーリエです・・・何か?」
メ「ホーリエちゃん、そんな事言っちゃあ、役目無いでしょ!、あ、私はメイメイです。」


・・・誰だ?この天然双子は・・・
2人とも16歳ぐらいで、両方瓜二つで髪はロングである。
ただ、ホーリエはいかにも、ヤル気の無い顔をしている。
メイメイはヤル気の有り余った、ご機嫌娘って所か。
行き成り現れた二人に、真紅と水銀燈は怪しんでいた。


真「・・・」
ホ「取り合えず契約するから、手の甲にキスを・・・」
メ「銀ちゃんも、こっちの手の甲にしてくれぃ。」
銀「・・・」
メ「とりゃぁ!」


そう言うと、メイメイは真紅の口をホーリエの手の甲に。
自分の手の甲を、水銀燈の口に無理やりつけた。
行き成りのせいで、2人は何が起こっているのか良くわからない。


真「キャァ!・・・行き成り何を・・・」
銀「酷い目に有ったわ・・・」


気が付くと、2人は見えなくなっていて。
2人の頭の中から声がする。


メ「好きな時に呼んでくださいー、ではー。」


もう呼ぶのも二人は、しんどかった。
真紅の手には、銃弾を入れるところが無い、45口径リボルバー。
水銀燈の手には、大剣が握られていた。
目の前の敵は徐々に、動き始めていたが。
真紅と水銀燈の両撃が響いて、ゴーレムは砕けた。


真「何だったのだわ・・・」
銀「・・・まぁいいわ・・・倒せたんだし・・・」
メ「えーっと?武器は自動で仕舞われるんで、宜しく。」


そう聞こえると、武器は消滅した。


真・銀「・・・」


正直、あの2人誰だよとか思い始めていた、2人が居た。
そして、盛大にため息を吐いた。

|