トランプタワー
銀母「水銀燈ーご飯よー」J「お母さんよんでるよ、いかなくていいの?」水「いいの、すいぎんとうはジュン君のそばがいいのぉ!」
何処にでも居る仲の良い幼馴染。そして、時は経ち。高校生・・
J「ちょ、待ってくれよ水銀燈、歩くの早すぎ」水「もぉ、早く歩きなさいよ、これじゃあ遅刻するわよぉ・・まったくぅ」J「お前がどうしても全クリしたいゲームがあるからって言うから徹夜、付き合ったのに・・」水「その件は感謝してるわぁ~。まあ、それに免じてユックリ歩いてあげるわぁ~感謝なさぁ~い」
思春期のいざこざも何のその、二人は親友に成っていた。
教室べ「なあ、ジュン君。君はあの超美人の水銀燈の幼馴染らしいじゃないか・・」J「そうだけど、今更如何した?前から知ってる事だろ?」笹「だから、さ。チョトぐらい浮いた話あるんだろ?」べ「ホラー映画を見た後『怖くて一人じゃ寝れないのぉ・・一緒に寝てくれる?』とか」笹「『今日は親が居ないから、家に泊まりに来なぁい?』とか、そう言うのは」べ・笹「ないのかいっ!?」J「へっ?ないよ」~1分経過~べ「きぃぃぃぃぃぃ、この馬鹿野郎がっ!あんな美人な幼馴染が居るんだぞ?間違いの一つぐらい起こすだろ!?」笹「いや、起きるだろ!!僕なら・・うへへへへ(妄想にトリップ)」J「いやいや。俺と水銀燈はだな(ry」
巴「銀ちゃん・・凄い人気ね」水「まったく、困った物だわぁ」巴「でもさ。銀ちゃん、本当はジュン君と付き合ってるんじゃないの?」水「へっ・・?私がジュンとぉ?そんな事ないわよぉ、あはは、可笑しぃ~」カッパの皿が太陽電池だと聞いたかのように笑う水銀燈。巴「(ムッ)じゃあ。誰か好きな人でも居るの?」水「そうねぇ・・サッカー部の白崎さんなんて、良いかしらぁ」巴「あの白崎さん?もしかして告白するのっ!?」
各々好きな話題で盛り上がる面々。そして、放課後
J「よう、水銀燈一緒に帰ろうぜ。今日こそはトランプタワーを完成させよう」水「ごめんねぇ。今日はちょと残らないと駄目なのぉ、先に帰ってくれるぅ?」J「ま、そう言う日もあるよな。じゃ、先に帰っとくよ、又な」水「じゃあねぇ~」 ↓水「よし、これで終わりぃ(・・すっかり、遅くなっちゃったかしらぁ)」
ガラガラガラ
白崎「なあ、水銀燈。ちょと話があるんだが・・いいよな?」水「し、白崎さん・・(憧れの先輩が私に話し?)」白崎「行き成りだが。俺と付き合ってくれないか?」水「えっ・・で、でもぉ・・私先輩の事良く知らないしぃ・・」白崎「よし、なら明日は休みだし俺とデートしよう。それで考えてくれ」水「で、デートぐらいなぁ・・大丈夫ですけどぉ・・(きゅ、急展開ねぇ」白崎「よし!じゃあ明日11時ごろに古時計前な、じゃ!」水「あっ、ちょと・・行っちゃったぁ・・でも、ふふ。私にも春が来たのねぇw」
ベ「・・と、とんでもない所を目撃してしまった・・」ロッカーの中からベジータが見ていた
夜7時・水銀燈自室『ガチャ』J「お帰り、お邪魔してるよ。トランプタワーもあと一段で・・」水「(ぽけー)・・・トン」『ばらばらばらばら』J「う、うわああああ!!!俺の努力と愛の結晶がっ!!な、何をするだー!」そう言い水銀燈に掴みかかるジュン水「ちょっ、きゃー!何で私の部屋にジュンが居るのよ?!出てってっ!!」顔を真っ赤にしてジュンを部屋から押し出そうとしJ「お、おい。呼んだのはそっち・・」『ガチャ パタン カチン』押し出された。J「あ、あれー?水銀灯の奴どうしたんだ?」 ↓ジュン自室J「まったく、どうしたって言うんだ・・」『ピリリリリリリリ』携帯が鳴り響くJ「こんな時間にどうした?」時計の針は11時を指していた。べ「き、聞いてくれ!カクカクシカジカ、でよ。大変だぜ・・」J「いやいや。それは逆に喜んでやる事だろ?」べ「ちげーよ!あの白崎って奴は色々悪い噂が絶えないんだよ!」J「はあ、例えば?」べ「自分の女を仲間数人で輪姦してたりするらしい・・」J「ちょ、何言ってるんだよ。そんなのガセに決まってるだろ!?」べ「言いたい事はこれだけだ。明日の11時、古時計前。忘れるなよ!守れるのはお前だけだからな! 俺はオナって寝る、又な!」J「おい、待て・・って、抜きすぎは体に毒だぞ・・」
古時計前、10時45分水「(んー白崎先輩まだかしらぁ・・)」男「ようよう、お姉ちゃん。暇なら遊ばない?」水「えっ・・私人を待ってるから・・」男「そうかー残念、今度暇な時に遊ぼうな」待ち始めて約15分、彼女は3分置きにナンパされてたJ「(こ、これで5人目だぞ?)」そして、それを見守るジュン。
白崎「やっ、待った!?」水「ぜ、全然待ってません!」時計の針は11時30分を指していた白崎「じゃ、まずはご飯でも」水「は、はい・・(ぽけー)」J「あの野郎、1時間も待たせやがって・・」ジュンが一人怒っていた。 ↓白崎「はははーそれでねー」水「は、はぁ(聞いてたのと、ちょと違うような・・)」
