もう雛鳥じゃない
今日は雛祭……ヒ「~♪」ジ「今日は一段と楽しそうだな」ヒ「うん!今日はヒナ祭なの~、ねぇジュ~ン?」ジ「な、なんだい?」ヒ「今日はヒナのお願い聞いてくれる?」ジ「ああ」ヒ「やったぁ!じゃあ…学校終わったらデートして?」ジ「それぐらいの事ならいいぞ」ヒ「えへへ、ありがとなの~」ジ「うわわ分かったから人前で抱きつくなぁ!」ヒ「ケチ~ヒナ達は恋人同士なのにぃ~」ジ(………恋人か)ヒ「……?」
真銀翠「(#^ω^)ビキビキ」
放課後校門前……ヒ(えへへ楽しみだな~、今日はずっとジュンと居たいな(////))ジ「ごめーんヒナイチゴ、遅くなって…ゼエゼエ」ヒ「ジュ~ン遅いの~」ジ「ゴメンゴメン…さ、どこ行きたい?」ヒ「う~んとね…まずはゲームセンター!」ジ「はいはい」ヒ「レッツゴーなのー」・・真「仲良ろしい事…」銀「あ~ら、真紅、悔しいのぉ?」真「そ、そんな事…なきにしもあらずだわ」薔「なきにしもあらず……無いと言う事は無い…」翠「ムキー!!あんなチビチビにぃ!」蒼「姉さん落ち着きなよ…」金「カナも恋愛したい…かしら」
ゲーセン……ヒ「あ~くんくん人形~ジュンとってぇ~」ジ「よぉし…UFOキャッチャーは任せろ、僕の得意分野だ」ヴィーン…ヒ「あ、もうちょと左、あ…行きすぎジューン!」ジ「大丈夫、見てなって」ガタッ…ジ「………」ヒ「あ……くんく~ん;ω;」ヒ「ジュンの下手っぴー」ジ「ゴメンゴメン、あれおっかしいなー腕がにぶったかなー」・・ジ「お腹空いたな…いつもの所行くか?」ヒ「うん行きたい!」
店員「いらっしゃいませー、あ、二名様ですよね?」ジ「はい、えーといつものお願いします」店員「かしこまりました」
店員「お待たせしました」ヒ「わーい!いちごスパゲッティー」ジ「いつも思うんだが良くそんなの食べれるな…」
ヒ「おいしいよ~ジュンも食べたい?」ジ「じゃあ一口貰おうかな」ヒ「どう?」ジ「…モグモグ……(あ、甘すぎる…み、水…)」ヒ「美味しいでしょ?」ジ「不味くはないが美味くも無いな」ヒ「ふ~んヒナ大好きなのに~」ジ(ふぅ~…もう8時かぁ)ジ「あ、コーヒー貰えます?」店員「かしこまりました」ジ「ところで家帰んなくて大丈夫か?」ヒ「ん、巴は合宿中だからヒナ昨日からずっと家に一人なの、だからダイジョブなの」ヒ「家来るぅ?」ジ「え…(////)良いのか?」ヒ「うん、出来れば泊まってもいいのよ~」ジ「それは流石にマズイって^^;」ジ「……カラオケでも行くか?」ヒ「さんせ~い」
雛苺宅……ヒ「あがってあがって」ジ「お、おじゃまします」ヒ「今紅茶入れてくるね、そこ座ってて」ジ「ありがと」
ヒ「はい紅茶」ジ「どうも」ヒ「…………」ジ「…………」ヒ「………」ジ「(気まずい…)」ヒ「……ジュンは…」ジ「ん?」ヒ「ジュンは…ヒナと居て…楽しい?」ジ「楽しいけど…どうして?」ヒ「本当?」ジ「本当だよ」ヒ「ウソ…ヒナ達恋人同士なのに…ジュン…全然楽しくなさそう…」ヒ「なんだかジュン友達と一緒にいる様に見えるの…ヒナ…そんなに恋人っぽくないかな?…グス…」ジ「!!!!」ジ(僕は…最低だ…)抱きッ…ヒ「ジュ…ジュン?」
ジ「ゴメンな…ヒナ…僕は…まだ…心の中で君を…」ヒ「……」ジ「泣かせてしまうくらい…苦しませて…ゴメン…」ヒ「…ヒグ…いいの…ヒナがもっと…大人しく…」ジ「違う!僕の性だ…僕がもっと早く君の本当の気持ちに気付いてあげれば…」ヒ「……キスしてくれたら許してあげるの…恋人同士がするキス…」ジ「わかった…目、瞑って…」ヒ「…うん…」チュッ…ジ「…これでいいかな(////)」ヒ「えへへ(////)」ジ「ヒナ…好きだよ」ヒ「ヒナもジュンの事好きだよ…ううん、愛してる…」ジ「僕もだ…(////)」ヒ「ねぇジュン…泊まっていってくれる?(////)」ジ「うん(////)」ヒ「お風呂入ろっか」ジ「一緒にか!?」ヒ「当たり前なのー」ジ「それはまずいですよ^^;」ヒ「ダーメ」
ヒ(雛は立派なレディよ…もう雛鳥じゃないんだから!)
~おしまい~
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