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+++水銀燈(6/23PM1:24薔薇学園3-B教室)+++
「何でこんな事をしたんだ水銀燈!!」


ジュンはまるで親の敵でも見るような目で私を睨み、敵意の篭った声で私の名を呼んだ。
私はただ、呆然とするだけだった。考えられる事と言えば、ジュンへの疑問のみだった。
なんで?なんでそんな目で私を見るの?そんな声で私を呼ぶの?私、なんにも悪いことしてないのに!?


「薔薇水晶をこんなに痛めつけて何考えてるんだ!?いくらなんでもやりすぎだろ!!!お前、薔薇水晶を殺すつもりだったのか!!!」


ジュンはその腕に薔薇水晶を抱いたまま怒鳴った。
あれぇ?もしかしてジュンは、私がその雌狐にお仕置きしたことを怒ってるの?
……だとしたら益々意味がわからない。なぜジュンは自分を汚した女を庇うんだろう?なぜ守ろうとするんだろう?
もしかしてジュンは自分が騙されていることに気付いてないのだろうか?うん、そうだ。きっとそうだ。
だってジュンは鈍いから。私がどれだけアプローチしても気付かないほど鈍いから。だからジュンはあの女の本性に気付いてないんだ。
だったら私がジュンの目を覚まさせないと……。この女が私にどんなことをしたのか、どんな『ウソ』を吐いたのか教えてあげる。そうすればジュンの目も覚めるでしょう?
私は、あいかわらず敵意を向けてくるジュンに少しうろたえつつも、彼に向かって話しかけた。


「や、やあねぇ……そんなに怒らないでよぉ。だってこの子私に酷いウソ吐いたのよぉ」
「ウソ?」


私の言葉を聞いたジュンは少し眉をひそめた。私はそんなジュンの様子を尻目に話を続けた。


「ええそうよぉ。だってこの子、ジュンは私のことが嫌いだって言うんだもん。それにねぇ、ジュンは私の気持ちに気付いてたのに私をフったって言ったのぉ。
 しかも自分からジュンを襲ったくせに、それも全部ジュンの所為にするのよぉ。だから私、この子にお仕置きしたのぉ。ねぇジュン?こんなウソ吐いちゃうなんて酷と思わない?これくらいされて当然よねぇ?」


わかってくれた?そのメス犬はこんなに悪いウソ吐いちゃったのよぉ。ジュンは私が嫌いなはずないわよねぇ?ジュンは鈍いから私の気持ちに気付かなかっただけよねぇ?
ジュンはこの女に無理やり犯されたのよねぇ?だからね?ジュン、私のもとに来て?ジュンはほんとは私が好きなんでしょぉ?
もしかして、ジュンは体が汚れちゃったことを気にしてるのぉ?大丈夫よぉ。私はジュンが好きなのぉ。ジュンだったらどんな状態かなんて気にしないわぁ。どんなジュンでも受け入れてあげるぅ。
ジュンを誑かしたそのメス犬は私が処理してあげるから。ジュンの仇は私が討ってあげるわぁ。だからジュンはなんにも心配しなくていいの。
ジュンが今まで私を守ってくれていたように、これからは私がジュンを守ってあげるぅ。
だから……帰って来て?ここに来て!!お願い、私を愛してぇ!!



―――でも―――



「いや、ウソじゃないよ」



―――私の願いは―――



「全部、本当のことだ」



―――最愛の人の手によって―――



「僕は―――」



―――打ち砕かれた―――



「―――薔薇水晶が好きだ」



そのとき、私の中の何かが終わった。

――――――――――――――――――――――――――――――


「だから、もう僕達に構わないでくれ」


言えた……僕が言おうとして、今まで言えなかったことをついに言うことが出来た。
少し前までの僕だったら真実を水銀燈に伝えることは出来なかったろう。でも、雪華綺晶との話し合いの中で自分の気持ちに気が付いたから、水銀燈にありのままを伝えることが出来たんだ。
雪華綺晶が気付かせてくれたこの思いを、僕はもう偽らない。
水銀燈から一旦目を逸らし、僕の腕の中でぐったりしている薔薇水晶に目を向ける。
酷い有様だ。頬は赤く腫れあがり、制服にはくっきりと足型が刻印されている。ボタンのいくつかが無くなっていて、彼女の白い肌があらわになっていた。
ちらりと見えた腹部も少し青くなっていた。内臓の方は大丈夫なんだろうか?首には締められた後がしっかりと刻まれている。意識もまだハッキリしていないようだ。
くそ!!僕がもう少し早く来ることが出来ていたら!!いや、あのときに水銀燈と縁を切れていたらこんなことにはならなかったのに!!
僕は自分の不甲斐なさに心底腹が立った。
水銀燈に視線を戻すと、彼女は僕が言ったことを理解できないのか、一人静かに笑っていた。


