ずっと傍らに… 第1話~変化の兆し~
~6時限目終了後・教室~翠「ジュン…昨日からずっとニヤついてて気持ちわるいですよ?」ジ「お前こそ昨日からずっと僕の顔チラチラ見てきて気味悪いぞ?」翠「なっ…」ジ「…」翠「もう!…知らんです!」~帰り道・閑散とした黄昏時の住宅街~翠「(…ということは、ジュンも翠星石のことばかり見てるってことですね? 幸せですぅ~…あとはいつ告白するかですね…グヒヒヒヒ…w)」ジ「翠星石…お前こそあからさまにニヤニヤしてるじゃないか」翠「(『翠星石、お前こそ何でもっと早く言ってくれなかったんだ?』) だってぇ~恥ずかしいじゃないですかぁ!」ジ「自覚はあるんだな?…(でも何か妙な返答だなぁ)」翠「(『覚悟はいいんだな?…キスの…』) い…い…いや、ちょっと待ちやがれです!もういちど確認するです!」ジ「…そ、そんな、明らかにニヤニヤしてただろ?」翠「(『そ、そんな、明らかに僕のこと好きだろ?僕も翠星石が好きさ。大好きだ。さぁ、僕の胸に飛び込んでこい』) ジュン…翠星石もそんなジュンが大好きです」ジ「…ぶ…また妄想か…」翠「ひやぁっ!」ジ「おい、ちょっと笑っただけで驚きすぎだろ?」翠「…」ジ「ま、心配するな」翠「ど、どういうことですかぁ?」ジ「そんぐらい自分で考えろよな」翠「じゃ、こういうことですねっ?」そう言って、翠星石はジュンの胸に飛び込んでいった。そんな翠星石を暖かく包み込む夕日とジュン…
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。