雛苺短編6
雛「JUM、今日のおやつはな~に?うにゅ~?」J「雛苺は苺大福がホントに大好きなんだな。」雛「うー、JUM『うにゅー』なの。」J「ああ、なんでそんなに『うにゅー』が好きなんだ?」雛「『うにゅー』は苺が入ってるのが好きなの。」翠「おチビは苺が入っていれば何でもいいですぅ。」J「あんこはどうだ?『うにゅー』にも入ってるぞ?」雛「あんこは苺の次だけど、甘くておいし~の。」J「なら『こしあん』と『つぶあん』はどっちが好きだ?」雛「『こしあん』なの。なめらかあまあまなのー。」翠「これだからおチビは。あんこといえば『つぶあん』に決まってるです。 つぶつぶの食感が楽しくて食べごたえがあるですぅ。」J「じゃ決まりだな、ほれ。」翠星石の目の前にどらやきの乗ったお皿が置かれた。翠「今日のおやつは『千なり』ですか。やりぃ3個もあるですぅ。」J「中身は『つぶあん』だぞ。で、雛苺と僕はこれ。」雛苺の目の前には桃色の包装紙に包まれた箱が置かれた。雛「あっ『赤福』なの、わーい。」J「こっちは『こしあん』だからな。それじゃおやつにするか。」翠「・・・・・・。」雛「JUMー、おもちがうまくとれないの。」J「ほら、ヘラをこうやってこう・・・。」雛「やったの。うん、もちもちでおいしいの。」J「あんこがついてるぞ。拭くからちょっと待ってろ。」雛「くしし、JUMくすぐったいの。」翠「・・・納得できるけど絶対しねーですぅ!」
「本当に――本当に大丈夫なのね、雛苺?」「うぃ…トモエがんばるのよ、あいとおーなの…」けほけほと空咳をしながら姉を玄関から追い出す39.2℃まで温めた体温計を見せるまでもなかった巴はヒナを疑ったりしない今日は日曜日 巴の剣道の試合がある日そして、ジュンと真紅が街へ出かけるはずだった日呼び鈴が鳴った お客様はもちろん想い人と恋敵お茶を出そうとする素振りをしたら思ったとおり「すごい熱だって聞いたぞ、おとなしく寝てろ」どうしよう、叱られてるのに凄く嬉しいの薄暗い部屋の中、寝そべりながら思い出すのよ貼りつけたみたいにぎこちない真紅の微笑み薄暗い部屋の中、指を折りながら考えてるのよ約束をあといくつ壊せば絆にヒビが入るのかしら
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