第一話 同居
宿舎からギルドまではそんなに離れていない。だから、10分もしないで着くことができる。「こんばんは」「いらっしゃい・・・・・・JUM。」そういって出迎えてくれたのは、受付を担当している薔薇水晶さんである。爆は、短く『バラさん』と呼んでいる。「バラさん。今日は何か依頼入ってる?」僕がそう尋ねると、「今日は・・・・・・とくに無い。」と言われた。依頼がないと暇でしょうがない。ただ突っ立ているわけにも行かないので、とりあえず、パトロールに行く事にした。「じゃあ、パトロールに行ってきます。」「あ・・・・・待って。」出ようとしたした時にバラさんがとめた。「どうしたんですか?」「うん・・・・・大切な話・・・。」大切な話とはなんだろう?この人は、ポーカーフェイスで何を考えているかよく分からないことがある。「大切な話って何ですか?」「うん・・・・実は貴方達・・・・・八星刀の住むところが変わる・・・・・事になった。」「・・・・・・・」僕は、驚きのあまり声が出なかった。住むところが変わる?いきなりそれかよ!!こっちは、そんなことで何回引越ししたと思っているんだよ!!と思ってしまった。「今度から・・・・・八星刀は・・・同じところに・・・・住む事に・・・なった。」「え!!一緒って何で!!」「元帥達が・・・『いざと言うときのために八星刀達は一つにまとめた方が良い』ということ・・・だって。」あの爺が!!毎度毎度余計な事をしおって!!「ここ・・・場所・・・・早く行ったほうがいいよ。」そういって、バラさんは僕を追い出してい待った。「ちょっとマジであやめてよ。」僕は一人で呟く。なぜなら、僕以外の八星刀は全員女性と言うことを聞いた事があるからである。
「え~と、ここか~。」バラさんからもらった地図の通りに行くと大きな家にたどり着いた。なんとも立派な家である。しばらく、ぼ~としていたがいつまでもここに突っ立ていたら、不審者に間違われそうなので、中に入る事にした。「一応、チャイム鳴らしておくか・・・。」そう思い、玄関のチャイムを押した。『ピ~ンポ~ン』と音が鳴りインタ~から、「はぁ~い。どちらさまぁ~?」と、返事が返ってきた。「こんばんは。無星刀です。ただいま着きました。」しばらくすると、玄関から銀髪の髪をした女の人が出てきた。「いらっしゃ~い。ふふふ、待っていたわよぉ~。」なんか、妖艶なオーラが出ているんですけど・・・・。「さぁさぁ、早く早くぅ~。」そう言うと、僕は訳も解らぬまま中に引きずり込まれてしまった。
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。