「ふふふ……まったくもう、ジュンまでそんなウソ言ってぇ」
「水銀燈……僕はウソなんか吐いてない」
「やぁねぇ。いくらなんでも冗談キツ過ぎない?そうやって私を不安にさせてぇ。それ本当に堪えるからやめ……」
「水銀燈!!」


僕が大声を張り上げると、水銀燈の身体が微かに震えた。
僕は後ろの壁に薔薇水晶を横たえると、すっと立ち上がって水銀燈を真っ直ぐに見据えた。


「……本当なんだよ」
「それじゃあ……私の気持ちにも……」
「ああ、気付いてた」
「ジュンはこの女に無理矢理犯されたのよねぇ?」
「それは違う」


僕は頭を横に振って否定した。


「僕が薔薇水晶を抱いたのは……あいつが好きだからだ。他にも細かい理由はあったけど、あいつが好きだから、好きだと言ってくれたから、
 僕の方から何度も抱いたんだ。これでいい? 他にも聞きたいことはあるか?」


僕の答えを聞いて絶句する水銀燈。なんだか、目の焦点が合ってないような?


「ジュン……そろそろやめてよぉ。私がそういうのダメだって知ってるでしょう?」
「だからウソじゃないんだよ。僕は薔薇水晶が……」
「やめてぇ!!!」


突然水銀燈が叫んだ。そして、突然僕の制服の胸元を掴むと、いつもの彼女からは想像も出来ないような迫力で僕に詰め寄った。


「なんで!?」
「なんでよぉ!?」
「なんで私じゃダメなのよぉ!?」


一言ごとに、僕の胸元を揺さぶりながら、水銀燈が叫ぶ。僕は、目を見開きながらされるがままになっていた。


「前も言ったじゃないか。お前が……」
「私が幼馴染だから?一緒に居過ぎたから?そんなの答えになってなぁい!!私はジュンのことはよく知ってる。好きなこと……嫌いなこと……好きな食べ物……嫌いな食べ物……得意な科目……苦手な科目……。
 身長体重クセに仕草……ジュンのことならなんでも答えられる。私はこの世の誰よりも『桜田ジュン』を理解してる。なのに……なのになんで私じゃダメなのぉ!!
 私はジュンが好き。愛してる。私の気持ちにちっとも応えてくれなくて嫌いになりそうになったこともあったけどその百倍は好きで好きでたまらなかった。
 なのになんで私に振り向いてくれなかったの?手を伸ばしてくれなかったの?抱きしめてくれなかったの?いやらしい本を見て想像するようなことを私に何もしてくれなかったの?
 今までずっと淋しくて淋しくて何回ジュンのこと恨んだか分からない。私の思いに答えてくれないのが寂しくて悲しくて何度も何度も一人で泣いた。
 いっそのことジュンを諦めようと思ったこともある。でも出来なかった。しょうがないじゃない好きなんだもの!!嫌いになんかなれないのぉ!!
 ねえ?私のどこが気に入らないのぉ?髪? 顔? 胸? お腹? 手足? 性格?ジュンが気に入らないなら今すぐ髪も切っちゃうし、ダイエットだっていくらでもしてあげる。
  整形だっていつでも受けてあげる。ジュンに振り向いてもらえるならこんな身体なんかどうなったって構わない。私が……私がジュンの一番なんだからぁ!!!」


涙を流しながら叫び続ける水銀燈の姿は、今まで見たことないほど必死で……とても哀れで……


「ジュンには私がいるじゃない。ね?やらしいことがしたいなら私にしたらいいでしょう?私、初めてだし経験なんて無いけど、頑張って満足させてあげるからぁ。
 ううん、あげるじゃなくて、したいの。ジュンが、ジュンが喜んでくれるなら何だってしてあげるしされてもいい。どんなに恥ずかしいことでもどんなに痛いことでも何でも何でも何でも……。
 だから、ねぇ、ジュン……だから……一緒にいて?こんなの、もう耐えられないよぅ…………。他の事なら、どんな……こと……して……も……い……いか……らぁ……ジュン……ジュンぅ……」


水銀燈はその場に泣き崩れた。ずっと僕の名前を呼びつづけ、涙を流し続けている。


「水銀燈……」


その姿を見て、僕は子供のころの水銀燈を思い出した。
子供のころの水銀燈は、イジメられてはいつも僕の名前を呼びながら泣いていた。
僕はいつもそんな彼女の手を引いて、前を歩き、彼女を傷つけるモノから守ってきた。
僕は、水銀燈は強くなったと思っていた。でも本当はそうじゃなかったんじゃないか?
もしかしたら、水銀燈は強くなったフリをしていただけじゃないのか?水銀燈はほんとは弱いままだったんじゃないのか?
今の彼女の姿を見ていると、どうもそう思えてしかたがない。



