J「スースー・・・」
蒼「寝てる?・・・可愛いなぁ・・・襲っちゃえ・・・」
J「ん?・・・アッー!」
蒼「ふふふ・・・ジュン君、縛ったからもう逃げれないよ?」
J「ふぎゃあ!は、放してくださ、いやー!」
蒼「ふふふ・・・逃がさない・・・絶対に・・・」
薔「(電波受信中・・・)んは!今誰かが襲われた!」
雪「ばらしーちゃん?晩御飯何にします?」
薔「シューマイ!」
雪「今日もですか?せめてもっと・・・」
薔(あれ?何か重大な事を、忘れてるような・・・)
雪「薔薇しーちゃん!?聞いてます?」
薔「はーい。」
かくして、薔薇水晶の脳から、この事件の記憶は掻き消えた。
蒼「ウフフフ・・・」
J「あー・・・うー・・・もっと・・・」
蒼「あはははははは・・・」
翠「アンちゃん何時ものやったげて!」
蒼「おう、聞きたいか僕の武勇伝!」
翠「その凄い武勇伝言ったげて!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュン君襲って既成事実作る。」
翠「凄い!わいせつ罪はもみ消しで!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュン君の料理に唾入れる。」
翠「凄い!ジュン君味の変化に気が付かない!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュン君に露出の高い衣服で、デートに誘う。」
翠「凄い!ジュン君ずっと屈みっ放し!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ライバルをライバル同士でくっ付ける。」
翠「凄い!ジュンの取り合い、銀ちゃんの取り合いに!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュン君と双子で襲い掛かる。」
翠「凄い!次の日から、ジュンがヘニャへニャに!」
蒼「意味は無いけれど、むしゃくしゃしたから。」
蒼「夜ジュンのベットに、服を乱して入ってった。」
翠「ペケポン!」
J「え?蒼星石?僕の大事な恋人ですよ?何されてもね・・・」
蒼「アンちゃん何時ものやったげて!」
翠「おう、聞きたいか私の武勇伝!」
蒼「その凄い武勇伝言ったげて!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
翠「ジュンに媚薬入りクッキー食べさす。」
蒼「凄い!最後は自分で襲い掛かる!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
翠「ジュンのベットに2人で入り込む。」
蒼「凄い!ジュン君次の日から両手に花!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
翠「ジュンと一緒に風呂は居る。」
蒼「凄い!ラストは双子で頂きます!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
翠「なみだ目でジュンを押し倒す。」
蒼「凄い!ジュンが途中で襲い掛かる!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
翠「ジュンの机にエロ本を置く。」
蒼「凄い!次の日から、ジュンは良いなりに!」
翠「意味は無いけれど、むしゃくしゃしたから。」
翠「ジュンの部屋でマスをかく。」
蒼「ペケポン!」
J「え?・・・双子?・・・大切ですよ?・・・うん・・・」
翠「アンちゃん何時ものやったげて!」
蒼「おう、聞きたいか僕の武勇伝!」
翠「その凄い武勇伝言ったげて!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュン君の自家発電中、後ろから突付く。」
翠「凄い!ジュン焦って、ベットに逃げ込む!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュン君に、唾入り弁当作る。」
翠「凄い!ジュン、味のおかしさに気が付かない!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュン君の写真に、自分の裸体画像を入れる。」
翠「凄い!翌朝からジュンが、しもべに!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュン君の机にロリ本置く。」
翠「凄い!ジュンがそれ見て、本を外に投げる!」
蒼翠「武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでんlet`s go!」
蒼「ジュンの部屋で、エロ本探す。」
翠「凄い!ジュンが慌てて、布団の下隠す!」
蒼「意味は無いけれど、むしゃくしゃしたから。」
蒼「ジュンの部屋で、半ヌードで寝る。」
翠「ペケポン!」
J「・・・堪忍してください、ロリコンじゃないんです・・・本当です・・・」
J「ふぅ~」
タバコを堪能し、独り言を言う程リラックスしている僕は桜田JUM。
現役バリバリの高校生だ。
時計を見る。7:30だ。
J「そろそろか…」
?「おはよう、JUM君。
屋根を伝って僕の部屋に入って来たの幼馴染の蒼星石
