のり短編4
ジュンがのりの結婚披露宴でスピーチを読むそうです『えー、この度は、ご結婚おめでとうございます。まず、白崎さんには、こんなおっちょこちょいな姉を新婦として迎えていただき、ありがとうございます。これからもこんな姉をよろしくお願いします。この場をお借りしまして、姉、桜田のりにお礼の言葉を贈らせて頂きます。姉さん、結婚おめでとう。ウェディングドレス、とても似合ってます。そういえば、小さい頃姉さんが一人で眠れないって僕の部屋に入ってきたとき、僕が姉さんに本を読んで聞かせてたね。実はあの時、僕も寂しくて、でも恥ずかしくて、寂しいなんて言えなくていつ姉さんが部屋に入ってくるか、ってずっと待ってたんだ。小学生の時、姉さんの家庭科の宿題を手伝ってあげてた時に「いつもありがとう」って言ってくれたこと、今でもはっきりと覚えています。でも本当に僕が感謝しているのは、僕が中学生の頃、引きこもりになった時でも、変わらずにやさしく接してくれた事、僕を学校に行かせようと、毎日夜遅くまでドア越しに話しかけてくれた事、残しても、手をつけなくても愛情のこもった料理を出してくれたこと、本当に感謝しています。 今思えばあの時は子供過ぎました。話しかけてくれたときは暴言を吐いたり、ドアに向かって物を投げたり、料理をひっくり返したり…。お前なんか家族でもなんでもない、なんてことも言った事もあったね。今思えばとてもひどいことを言ったと後悔しています。本当にごめんなさい。それでも僕を励ましてくれて、僕が引きこもりから立ち直ったときは、涙を流して喜んでいたね。あの涙は、どんな涙よりも価値があると思います。僕が専門学校に行くお金も姉さんが出してくれて、いつも僕の味方で、姉さんは僕にとってヒーローです。こんな姉がいて、僕は誇りに思います。今、僕はデザイナーの卵として働いています。今度は僕が姉さんに恩返しする番です。今まで本当にありがとう。そして末永く、幸せな家庭を築いていってください。』
最近寒いのでほのぼのした保守をの「ジュン君~、ご飯できたわよぅ」ジ「ん~、今行く」の「今日はね、寒くなってきたからクラムチャウダーーにしてみたのぅ」ジ「お、姉ちゃんのクラムチャウダー美味しいからなぁ…ん」ジ(姉ちゃん…白髪…)の「いただきま~す…ジュン君?どうしたのぅ?」ジ「…ん、あ、あぁ、いただきます!ん、やっぱ美味しいなあ…」ジ(そういえば食事も洗濯も、掃除も殆んど姉ちゃんがやってくれてるよな…僕は何も…苦労かけてばかり…)の「ジュン君、何かあったのぅ?心配事があったらお姉ちゃん、相談にのってあげてもいいけど」ジ「…ん、いや、なんでもないんだ。ただ姉ちゃん、いつも苦労ばっかりして…僕は何も出来ないんだなぁってさ…」の「あらぁ、ジュン君そんなことで悩んでたのぅ?」ジ「そんな事って…」の「お姉ちゃんは平気よぅ。だってジュン君、前はこんなに明るく喋ってくれなかったし…それにお姉ちゃんはジュン君のためなら何も苦にならないの。だってジュン君は、お姉ちゃんの大切な大切な弟なんですもの」ジ「姉ちゃん…」の「だから、ジュン君は何も考えなくて良いのよぅ?お姉ちゃんに任せなさいっ!なんてね、うふふ…」ジ「ん…そうだよな!僕の考えすぎか!ご馳走様!さ~てパソコンでもするかな(泣き顔なんて見せられないや…今度何か作ってあげようかな、マッサージがいいかな…)」 の「あ、ジュン君おかわり…うふふ、泣いてる顔見られたくないからって逃げること無いのに…」お姉ちゃんは何でもお見通しのようです