―――心の中で何かが頻りにドアを叩いている。



―――心の中の奥底で、何かが暴れている。



―――心の最深部に封じ込めた何かが出てこようとしている。



「水銀燈……」


そして、それに感化され、僕は水銀燈の側にしゃがんで手を―――


―――ガシッ


そのとき、後ろから誰かが僕のズボンの裾を引っ張った。
僕は後ろを振り向いた。引っ張ったのは……薔薇水晶だった。
薔薇水晶は痛めつけられた体を引き摺って僕の側まで来たようだ。
薔薇水晶は、まるでダメだと言うように首を横に振っている。その様子を見て、僕は我に帰った。


―――なにやってんだ、僕はバカか!!
今ここで水銀燈に手を差し伸べてなんになる!?また同じ事を繰り返すだけじゃないか!!
それに雪華綺晶も言ってたんだ。薔薇水晶を愛することだけ考えろって。僕は、薔薇水晶が好きなんだ!!
だから、だからもう僕の中から出てくるな!!邪魔なんだよ!!


僕は、心から漏れかけていたそれをもう一度閉じ込めて、水銀燈に差し伸べかけた手を引っ込めた。


「ゴメン、水銀燈。それでも僕は……薔薇水晶を選ぶ」


それを聞いた水銀燈はハッと顔を上げた。
そして、殺意の篭った目で僕を睨んだ。いや、正確には、僕の後ろにいる薔薇水晶を。


「そう……この女が……この女がジュンを……」


水銀燈はゆらりと立ちあがった。その目は真っ直ぐに薔薇水晶を見据えている。
僕は彼女の雰囲気にただならぬモノを感じ、薔薇水晶に近付こうとする彼女の肩を掴んで押し留めた。


「おい。お前薔薇水晶に何する気だよ?」


水銀燈はニタリと笑って答えた。


「きまってるでしょう。こいつを殺すのよ」
「なっ……」


殺す?薔薇水晶を?僕は一瞬冗談かと思った。でも、水銀燈の目は、本気だった。


「冗談はよせよ。だって薔薇水晶はお前の親友だろ?お前は自分の親友を殺すつもりか!?」
「親友ぅ……ぷっ……あははははは!!!」


水銀燈はケラケラと笑い始めた。


「あははははっ!!!親友ぅ?この子がぁ?私からジュンを奪ったこの子がぁ?……こいつは最低。最低のクズ。他人のものに手を出して平然としていられる、最悪のゴミ畜生。最悪、最悪最悪、最低最悪の人間未満。
  ――殺す。殺す殺す殺す。ナイフで八つ裂きにして、内蔵を抉り出して、細切れにして 野良犬の餌にしてやる。あはは、駄目か。そんなもの食べたら、野良犬がお腹壊しちゃうわぁ。
 やっぱり地面に埋めちゃおうかしら。埋めた先から土壌汚染が始まりそうねぇ。 環境汚染なんていけないわぁ。
 ……やっぱり駄目ねぇ。存在価値マイナスの犬畜生。ううん、言うことを聞くだけ犬の方がまだマシねぇ。
 ―――犬以下の下等生物。居るだけで資源の無駄遣い。
 ―――死ね。死ね。死ね死ね死ね死ね!……私が殺してやる!! 絶対、絶対殺してやるッ!!!」
「……おい、いい加減にしろよ!!簡単に死ねだの殺すだの、そんなこと言うな!!」
「いい加減にしてほしいのはこっちよ!!私は被害者なのよぉ?
 もちろんジュンも被害者。 悪いのは全部この女じゃない!!」
「やめろって言ってるだろ!!僕が自分でこいつを選んだって何度言ったらわかるんだ!!」
「ジュンは騙されているのよ!!こいつはその体を使ってジュンを誑かしてるだけだって何で気が付かないの!?
 このメスは汚らしい雌の匂いをぷんぷんさせてジュンを惑わして、それで悦に浸ってるビッチなのよ!!
 そんな淫乱なイカレたメス豚はそこらの野良犬とでも犯ってればいいのよぉ!!!」


その出鱈目な中傷に、僕は頭に血が上った。そして――――


―――バシィッ!


