め「ねーねー水銀燈~。まだ怒ってるの?」
水「当たり前でしょう!?あの後看護師さん達に必死に謝ったの私なんだから!」
め「ふふ、ごめんなさい。でもね?二人に色々教えられてようやくわかったの。私は根本的に間違ってたんだって」
水「まぁ、わかってくれたなら何も言わないけどぉ」
め「だからね・・・私・・・男の子になってみました!ほら」ハラリ
水「へ?あ・・・いやぁああああああああ!!!」
水「はっ!ゆ、夢・・?」
め「すーいぎーんとー♪」
水「きゃぁああああ!・・・きゅう」パタ
め「あら?どうしたのかしら。でも・・気絶してる水銀燈も・・可愛い♪」
あ、きたきた。やっほー、水銀燈。
水「一体何よぉ、いきなり呼び出してぇ」
ねぇ水銀燈。私って人気あると思う?
水「唐突ねぇ。ん~まぁ、そこそこあるんじゃない?」
じゃあなんで、短編の数が今だに5しかないと思う?
水「とっつきづらいんじゃないのぉ?」
容赦無いわね。でも、たしかにそう。だから私にはもっと絡む余地がいるのよ。
水「ふぅん。それで?」
でね?私、ローゼン界の歌姫を目指すことにしたの。カモン、ばらしー
薔「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ん」
水「な!いつの間に!?」
今から二人で水銀燈へラブソングを歌うから、ちゃんと聞いてね?
薔「…曲名、銀ちゃんのうた」
水「はぁ。まぁ、聞いてあげるわよ」
では、マイクとギターを拝借。いくよ、ばらしー!
薔「オッケー・サー」
ジャジャーン。
め「薔薇乙女はぁ!七人!居るけれどぉ!」
水「!?」
薔「第一のぉ!銀ちゃんがぁ!世界一ぃ!」
め「銀ちゃんのぉ!視界にぃ!入るならぁ!」
薔「銀ちゃんのぉ!愛をぉ!噛み締めろぉ!」
め「ジャンクと~言う~奴がいる。ジャンクと~言って~はイケナイぜ!」
薔「布団に~入れて抱き着けば~プニプニ~!」
銀「……」
め「銀~ちゃんを絞れ~!そーれが、ヤクルトォ!!」
薔「命の水だ~。ヤ~クル~ト!」
め「銀ちゃん!銀ちゃん!銀ちゃん!」
薔「銀ちゃん!銀ちゃん!銀ちゃん!」
二人「銀ちゃ~ん!!!」
どう?水銀燈。ぐっときた?
水「ま、まぁ鬼気迫るものはあったわねぇ…だけど…」
薔「?」
水「私を絞ってもヤクルトは出ないわよぉ?」
え?あんなに飲んでるんだから出ると思ったのに。じゃあヤってみましょうか。ちょうどベットもあるし。
薔「銀ちゃん…覚悟…」
銀「へ?い、いやあああああ!」
ふう。ごちそうさま。出なかったわね。
薔「ごちそうさま。残念…」
水「あ…ああ……」ガクッ
元ネタ、『みかんのうた』
め「私、もうだめかもしれない。」
銀「な、何言ってるのよ!めぐが死ぬわけ無いじゃない!」
め「違うの水銀燈…。私、病気は治るのよ。それももうすぐ…」
銀「え?よ、よかったじゃなぁい!!」
め「でもね…。もはや社会復帰できる気がしないのよ…」
銀「大丈夫よぉ!」
め「なんか、働く気も勉強する気もないのよ…。
もう、同人誌と2chとニコ動さえあればいいかなぁなんて…
食べ物も最近病院食以外食べる気しなくなってきたし…
それより、人とコミュニケーションとらなくちゃいけないと思うともうめんどくてめんどくて…
しかも病院の外じゃ直射日光浴びながら歩かなきゃいけないらしいじゃない?
想像しただけでもゲロしたくなってくるわ…」
銀「重症ね…。」