雛苺×金糸雀
私は彼女のぷっくりした柔らかい唇を無理矢理奪って、蹂躙した。甘く温かい彼女の口内を味わい尽くし、やがて唇と唇が離れていく。抗う力も萎えたのか、彼女は真っ赤になって震えながら言う。「ひ、雛苺……何をするのかしらぁ……」「金糸雀が悪いのよ。金糸雀がヒナの気持ちに気づいてくれないから……」彼女の肩を掴み、力任せに押し倒す。彼女は怯えた目で私を見つめるだけ。唇に、鎖骨に、小さな胸に指を這わせ、思う。貴女の唇は、何度彼のキスを受け入れたの?貴女の肌は、何度彼の手に愛されたの?彼女を汚した彼に対して静かに燃え立つ感情は、嫉妬――そして憎悪。「いやなの……金糸雀は全部ヒナのなの。髪も唇もほっぺもお胸さんも、 みんなみんなヒナのなの。誰にも触らせてあげないのよ……」そうして、私は彼女を愛し始める。誰にも渡さない。私以外に彼女を愛させない。彼女は誰よりも綺麗で、可愛くて、美しい――私だけの、アリスなのだから。ヒナたんは危ない路線もイケそうだから困る。
「う~~ん……よし、飾り付け出来たの♪」「お店に売ってる様には出来なかったけど……、美味しそうかしら♪」「スポンジ焼いてくれた翠星石に感謝なの♪」「「いただきまーす」」「うゆ?カナ、ほっぺにクリーム付いてるの」「へ?…………ひゃ!?な、なんで舐めるのかしらぁ!?////」「うぃ?だって勿体無いの」「だ、だからって……はぅ……////」
雛「暑いの~」金「溶けそうかしら~」翠「チビ共、かき氷を作ってやったから食べるですよ~」雛「わーいなの~。苺シロップ美味しいの~」金「レモン味もイケるかしら~」銀「あらぁ美味しそうねぇ。翠星石、私にも作ってちょうだぁい」翠「シロップが切れちまったですぅ」真「私が貴女のために英国流かき氷を作ってあげるのだわ」銀「遠慮するわぁ。どうせ紅茶かけるんでしょぉ…」雛「苺味のほうがおいじーの゛~っ」金「レモン味かじら~っ」雛「じゃあカナのかき氷食わせてみろなの~」金「じゃあヒナのかき氷も味見するかしら~」雛「…」金「…」雛「…レモン味もいいの~」金「…苺味、練乳と相性いいかしら~」雛「カナ、練乳が唇の端についてるの」金「淑女にあるまじきかしら…ってヒナ?」チュッ金「…」雛「…」金「ありがとう…かしら///」雛「礼には及ばんの…///」銀「…穢れがないわねぇ」真「無邪気だわ…」翠「(おめーらが年取って汚れてるだけですぅ)」
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