蒼「…またタバコだね。」
J「口が寂しくてつい、な。悪いな蒼星石」
蒼「二人っきりの時は蒼でしょ?それとタバコは体に悪いんだよ?」
蒼「僕はJUM君に死なれると困るんだから。」
上目遣いで蒼星石は僕の目を見る
J「禁煙するよう努力する。」
蒼「あっ、僕良い事思いついた!JUM君の口が寂しくなれば、こうすればいいんだ。」
チュッ
J「(゚Д゚)」
蒼「えへへ、どうかな?JUM君」
J「…最高」
蒼「フフフ…ありがとうね」
その後、僕は禁煙に成功した。しかし…
蒼「JUM君とのキスが辞められない」
チュッ
蒼「アーもう耐えられない」
チュッ
こんな毎日です。クラスの連中とほかの薔薇乙女から折檻される毎日です。
タバコは二十歳になってからだぞ。
J「趣味は何ですか?」
蒼「園芸と、仄々です。」
J「特技はレンピカとありますが、レンピカとは何ですか?」
蒼「レンピカとは、ジュンを襲う輩に見せ付けるものです。」
J「この学校に僕を襲う輩は、恐らく居ません。」
蒼「ジュンが僕を好きになれます。」
J「僕は貴女を如何こうし様とも、思ってないし。」
J「まぁいい、レンピカとやらをやってみて下さい。」
蒼「あれあれ?ヤッちゃ居ますよ?良いんですね?」
J「字が変ですが、この際やってみて下さい。」
蒼「ちょっと・・・その前に、トイレが何処か分からないので、案内してください。」
J「分かりました。」
その後、学校から男子学生の、嬌声が響き渡り。
学校が終わる頃には、虚ろな目をして首輪をつけた少年と。
生き生きとした目をした、少女が出てきたという。
その少年は、其れはそれで幸せだったのかもしれない。
そして、その部屋からは誰も居なくなった。
J「・・・蒼星石・・・」
蒼「ジュン君・・・」
____
蒼「はあ……また女の子から告白されちゃった………」
ジ「ボーイッシュだもんなぁ……」
薔薇「だが女の子らしい格好をした時のギャップは萌とは思わないかね?」
ジ「なるほど。」
薔薇「さすが薔薇水晶!俺達にできない事を平気で言ってのける!そこにシビれる憧れるゥ♪」
もしも今までの事が全て夢で、目が冷めたら誰も居ない
子供じみた発想だし馬鹿げてる話だけど
子供心には途轍もなく恐ろしかった
ちょっと背伸びしたかったあの頃
少しひねた考えがかっこいいと思ってたあの頃
周りより少し大人だった君は僕に言った
「なら、君が寝るときは寂しくないように僕が一緒に寝てあげる。
君が目を覚ます時、僕が何時も隣に居て、恐くないように僕が君を起こしてあげる。」
子供同士の馬鹿げた約束
あれから随分経ったけど、君はまだ約束を守ってくれてる
ただ、誤算が有ったとすれば
君は朝が弱いって事かな
「おい、朝だぞ。起きろ蒼星石。」
僕の隣で穏やかに寝息とたてる蒼星石を揺り起こす
「う~ん。」
寝起きの悪い蒼星石を起こすのは僕の仕事
「起きろー。」
少し強めに揺すって蒼星石はやっと目を覚ます
「あー、JUN君おはよう。」
まだ覚醒しきれない頭で挨拶する蒼星石
「はい、おはよう。じゃあ、次は着替えようね。」
「…うん、着替える。」
その場で服を脱ごうとする蒼星石
別段、何時もの事なので慌てずパジャマのボタンに掛かった手と取り、脱ごうとするのを止める
「はい、着替えるのは僕が部屋から出てから。制服は壁に掛かってるから。分かるな?」
毎晩、僕の部屋で寝て行くので蒼星石の制服や一部の服。他、生活用品は大抵僕の部屋に置いてたりする
「…うん、大丈夫だよ。」
ちっとも大丈夫そうでは無いが之も何時もの事。
もし二度寝してしまっても良いように起こす時は余裕を持って起こすようにしている
「じゃあ、先に下で待ってるからな。」
ドア越しに声をかけると寝惚て何て言ってるか分からない返事が返ってきた
まあ、之も何時もの事だ
「おはよう。JUN君。」
「おはよう。姉ちゃん。」
姉との毎朝変わらない挨拶
「蒼星石ちゃんは?」
「その内、降りてくるだろ。」
之も変わらない朝の会話
トトトト
階段を降りる音が聞こえる
「おはようございます。のりさん。」
何時もの挨拶
「おはよう。蒼星石ちゃん。」
返す姉の声も何時もと同じ
「おはよう。JUN君。」
僕に声をかける何時もと同じ声
「おはよう。蒼星石。ってさっきも同じ挨拶したけどな。」
振り返るとそこには何時もと同じ安心があった
J「趣味は何ですか?」
蒼「園芸と、仄々です。」
J「特技はレンピカとありますが、レンピカとは何ですか?」
蒼「レンピカとは、ジュンを襲う輩に見せ付けるものです。」
J「この学校に僕を襲う輩は、恐らく居ません。」
蒼「ジュンが僕を好きになれます。」
J「僕は貴女を如何こうし様とも、思ってないし。」
J「まぁいい、レンピカとやらをやってみて下さい。」
蒼「あれあれ?ヤッちゃ居ますよ?良いんですね?」
J「字が変ですが、この際やってみて下さい。」
蒼「ちょっと・・・その前に、トイレが何処か分からないので、案内してください。」
J「分かりました。」
その後、学校から男子学生の、嬌声が響き渡り。
学校が終わる頃には、虚ろな目をして首輪をつけた少年と。
生き生きとした目をした、少女が出てきたという。
その少年は、其れはそれで幸せだったのかもしれない。
そして、その部屋からは誰も居なくなった。
J「・・・蒼星石・・・」
蒼「ジュン君・・・」