雛苺短編5
J「ふう…バイト疲れたな…」雛「うゆー、ジュン大丈夫ー?」J「ん?ははは、いくら体を酷使する仕事とは言えまだ若いからね」雛「そうなのー、ジュンの場合ストレスで引きこもるほうが心ぱ…」J「……………」雛「…………あ」J「引きこもり…」雛「だ、大丈夫なのー!今でも引きこもりっぽいから本当に引きこもっても皆心配しないのー!」J「心配されない…」雛「ち、違うのー!ただ心配する必要が…」J「……………」銀「誰か助けてあげなさいよ」
『笑顔』「テメェイキがってんじゃねーぞォ!?」廊下から水銀党員の女子の声が聴こえる。水銀党――――――最初は水銀燈ファンクラブのようなものだったのだがいつからかガラの悪い奴等が集まってきて、今ではただの不良グループとなっている今僕の学年ではいじめが深刻な問題となっているきっと先ほどの声も誰かをいじめているところなのだろう触らぬ神に祟りなし―――次の対象が僕になることを恐れいつも僕は見て見ぬふりをしたしかし、何故か今日は誰がいじめられているのか気になった僕は教室のドアからそっと覗いてみる、今日のいじめの対象は、雛苺だった「お前いつもいつも幼いふりで男に媚売りやがって!!キモいんだよ!!!」雛「・・・・・・・・」「なんか喋れよ!!このクソチビ!!!」ひどい・・・雛苺一人を取り囲んで党員五人ほどが暴力をふるっている雛苺は無表情で声一つあげずそれらをすべて受けていただが僕にあいつらを止める力はない・・・僕は辛くなってきたので見るのを止めた突然べジータが窓から教室に入ってきた、どうやら遅刻したらしいそういえば確かべジータは雛苺のことが好きだと言っていたべジータなら止められると思い、僕はべジータに雛苺がいじめられていることを話した「ベジータ、雛苺がいじめられてるぜ?助けてやれば?」ベ「・・・・・・・・・・」「お前雛苺が好きなんだろ?だったらベ「いや、助けないから」ベ「別に俺そんなに雛苺のこと好きじゃないし」ベ「ていうかそんな言うならお前が助ければ?」・・・何・・・?何故だか僕はものすごく腹が立った気づいた時には僕はいじめの輪へと足を運んでいた「雛苺―――――」「あぁ!?ンだてめぇ!?」「――――帰ろう」そうして僕は雛苺の手を引いて輪から出て行く水銀党員の奴らはあっけにとられてぽかんとしている僕は教室に雛苺を連れ戻し急いで帰る準備をし、教室を後にしたそしてその帰り道――――――――雛「えへへ」「どうしたんだよ、つーか何で笑ってられんだよ」雛「だって・・・ヒナは大好きな人に助けてもらったんだもの」「・・・は?」雛「ねぇ、ヒナのこと、好き?」このタイミングで聞いてくるとは・・・ヒナってば策士かしら~好きじゃなきゃ助けるわけないだろ、そう言おうとした・・・だが待てよ?本当に僕は雛苺に好かれる資格はあるのか?僕は最初雛苺を見捨てようとした結果的に助けはしたが、見捨てようとしたことは事実だでも・・・雛苺が暴力を振るわれてるのを見るのは本当に辛かったベジータが雛苺を助けないと言い放った時はかつてないくらい腹が立った何よりもいつも笑顔の雛苺が笑っていなかったのは胸が裂けそうに悲しかった僕は心からこの大好きな雛苺の笑顔を護りたいと思っただから僕はこう答えた「大好きだよ、雛苺」Fin
蒼「そして・・・そこの原理が・・・こうなるんだよ」雛「蒼星石のお勉強は分かりやすいのー」蒼「あはは、ありがとう」雛「雛のお友達は皆勉強ができるのー、それに親切に教えてくれるから分かりやすいのー」蒼「皆って?」雛「ういー、蒼星石は理科でー、翠星石が家庭科でー、真紅が英語でー、ジュンが数学でー・・・(略)」蒼「みんなそれぞれの科目で成績上位だもんね」雛「あと金糸雀もー」蒼「金糸雀・・・?金糸雀ってなにか得意科目あったっけ?」雛「ういー、反面教師なのー」蒼「・・・そのこと・・・本人の前では言わないようにね」雛「うー?」
雛「うゆ・・・パパ・・・ママ・・・」ジ「雛苺はどうしたんだ?」金「両親が海外出張で寂しいのかしらー」ジ「そうか・・・」真「・・・雛苺、私をママだと思って良いわ」雛「え?」真「そしてジュンがパパよ?」ジ「は?・・・ん、雛苺の為だしな・・・まあ頼りないかもしれないけどパパだ」雛「う・・・うん!」翠「ならちびちびの為に私と蒼星石が姉妹になってやるですぅ」蒼「いっぱい甘えていいよ」雛「皆・・・ありがとうなの・・・」雛「じゃあ後、水銀燈がパパの不倫相手でベジータがママに言い寄る男!カナリアはペットの犬!!決定!!!」銀、べ、金「・・・・・」
雛苺がじっと見ている。下から上目遣いでじっと見ている。その目が、何かを訴えている。何か言いたそうな口元。でも言葉にできないことを語っている瞳。もどかしげに拳がにぎにぎされる。リボンがかすかに揺れる。そんな保守。あなたは雛苺になにをくれるだろう?
ねえカナヒナ達の出会いを覚えてる?ヒナは運命とかかなり信じちゃうタチだからこれはやっぱり運命だと思う笑ってもいいよ
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