第30話「フラグ」
J「~♪」
今ジュンは、最高にハイな気分だ。数日前に、女子に嬲られたことも忘れ、陽気に風呂で寛いでいた。
J「いやー、やっぱり風呂はいいねぇ、穢れという穢れを洗い流してくれる。」J「風呂から出たら何しようか・・・外のコンビニに買い物?いや行くなら、大きい所だな。」J「そうだなぁー・・・よし、山中電気にでも行こう。」J「そうだ、業者でも呼ぶか。」J「ああそうだ、再生者が居たら大変だ、対策用キットも買おう。」J「後は・・・銃と、銃剣か。」J「うーんまぁ、弾と、剣だけでいいか。」
そんなことを言いながら、時間は過ぎていく。その頃、蒼星石はというと・・・
蒼(・・・何分経ったんだろう・・・)
まだジュンの部屋で、縛られたままだった。
蒼(・・・暇だなぁ・・・ふあーあ・・・寝ちゃってもいいよね?・・・御休み・・・)
そう言うと、蒼星石は深い深い眠りに付いた。その頃、蒼星石を縛った張本人達と言ったら。
銀(コクリ・・・コクリ・・・ガクン・・・)「すー・・・すー・・・」翠「ぐーぐーぐー・・・」
完全に眠り扱けていた。そして、その頃スネークはというと・・・
ス「・・・(ガチャン、パチン、ギーギー)・・・」
自分の銃、デザートイーグルの整備、そして手持ちのナイフを研いでいる所だった。何時にも無く真剣なその表情は、まるで戦争に行く漢の様な顔だった。そして、ジュンはと言うと・・・
J「けどやっぱ、運び屋にやって貰うか、何か有ったらやだし。」J「そろそろ、風呂から上がりますか・・・」
そんな事を言って、風呂からあがった。風呂からあがると、MP3を聞きながらマッサージチェアに座った。ボンヤリ考え事をした後、電話で仕事屋に商品を頼むと、少し欠伸をしてコンビにに向かった。途中、犬が眠りこけていたが、特に気にも留めなかった。コンビニで季節外れの花火と、アルコール、そしてバナナを買ってコンビニから出た。途中でバナナを即行でカッ喰らうと、走って家まで向かい、自分の部屋に向かった。
J「・・・後は・・・体重か・・・やれやれ。」
ジュンが自分の部屋のドアを開けると、蒼星石が眠っていた。
蒼「すーすーすー・・・ムニャムニャ・・・」J「・・・あれ?部屋間違えたか?」蒼「モゴモゴ・・・スースー」J「あれ?これは俺のへやだよねぇ?何で蒼星石さんが、猿轡して涎垂らしながら、俺のベットで寝てんの?」
疑問だらけである・・・もしかして、夢見病にでもなった?そしたら、蒼星石には幻滅する事になるが。
J「おーい・・・(タッタッタ・・・ドスッ)うぐは!!」
蒼星石を起こそうと近づくと、パンチングトラップに引っかかり。その後、バケツトラップetc、etc、に引っ掛かり、ボロボロになってやっと、ベットにたどり着いた。(投げ飛ばされた)
J「・・・ハッ!蒼星石は囮だったんだよ!!」
今更かよ!みたいな突っ込みを期待したが、生憎誰も起きてる人が部屋に居ない為、少し挫折しかけたが。取り合えず、蒼星石を起こそうとする。先に、猿轡をちゃっちゃと外して。
J「蒼星石さーん、起きてくださいーい・・・(ガシッ)へ?」
その瞬間、天と地が入れ替わる。ジュンは思った、またか?またあのトラップの山に突っ込むのか?と。しかしその予想は、外れだった。引っ張ったのは蒼星石で、ジュンを抱き枕と勘違いしているようだ。
J「あれ?コレは・・・デジャブですか?そうですか・・・」
蒼星石とジュンの顔は、もう直ぐでキスする寸前である。ジュンは力を入れて、逃れようとするものの。何時も暴れている翠星石を、逃さないように鍛えているのか。もう直ぐで離れそうな所で、離れられない。
J「・・・諦めが肝心・・・ってか?」
仕様が無く項垂れていると、蒼星石が僕を回転させて、僕の背中を取る。ちょっと、ヤバイ気がしてきた、蒼星石は行き成り耳に甘噛みをして来る。一体如何いう私生活を送っているんだ?と思いながらもやはり抜けられない。このままでは寝るにも寝れないので、蒼星石に起きろというがやはり起きない。
蒼「・・・ジュン君・・・暖かぁい・・・」
蒼星石は寝惚けていっているんだろうが、もしこの姿を誰かに見られたら、私刑ものだ。このままだとまた、あの8人に嬲られてしまう。という分けの分からない恐怖に煽られ、人間は身体の其処かに異常をきたすと、起きるという事を思い出し。実行に移すことにした、腕は動かない、足も絡まされて動けない、もうぶっちゃけキスな訳だが・・・
J「・・・許せ!蒼星石!」
ジュンが蒼星石の口にキスをした。哀れなことに、ビデオが回ってるとも知らずに・・・
蒼「うーん・・・ふぁ?・・・(あれ?何でジュン君が・・・何してたんだっけ・・・ああ!?)んーんー!!」
蒼星石は顔を真っ赤にして、ジュンから離れようとする。
J「ぷはぁ、やっと・・・はぁはぁ、起きた・・・はぁはぁ・・・か・・・」蒼「き,君は!!い,一体な,何をし,しているんだい!?」J「はぁはぁ・・・まぁ・・・皆に嬲られるのから逃げようかと・・・」蒼「!?一体君は何を・・・」
その時、ジュンは蒼星石の目の前で、猫騙しをして驚かせて、目の前に指を出し蒼星石に一点を集中させ、落ち着かせる。
J「取り合えず、落ち着け。」蒼「・・・はい・・・」
その後、ジュンは蒼星石を落ち着かせると、訳を話し。蒼星石は自分が原因だった事を思い出すと、黙り込んでしまった。ジュンは今まで戦ったり、走り回っていたので、もう起きる気力はない。
J「と言う訳で、もう寝るから。」蒼「~・・・~み・・・~も~は~。」J(あー、何言ってんのかわかんねえ・・・)「・・・分かっ・・・た・・・」J(バタン・・・スースースー)蒼「・・・え?良いんだ・・・」蒼(フラフラ・・・あれ?何か・・・凄く・・・ね,む,い・・・バタン・・・スースースー)
それもその筈、数十分拘束されたりするだけでも、人間は物凄い疲れるのである。そのまま2人は眠った。動いているのは、無情なビデオだけ。
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