FIREWORKS
~FIREWORKS~
夜。日中の蒸し暑さは無く、夕焼けも過ぎ比較的涼しさも感じられる暑さ今では緩やかで、もう秋もすぐそこまで着ているのではないかという感覚を感じさせられた
僕はそんな日に彼女を誘った。彼女は奥手だから人がいっぱい居るのは困るかなと思ったが場所はもう決まっている。J「おーい、準備は出来たのかー?」彼女は少し遅れて家から出てきた。正直反則だ普段見慣れぬ姿に僕は彼女から目が離せなかった。その彼女は普段とは全く違う衣装を着ていた。僕達は人気が無い路地を進んで行く。遠くからは賑やかな声や音がさまざまな音を奏でているそんな楽しい音。夜の風が僕達に届けてくれているそして長い階段を二人で登っている。隣ではカランコロンと下駄の音J「ちょっと早かったかな?」僕はそんな事を思ったが彼女は初めて体験する事に僕はより一層に楽しませようと思っていた頂上に着いた時には人が溢れかえっており、騒々しく人々は楽しんでいたJ「はぁ・・・もうこんなに居るのかよ。仕方ないからもう少し静かな所に行こうか」コクンと小さく彼女。彼女はいつも僕に不満を言わずに着いて来てくれてる傍に居る薔薇水晶に声をかけると手を繋ぎ、人込みをかきわけながら歩き出した
彼女は恥ずかしながらも僕の手をぎゅっと握り返してくる。あぁ、安心だ。彼女も楽しんでくれている彼女は露店を見ているが買い物はせずに僕の後を着いてくる。J「薔薇水晶。何か買いたい物があったら言えよ?」薔薇水晶は小さくふるふると首を横にふりただただ着いてくるそれでも彼女の表情はいつもと違い今までとは見た事が無いぐらいの表情。とても上機嫌のようだ目的地の位置に着いた頃にはFIREWORKS夜空には沢山の花火が打ち上がっていた僕達はある程度一望が出来る場所に座り、二人で空を見つめた薔薇水晶「綺麗・・・・・」JUN「ああ、ここは僕がお気に入りの場所だからな・・・」僕は花火よりも薔薇水晶のが綺麗とつい零しそうになったが必死でそれを留めた
こんな時に無粋な事は言わない。そう、今はこの時間を大切にしたい彼女は空をじっと見つめ、僕はそんな彼女を見つめていた薔薇水晶「どうしたの・・・?顔に何かついてる・・・?」彼女はいきなり僕を見つめてきたJ「いや、こんな凄い花火を見ている薔薇水晶はどんな顔をしてみているのかなって思ってね」彼女は顔をかぁっと赤くなり再び空を見つめ始めた薔薇水晶「そんな意地悪するJUN嫌い・・・・」彼女はそんな簡単にばれる嘘をJUNに言った。照れ隠しなのだろうJ「けどもうお祭りも終わりが近づいてきたな。こんなに楽しんでくれるならもっと色々つれまわしたかったよ」彼女は?マークを顔に浮かばせ、ぽんとJUNの頭に手をのせた薔薇水晶「夏はもう終わっちゃう・・・けど秋も冬もある・・・・それに・・・・来年もまた夏がくるよ・・・?」薔薇水晶はそんな当たり前だが、笑ってしまうぐらい答えを出してくれた。J「そうだよな・・・来年も再来年もずっとあるんだよな。」彼女には敵いそうにない彼女は来年も再来年もずっと隣で居てくれるって意味でさっきの言葉を言ってくれた秋はもうそこまで来ているけどただ夏の余韻にもう少し浸っていても悪くはないだろ?だってまだ夏という季節はまだ残っている。確かに花火大会は今日で終わる、けどまだ僕達の夏は終わらないそう思いながら二人は花火を見つめた
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。