薔薇水晶×雪華綺晶
―――私たちは誓い合った。「私は貴女の右眼となり、貴女は私の左眼になる」「私は貴女の左眼となり、貴女は私の右眼になる」お互い足りないものを持って生まれて来たモノ同士が寄り添いあうことはとてもまともな事だと思って生きてきた。けれど、それは酷く歪んだことだと気づくのに、私たちは余りにも近くに居過ぎたらしい。―――結び目が絡まった靴紐のように。―――解けなくなった木々のように。―――繋がったまま生まれた双子のように。私たちは自然に出来た歪みという隙間を埋めるように生きている。私たち―――二人は、離れられない。いつも一緒だと信じている。そうそれは、死が二人を分かつつまで―――。「ねぇ……起きて」「ん―――何?」「……少し怖い夢……見た」「だから?」「…イヂワル」「わかったわかった。ほら、おいで」「……エヘヘ…暖かい」「そりゃそうですよ。さっきまで私が暖めていたんですから」「ねぇ…“アレ”久しぶりにやろ?」「アレ?ああ―――アレね。一体どんな怖い夢見たんですか?」「…もうソレはいいの…じゃあ…行くよ?」「……健やかなる時も……止める時も」「喜びの時も、悲しみの時も」「……富める時も」「貧しき時も」「……これを愛し……これを敬い」「これを助け、これを慰め」「「死が二人を分かつまで共に生きることを―――」」「「誓います」」―――胸の中があたたかくなった。「これで満足ですか?」「……うん」「それではもう寝ましょう。明日も早いのですから」「……うん……おやすみ」「はい、おやすみなさい」そして私たちは今日という現実に別れを告げ、未来という明日を受け入れる。その次の明日も明後日も―――そして何十年先も私たちはお互いの隣にいることだろう。それは決められた必然として受け入れる。これが覆されるとすれば、それは―――死が二人を分かつまで。~了
薔「きらきー・・何でずっとパソコンと格闘してるの・・・・?」雪「・・・・・ばらしー。可笑しいとは思いませんか?」薔「・・・?」雪「これはvipの女の子スレ・・というのですが・・・」薔「私達の・・・・ssがあるスレ・・・だっけ?」雪「そうですわ・・・そして此処がまとめサイトなのですが・・如何思いますか?」薔「・・・・?如何って言われても・・・」雪「貴女には分かりませんか?私達は双子なのですよ」薔「(コクン)」雪「でも私達のカップリングSSが少なすぎですわ・・・双子といえば百合ですわよ!(私のSSも少なすぎですし)」薔「・・・(コクン)」雪「と、いう訳です・・・ほら。脱ぎなさい」薔「・・・?」雪「分からないのですか?い い か ら 脱 い で く だ さ い ま せ」薔「ア・・・自分で出来る・・・・・・わーっ・・・・」糸冬
薔「ねぇお姉ちゃん・・・どうやったらそんなに胸が大きくなるの?」雪「んー・・そうですわね・・・とりあえず、いっぱい食べてれば大きくなりますわ!」薔「それは私じゃ無理かも・・・」雪「あ、簡単な方法がありましたわ」薔「・・・それは?」雪「揉んでもらえば良いのです!」薔「・・・・・・」雪「快感も生まれ更に胸が大きくなる・・・これこそ一石二鳥ですわ!!」薔「(試してみる価値はある・・・かな・・・)じゃあお姉ちゃん、揉んで・・」雪「え、えぇっ!?いきなりですか!しかも私・・・」薔「いいから揉んで・・・」雪「じ、じゃあお構いなく・・・」モミモミ・・・薔「あ・・・・う・・」雪「あ・・あの・・・女性にやってもらっても効果は無いと思いますよ?男性にやってもらった方が効率が」薔「いいの・・・もう揉まれてるんだし・・・・もっと・・・」雪「は、はい・・・・(なんか違う方向に向かってる様な気がしますわ・・・)」モミモミモミモミ・・・薔「ん・・ふ・・・(なんか変な声が出ちゃう・・・)」雪「ば、ばらしーちゃん・・・」薔「(そういえばお姉ちゃんの胸ってどれくらい柔らかいんだろう・・・)」
