航空用語一覧
・アフターバーナー(AfterBurner)高温のジェット排気に燃料を放出、再燃焼させる事により排気速度(=推進力)を増す技術。ジェットエンジンを理想の空燃費で回すと発熱が大きすぎるため、通常は希薄燃焼で運用。そのためジェット排気には多量の酸素が残されることとなるので、再燃焼が可能となる。 実際にはすさまじく燃料を食うのでSS中のようにかけっぱなしには出来ない。(通常80分飛ぶ燃料をA/Bだと5分位で消費)
・AWACSAirborne Warning And Control System。早期警戒管制機。強力なレーダーと通信装置、ECM/ECCMを搭載する空飛ぶ前線司令部。前線での航空機の指揮・管制を担当する。中身は情報士官で一杯。
・Fox空対空ミサイルや機銃などの発射を意味するコード。ミサイルの種類によって、後ろに1~3の番号が付く。上記の兵装を発射する際、それを周囲の味方に伝えるなどのために無線で宣言するもの。本来は「発射」を意味する「Fire」。しかし、これだと緊急時に「機体火災発生」と誤認されてしまう可能性があるため、Fireの頭文字であるFのフォネティックコード「Foxtrot」を省略したこの言葉が用いられている。
例・Fox1SAAM発射を示す。昔は視界外でのミサイル全般発射コード。
・Fox2ノーマルミサイル発射を示す。昔から短距離ミサイルの発射コード。
・Fox3XMAA XLAAなどの発射を示す。昔は機関砲発射コード。
・Fox4体当たり攻撃を指す。つまりは特攻(勿論、正式なコードではない)
・TACネームタックネーム。ニックネームのように用いられる各パイロットの愛称。付け方に特に決まりは無い。ミーディアム隊の”ミーディアム5”のように部隊名とナンバーを組み合わせただけの呼称はコールサインに分類される。簡単に言うとTACネームはあだ名、コールサインは背番号。本名と併せて表記する場合、「山本“ハヤブサ”学」のように、名前と苗字の間に挟んで入れるのが一般的。
・ベイルアウト英語表記はbail out。つまり緊急脱出の意。脱出装置が導入されたことでパイロットの生存率は飛躍的に上昇し、生き残ったパイロットは経験を積んで熟練することができる。ただ、実際には「射出に成功するのが80%、その中で再び飛べる人が50%」と言われており、脱出時の速度・高度が脱出装置の安全値や人体の許容範囲から外れていた場合、当然ながら悲惨な結果が待つのみとなる。非常時の唯一の生還手段とはいえ、必ずしも安全確実というわけではない。「アフリカの星」と呼ばれたナチス空軍のエース。ハンス・ヨアヒム・マルセイユもベイルアウトの失敗で不慮の死を遂げている。
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