不良1「おいおい、あの娘可愛くね?」不良2「ひひひ。だな、ちょとゲットしに行こうぜ」J「・・・おい、その二人。ちょと来い」不良1・2「あぁぁぁん!?上等じゃねーか!!」『ぼこぼこ、バカスコ』J「まったく、二人を見失ったじゃないか・・」路地裏から一仕事終えたジュンが出てきた。
その後も色々と仕事をしながら二人について行くジュン。
J「はぁ・・何だよ、白崎って奴超いい奴じゃねーか・・はぁ、俺の休みを返してくれ('A`)」J「っ!(白崎がこっち来る!?)」携帯電話で話しながらこちらに近づいてくる白崎「・・な、ああ。8時ごろに薔薇公園で待っててくれ、なーに大丈夫。ビデオでしっかり撮ってやろうぜww おう、おう。じゃ、又なw」電話切る白崎「くそっ!あの害虫共がっ!あの写真さえなかったら・・一人で楽しんでるのに、くそっ!!」そう言い、水銀燈の所に戻っていく。J「・・・・ありがとうな、ベジータ」
薔薇公園見るからに不良が10人ほどたむろしている。不良A「へへへ、白崎様様だよなww」不良B「ああ、この写真がある限り楽しめるぜww」 ↓J「おい、お前ら。白崎からの伝言を伝えに来た」不良A「おっ。どうした、何か急用か?」J「ああ、急用だな。ふっ!」『ドガッ、』ジュンの掌が不良Aの顔にめり込み不良Aが倒れる不良達「!!」J「急用だ、お前らを掃除しに来た。8時まで後30分しかないのでな」不良B「お前ら行くぞ!!上等だこの野郎ぉぉぉ!!」不良達がジュンに襲い掛かる
不良B「ひっ・・ひっ・・すみません、許してください・・」ジュンに胸倉を掴まれて立たされている不良B以外は全員地面とキスをしている。J「で、白崎を脅してるんだろ?どんなネタだ?」不良B「は、はいっ!あいつが女子トイレの汚物入れを漁ってる所を 写真に撮りまして・・はいっ、コレです。それから、それをネタに・・色々と・・」J「ん、ご苦労」『ゴボッ!』ジュンの拳が鳩尾に叩き込まれる。不良Bも地面とキスが出来たようだ。J「・・さて、あの二人が来るまでに片付けないとな・・」
30分後・薔薇公園白崎「(ん?あいつらが居ない?)」水「あのぉ、そろそろ帰ろうかと思うんですけどぉ・・」白崎「おいおい、ちょと待ちなよ。これからが楽しいんだろ?」水「えっ・・いや・・私そんな気はないんですけどぉ・・」白崎「ちょ、ふざけるなよ。今日散々楽しんでおいて、これか?(あいつらも居ないし・・」水銀燈の細い腕を掴む水「きゃ、や。やめて・・」白崎「誰も来ないぞ、この公園はそう言う所だがらな・・」水「や、やだぁ!助けてぇ!」
『ピリリリリリリリリリ』携帯が鳴り響き、二人の動きが止まる。
水「・・・出ていいかしらぁ?」白崎「ああ、いいぞ。だけど変な事を言ったら分かってるよな?」水「わ、分かってるわよぉ・・(ガチャ)はい、もしもしぃ・・」J「今近くに居るんだけど一緒に帰らないか?」水「えっ、ええ?ここが何処か分かってるの?」J「ああ、薔薇公園d」白崎「おいっ!何話してるんだ!」水銀燈から携帯を奪い取り、強制的に通話終了をする。
J「よう。水銀燈こんばんは」
ジュンが公園の暗闇から出てくる白崎「お、お前は桜場!何でこんな所に・・」そして近寄り、白崎にだけ聞こえるようにJ「女子トイレの汚物入れは漁る物じゃないですよ?」白崎の動きが止まるJ「じゃ、僕は水銀燈と一緒に帰りますので、それでわ」
帰り道、水銀灯が先頭に立って歩いてる。
水「それにしてもぉ、白崎先輩があんな奴だったなんて思わなかったわぁ・・」J「ああ、俺の名前も間違えるしな・・」水銀灯が振り返り水「そういえば、一応助けてくれたのよねぇ。ありがとぉ」J「気にするなよ。俺とお前の仲じゃないか」水「あはははっ。そうね、それもそうよねぇ」又、前を向く。後ろ手に組んでる手に、ジュンの手が伸びる。水「そう言えば、何であんな所に居たの?」振り返る。J「えっ、いや。ジョギングにだな・・その・・」手を掴めず、自分の手が空を切る。水「ふぅーん?それと、その手は何かしらぁ。もしかして私と手を繋ぎたいのぉ?」J「い、いや。水銀燈の袖にゴミがだな・・その・・」立ち止まってしまう。水「ふふっ、まあ良いわ、家に帰ってトランプタワーの続きしましょうよぉ」その手を掴む事は簡単だけど、掴んでしまったらこの関係が崩れていきそうで。水「ほら、何してるのぉ?早く行きましょうよぉ」考えるのは止めにしよう。今、この時を楽しむ為に。J「ああ。そうだな、直行くよ」僕は水銀燈の元に駆け寄った。
FIN
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