モミ・・・・・雪「ひゃ!?!?なななななんでばらしーちゃんまで私の胸をっ!?」薔「(わ・・・マシュマロみたい・・・)いや・・・ちょっと触ってみたくなっちゃって」モミモミ雪「ちょっと・・・そんなに激しく・・あん・・・」薔「お姉ちゃん・・ちょっといやらしい・・・」雪「そ、そんな事ないです!ばらしーちゃんだって・・・」モミモミモミモミモミモミ・・・薔「も、揉みすぎ・・・ダメ・・・ひゃ・・あ・・・ん・・・・」雪「ほら、ばらしーちゃんだってやらしいじゃないですか」薔「むー・・・仕返し・・・」モミモミモミモミモミモミモミモミ・・雪「きゃう・・・・うう・・こちらも反撃ですわ!」薔「負けない・・・!」と、エンドレスな行為を楽しむ仲の良い姉妹でした
「今夜は寒いね」愛妹、薔薇水晶が震えた声で私に話し掛けた。既に暦は十二月、空には透き通った空に星が爛々と輝いていて、その空の下、私達二人は家路を急いでいた。「本当に。もう冬なんですね」私はそう答えると、崩れかけたマフラーを巻きなおした。時計は八時を指しており、寒さは相当だ。「今夜は雪が降るってニュースでやっていたよ」薔薇水晶が空を見上げる。「あまり当てのならない天気予報ですわ」「……本当」薔薇水晶はそう微笑んだか、その表情はこの空とは反して曇り気味だ。私達は路地を静かに歩く。「雪は降ってもいい寒さなんだけど」と、彼女は凍えた手の平に息を吹きかけた。スーパーの袋を持つその手は赤く悴んでおり、この寒い日には痛々しささえ感じる。「あら、そういえば今日はいつもの手袋はしてこなかったのですか」「それがね、ウチでうにゅーが私の手袋を気に入ってみたいで、手袋に頭を突っ込んで寝てるの」うにゅーとは雛苺の好物ではなく、我が家の子猫だ。しかし子猫が手袋に頭を突っ込んで寝ているとはそれはまた滑稽な光景だと思う。「まったく困ったものですわ」と、私は片方の手袋を脱ぎ、薔薇水晶の凍えた手を握った。私の体温が彼女の手をゆっくりと温める。「……温かい」彼女はそう呟く。私は黙ったままその手をコートのポケットに入れる。まるでどこか浮ついた恋人同士みたいだ。「さぁ、早く帰って温かいものを食べましょう」「そうだね。今日は鍋がいいね」私達は歩く。片方の手はスーパーの袋を。そして片方には温かな手をしっかりと握って。「暖かいね」彼女が言う。「本当に。暖かい」私達は家へと歩く。手には温かさを。そしてこんな夜に暖かさを感じながら。『染み渡る夜気に』
netabare yuriyuri薔「・・・お姉様を・・・悪食、・・・」雪「あら」薔「・・・浮気者」雪「ひどいわ」薔「あ、」雪「わたし悪食なんかじゃないわよ」薔「眼帯、かえして」雪「あの苺も貴女も美味しいものですもの」薔「・・・たべないで」雪「ふふ、かわいらしいわ」薔「・・・」雪「拗ねないで・・・わたしの可愛い“おにんぎょう”さん」薔「・・・貴女なんて大嫌い・・・」雪「わたしは貴女が大好き」薔「うそつき・・・」雪「愛と憎しみはわたしにとって同じですの、薔薇水晶」薔「愛と憎しみ・・・わからない・・・」雪「わたしに水晶を突き立てる時、それが一番近い気持ちだろうと思いますわ」薔「・・・もしそうなら、やっぱり、悪食」雪「ふふ・・・そんなことないですわ」
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