『ずっと一緒にいてくれますか?』
私は求める。優しい温もりを。紅「ジュン、紅茶を入れて頂戴」ジ「なんで僕が……いたッ!?」紅「早くしなさい…!」ジ「わ、分かったよ…」僕は求める。居心地の良い居場所を。ジ「ほら」紅「ご苦労」すぐ目の前にあるのに紅「ぬるい!!」ジ「いでぇっ!?」すぐに見失ってしまいそうでジ「な、何すんだよ!?」紅「温度は高めにしなさいと言った筈よ。入れ直しなさい」ジ「なっ!?」怖かった……ジ「人が折角入れてやったのにケチ付けるのか!?」紅「ケチではないわ。教育よ、家来としての」見失ってしまえばジ「何回も言うが僕はお前の家来じゃない!!」紅「主人に意見する気?まったく…駄目な家来ね」きっと私は(僕は)ジ「ッ…もうやってられるか!!」紅「ジュン!待ちなさい!!」生きている意味さえ、無いと思ってしまう程、辛いから……紅「全く……世話のかかる家来ね……」 紅「ジュン!どこなの!?ジュン!!」素直になりたくても紅「…!雨が……とにかく、どこかへ雨宿りしないと……」なかなか素直になれないけど紅「…ッ!?…雷……?」求めたくても紅「……ぐすっ…………ジュン……何処なの……?」恥ずかしくて言えないけれど紅「……………ジュン………」ジ「真紅ッ!!」紅「……ジュン…?」ジ「真紅、大丈夫か?」紅「………」ジ「真…紅……?」紅「…………ごめんなさい………」ジ「!?……真紅……」私と(僕と)ジ「……僕の方こそ………ごめんな……」ずっと一緒にいてくれますか?
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