気が付くと、僕は水銀燈を叩いていた。
僕は、産まれて初めて水銀燈を殴った。
今まで水銀燈とケンカをしても、僕は彼女に手を上げたことはなかった。
でも、これだけは許せなかった。愛する人を侮辱されても黙っていることなんて、僕には出来なかった。


「………?」


殴られた水銀燈は何が起こったのか、まるでわかってみたいだ。


「いい加減にしろ!!さっきから黙って聞いてたら僕の気持ちは無視して自分の都合の言いことばっか言いやがって!!
 それに薔薇水晶が犬以下だと?だったら自分はどうなんだ!?こいつをこんなにボロボロにして!!
 お前のやったことの方が犬以下じゃないか!!!」


自然と熱く、早くなる口調には激しい怒りが含まれている。


「僕は、お前なんて嫌いだ」


僕の口から出た言葉。それは絶対に言ってはいけない言葉。水銀燈のブロックワード。
でも、一度外に出てしまったものは、もう止めることは出来なかった。


「お前なんて嫌いだ」
「……え……ぅあ……」
「僕は……」



――――お前なんて大嫌いだ!!!!!――――



その言葉を聞いた途端、水銀燈の様子がおかしくなった。
顔が無表情になり、瞳から輝きが失われた。
呆けているという表現が一番近い状態だ。あろうことか独り言まで呟き出した。


―――僕は自分のしたことの重大さに気が付いた。
僕は、怒りにまかせてなんてことを……。でも、もう無かったことには出来ない。一度口にした言葉は、もう元には戻せない。


(銀ちゃん……かわいそう……)
(あいつ、最っ低……)


周りから聞こえてくるのは、ほとんどが僕への批難と中傷。
でも、僕はそれを言われてもしかたないことをしてしまったんだ。だから、甘んじてそれを受け入れよう。


「……いこう薔薇水晶。立てるか?」
「……うん」


僕は怪我をしている薔薇水晶を保健室に連れていく為に、彼女を抱き起こした。
そして、いまだに俯いたままなにかを呟き続けている水銀燈に背を向けて、ゆっくりと歩き出した。
その際、一度も彼女の方を振り返ることはなかった。


「……ごめんな」
「ジュンは悪くないよ」


薔薇水晶は少しだけ笑みを浮かべながら言った。


「僕の所為なんだ。僕がちゃんとしてればこんなことにならなかったんだ」
「あんまり気にしない方がいいよ」
「いや、でも……」


そのときの僕らは、気付かなかった。


「私もいけないの。私が銀ちゃんを刺激するようなことをたくさん言っちゃったから……」


後ろから近付く彼女に。


「だから気にしないで。この怪我は、私の自業自得なんだから」
「……わかってるんじゃなぁい」


え―――?


僕は後ろを振り向いた。
そして、僕のすぐ横を銀色の光りがシュッと走った。
だけど、それに気付いたときにはもう、薔薇水晶の背中に、ナイフが深々と突き刺さっていた。


「ああぁぁ!!」


薔薇水晶は、その喉から叫び声を出しながら、そのまま前のめりに倒れ込んだ。
薔薇水晶を刺したのは……水銀燈だった。


「あらぁ?やっぱり一発じゃ死なないのねぇ」


水銀燈は、倒れた薔薇水晶からナイフを抜き取ると、ひゅっと振って血を払った。血の滴が、教室の床に撥ねるパシッという、小さな音がした。
薔薇水晶は、刺されたところを抑えて蹲っている。刺された右肩付近からは、血液が後から後から流れ出て、彼女の体と床を赤く染め上げている。



ウワアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!



遅れてギャラリーからも叫び声が響いてきた。
混乱している周りをよそに、水銀燈は這って逃げようとする薔薇水晶にトドメをさす為に、彼女に近付く。
僕は、水銀燈を止めるために彼女の前に立ちはだかった。


「おい!!なにやってんだ水銀燈!!!!」


僕はあらん限りの声で叫んだ。
その声に反応したのか、水銀燈が顔を上げた。
その表情を見て、僕は声を失った。
彼女の顔には、さっきまで怒りに満ちた表情でも、涙を浮かべた悲しみの表情でもなく……満面の笑みが浮かんでいた。
本当に幸せそうな笑顔だった。この地獄には似合わない、場違いな笑み。
その笑顔に、僕はいい知れぬ恐怖を感じた。


「す、水銀燈。お前……」
「……ねえジュン。ジュンはちょっとおかしくなちゃったのねぇ。だってそうじゃなぁい?私を嫌いだって言いながら私をぶっちゃうなんて、
 絶対に普通じゃないわよぉ。だから、私が治してあげるぅ。でも、ちょっと待っててねぇ。その前に、この害獣を始末するから」


そう言って微笑む水銀燈の眸は、どんよりと暗く濁っていた……。
背筋が凍りついた。冗談じゃない。普通じゃないのはどっちだよ。
水銀燈は……どう見ても正気じゃない!!


満面の笑みを浮かべる水銀燈……血が滴り落ちるナイフ……


「………っ!!」


僕はさっき見た夢を思い出した。まさかあの夢はこれを暗示していたのか!!


水銀燈は僕を押し退けて、ゆらり、ゆらりとまるで熱病に犯されているかのような足取りで薔薇水晶に歩み寄る。
そして、彼女の側まで来た水銀燈は、ナイフを逆手に構え、大きく振りかぶり……。


「さあ。私とジュンのために死んでええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」


そのまま、薔薇水晶に向けて振り下ろした。

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