NGワード sinineta guroino その日僕は、世の中には見ない方がいい事もあると知った…始めは夢か何かだと思った。だって、その光景が理解出来なかったから。でもそれは、どうあがいても曲げられない真実だった。ブチュッ!ブチブチ…ずる…ずる…あの姉が、あの優しかった姉が、まだ生きている“彼等”に刃を突き立て、中の臓物を引きずり出していた…。あの時に止めるべきだったのかもしれない。だけど僕は動かなかった。いや、うごけなかった。「ふふっ…クスクス…」聡明な読者の方々にお聞きしたい。こんな所業を微笑みながら行う姉の前に、どうして出ていけるだろうか?少なくとも…この時の僕の感性は正常であるはずなのだ。そうであると、信じたかった。そして、姉は彼等を全てにその行為を果たしてしまった…。もはや動く者はいない。なのに…なのになぜ…なぜあの姉は包丁を構えるんだ!?これ以上…何がしたいと言うんだ!? その時僕は、自分の想像力の貧しさを悟った。なんと姉は…引きずり出した臓物を包丁で引き裂き、また体の中へと戻していったのだ…。ダンッ!グチュ…ダンッ!ビチュ…「ふふっ…いい匂い…」これは…これは何だ!一体何が起きてるんだ!この現実を僕にどう受け止めろと言うんだ!?頭が痛い。割れそうだ。このままでは…僕がどうにかなってしまう!!しかし運命は、この程度の事で僕が狂うのを許さなかった…カチカチカチ…ボッ!あれは…火!?おお、神よ…あの姉は既に生き絶え引きちぎられた者達を…あの炎の中に放り込むと言うのであろうか!?おかしい。こんなのはもう…僕は夢の中に居るんだ…そうさ…これは夢…これは…ガタン!「!!!」僕は自分を呪った。現実逃避に耽るあまり、物音を立ててしまった。そして、新ためて今が真実だと突き付けられてしまったのだ。「あらぁ?そこに居るのは…ジュン君なのぅ…?調度よかったぁ…」目が合う。血の気引く。足が震える。逃げなければ。なのに…なのに足が動かない!そしてついに…彼等の体液塗れになった包丁を片手に…姉は…僕に…あぁああぁああぁあああぁあぁあ!!!の「見てジュン君!白崎さんから新鮮なサザエをもらったのよぅ!今つぼ焼きにするからちょっと待っててね?だからお皿をテーブルに運んでくれる?」ジ「あ~あ、なんで僕が手伝わされるんだか…。部屋でパソコンしてりゃよかったなー」
迷探偵のりが逝く!雛「あれじゃなきゃいやなの!ふわふわで白くて甘いの。にゅーって黒くて赤くて…」の「んー??何かしら…」雛「白いの黒いのにゅーーなの」の「白…黒…のびる…ハッ!」キュピーン!の「これね!!『ゴム付き制帽』!」サッ雛「ぶわー!!」ジ「食い物だって言ってるだろ…」の「じゃっじゃぁ雛ちゃん、絵に描いてみよっか?」雛「うい…」つ『二巻81P1コマ目』ジ「・・・」の「な…何かしら。前衛的な…中央に何か…はっ!」キュピピーン!!の「これね!『目玉のおやじ』!」サッ目「む?ここは何処じゃ?おい、鬼太郎!鬼太郎はいるか!?」雛「キャアアアアー!!」ジ「どっから連れて来たんだー!!!早く返して来なさい!!!」
寝息。規則的な、寝息。一つ天井の下。同じベッドの上。顔を少し傾ければ君が、無防備に寝顔を見せている。何処かあどけなさの残るその顔立ち。ずっと。それこそ、彼が生まれた時から見続けている寝顔だ。しかし、飽きることなど有りはしない。私が彼に。ジュンくんに抱いている感情は、 普通の姉弟では存在しない、存在を赦されないものなのだから。
「ジュンくん…お姉ちゃん、悪いお姉ちゃんだね」
私はそう呟きながらも悪びれず、 夢の世界をうつろう王子様の頬に口付ける。ジュンくんとの距離が零となった瞬間、 薪をくべたかのように、胸の奥に灯っている焔が大きく揺れた。昏(くら)く、暗く、黒い焔。この無防備な少年を、自らの欲望のままに壊してしまいたい。そんな、感情だった。そして、幾度目かの口付けを終え、私は目蓋を閉じる。──起きたとき、私が隣に居て、この子は驚くだろうか?──それとも、 このどうしようもなくいやらしい姉を受け入れてくれるだろうか?どちらでもいい。私は、今、ここに居られるのだから。
「愛してるよ…ジュンくん」
一昨日、の「ジュン君~ご飯よ~」ジ「おー…」昨日、の「ジュン君、ご飯出来たからいらっしゃ~い」ジ「んー…」の(ふ~。どうも最近リアクションが薄いのよね~。もっとしっかり聞いてくれるようにするには…はっ!)キュピーンの「ジュン君」ジ「あー…」の「できちゃった。テヘ♪」ジ「あー…ああ!?」姉だっていいジャマイカ。
『女びんわんべんごし風ワンピース』
真紅は心からそう言った。
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